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4,広島から宮島口へ:広島電鉄2号線:2023/9/8【2023/9九州】

投稿日:2023年10月8日

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倉敷を8時15分に出て、三原で新幹線に乗り換えて、広島には10時09分に到着した。ここからは宮島へ向かうことにする。広島から宮島へはJR山陽本線でも向かうことができるが、この区間は既に乗車しているので、今回は広島電鉄の路面電車で向かうことにした。

広島電鉄の路線は、大きく市内線(軌道線)と鉄道線に分かれている。市内線は本線をはじめ6つの路線が存在し、ほぼ全線が併用軌道とのことである。一方の鉄道線は、広電西広島と広電宮島口を結ぶ宮島線の1路線である。ただ、路面電車ではよくあることだが、実際の運行系統は路線ごとに分かれているわけではなく、1号線から9号線の主に8系統(4号線は存在しない)が、複数の路線にまたがって設定されている。

 

2023/9/8:広島電鉄:2号線(市内線・宮島線):広島駅→広電宮島口

広島電鉄の路面電車は広島駅南口から出発する。

 

南口側は現在工事中で、仮設の通路を通って路面電車の停留所まで進む。南口の工事が終わると、広島電鉄の停留所が駅ビル内になるらしい。

 

手前が5号線広島港行きの乗り場で、奥がその他の路線の乗り場となっている。

ドア位置にマークがないので、客はバラバラに立っている。車両によってドア位置が異なるから、共通の案内ができないのだろう。

 

先に1号線紙屋町経由広島港行きが出発していった。

 

今回乗車するのは2号線である。2号線は広島駅と宮島口を結ぶ系統で、併用軌道の本線と専用軌道の宮島線を直通運転する。

2号線の列車が反対側の降車ホームに到着した。

到着した列車は、一旦向こう側に引き上げた後、進行方向を変えて乗車ホームに到着する。

 

10時22分発の2号線広電宮島口行きに乗車した。広島駅を出ると、まず本線を西広島まで進む。本線は広島駅と広電西広島の5.4kmを結ぶ路線で、広島市の中心部を東西に走り、沿線には世界遺産の原爆ドームもある。

 

乗車したのは3700形3両編成である。

車内はロングシートである。(降車時に撮影)

ドア上の路線図は2号線のものだったので、2号線専属の車両なのかもしれない。

その脇には運賃表も貼られていた。市内線区間のみの乗車は220円、宮島線内は区間によって運賃が異なるが、広島市内線から広電宮島口まで乗り通しても270円である。

 

各ドアには両替機と交通系ICカードの端末がある。この車両では、現金で降車する場合には運転手か車掌がいるドアから降りる必要があるが、交通系ICカードを使用する場合は全てのドアで乗降が可能とのことであった。

 

広島駅を出発する時点で立ち客も多くいた。

意外にもワンマン運転ではなく、車掌が乗務していた。マイクで案内放送を行い、時折車内を巡回していた。

広島駅を出ると、猿猴橋町、的場町の順に停車する。猿猴橋町は「えんこうばしちょう」と読む。言われるとなるほどと思うが、難読であると思う。現在の広島駅停留場から的場町停留場までは、広島駅ビルに乗り入れる際には廃止になるらしい。

市内中心部では乗降が多い。原爆ドームで一定数の降車があり、車内は落ち着いた。

原爆ドームを出ると旧太田川を渡り、十日市町で左に、土橋で右に曲がる。土橋からの道は片側一車線、計二車線の細い道であった。小網町停留場は道と区切られたホームがなく、車道上に乗降場所がペイントされているのみである。その先の天満町停留場、観音町停留場のホームも車道と少し段差があるだけで柵では区切られていない。

 

広電西広島には10時58分に到着した。本線と宮島線の境界駅であり、ホームも複数あり、拠点駅という感じである。

 

11時に広電西広島を出発する。ここからは専用軌道の宮島線を進む。広電西広島から広電宮島口までは16.1kmで、全線に渡って山陽本線に沿って進む。

地御前から阿品東の間で瀬戸内海に近づいた。

 

広電阿品を出ると、路線図上では次は終点の広電宮島口である。ただ、この列車は、宮島ボートレース場に停車した。宮島競艇開催日のみ営業の臨時駅らしい。

 

終点の広電宮島口に到着する際に、宮島への乗り継ぎ案内があった。宮島口と宮島を結ぶフェリーを運行するのはJR西日本宮島フェリーと宮島松大汽船の2社であるが、車内では宮島松大汽船の案内のみを行っていた。宮島松大汽船は広島電鉄のグループ会社であり、広島電鉄の1日乗車乗船券を持っていると、宮島松大汽船にも乗船できる。

広電宮島口には11時35分に到着した。広島から宮島口までの運賃は270円である。山陽本線に乗車すれば420円であるから、それより150円安い。

 

今回乗車したのは3700形であった。1986年にアルナ工機で製造された3両編成の車両である。

「ぐりーんらいなー」の愛称がある。

列車は折返し広島駅行きとなった。

 

隣のホームには、先発の2号線広島駅行きが停車していた。あちらは、ドイツ・ジーメンス社製の100パーセント低床車両、5000形「GREEN MOVER(グリーンムーバ-)」である。

 

広電宮島口駅。

 

【2023/9九州】(目次

3,倉敷から広島へ:JR山陽本線・山陽新幹線:2023/9/8【2023/9九州】

4,広島から宮島口へ:広島電鉄2号線:2023/9/8【2023/9九州】【←本記事】

5,JR西日本宮島フェリー:宮島連絡船:2023/9/8【2023/9九州】

 

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