鉄道 日本の鉄道 民鉄(東) 記録 2021/3北海道

7,函館市電:2021/3/20【2021/3北海道】

投稿日:2021年4月7日

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函館の路面電車(函館市電)は、現在、函館市企業局交通部によって運行されており、4路線10.9kmで構成されている。4路線の内訳は、湯の川線、大森線、本線、宝来・谷地頭線であり、湯の川線は湯の川~松風町の6.1km、大森線は松風町~函館駅前の0.5km、本線は函館駅前~函館どつく前の2.9km、宝来・谷地頭線は十字街~谷地頭の1.4kmを結ぶ路線である。

もっとも、実際の運行は路線ごとによって分かれているのではなく、系統によって分かれている。路面電車には2系統と5系統の2つがあり、2系統は、湯の川から湯の川線、大森線、本線を通り、本線の十字街から宝来・谷地頭線へ分岐し、谷地頭へ至る系統である。5系統は、湯の川から湯の川線、大森線、本線を通り函館どつく前へ至る系統である。つまり、2系統も5系統も、湯の川から十字街までは同じ線路を走り、西側の末端区間だけが異なるにすぎない。

2系統と5系統というとどこか中途半端な感じであるが、過去には1系統から12系統まであったらしい。1978年、1992年、1993年に路線の一部が廃線となり、それに伴い、現在まで残っているのが2系統と5系統ということである。

 

函館市電は1日乗車券があり、1日600円で販売されている。ただ、今回は、「はこだて旅するパスポート&フリーパス」の1日間用を、函館駅のみどりの窓口で購入した。このフリー乗車券は、JR北海道の「函館~森」間の普通・快速列車、道南いさりび鉄道全線、函館市電全線、函館バスの函館市内全線と一部の郊外路線に乗車できるほか、津軽海峡フェリーの運賃も2割引になる。

 

2021/3/20:函館市電:2系統:函館駅前→湯の川

函館駅を出て、信号を渡ったところに函館駅前の停留所がある。

ちょうど谷地頭行きの列車が出発していった。

まずは湯の川方面へ向かう。2系統・5系統の共有区間である十字街~湯の川間は、昼間は7分間隔での運行である。

11時02分発の湯の川行きに乗車した。車両は1990年製の8000形電車であった。1960年代に登場した800形の車体を更新した車両で、現在10編成在籍しており、函館市電の主力車両である。乗車した8003号車には、道南うみ街信用金庫のラッピングがなされていた。

五稜郭公園前で、観光客らしき人が多く降車していく。五稜郭へはここから徒歩15分程度であるという。

駒場車庫前で乗務員が交代する。

湯の川温泉停留所を経て、11時35分に終点の湯の川に到着した。

湯の川停留所にて。行き止まりである。

 

2021/3/20:函館市電:2系統:湯の川→谷地頭

折り返し、11時38分発の谷地頭行きに乗車した。

市電のキャラクターだろうか。

行き先表示のLEDには、行き先と次駅名が交互に表示される。「次は湯の川温泉」と表示されていた。

先ほど来た道を戻る。路面電車の速度は遅く、併走する車やバスが電車を追い越していく。

函館駅前を経て、函館山ロープウェイや五島軒の最寄り駅である十字街に到着する。ここで、函館どつく前への5系統と分かれ、宝来・谷地頭線に入る。ここからは14分間隔の区間である。

坂を駆け下り、終点の谷地頭には12時23分に到着した。

車内。

谷地頭停留所は谷地頭温泉、立待岬などの最寄り停留所である。

待合室があった。

 

2021/3/20:函館市電:2系統:谷地頭→十字街

折り返し12時26分発の湯の川行きに乗車して、十字街まで戻った。

十字街には12時34分に到着した。

 

2021/3/20:函館市電:5系統:十字街→函館どつく前

反対側のホームへ移動する。

乗り残しているのは本線の十字街~函館どつく前の区間である。12時37分発の函館どつく前行きに乗車した。

2編成のみの在籍である2000形電車であった。乗車した2002号車は1994年製である。コカコーラのラッピングがなされていた。

12時44分に函館どつく前に到着した。最寄りに、「函館どつく株式会社」という造船メーカーがある。表記は「どつく」だが、読み方は「どっく」で良いらしい。

函館どつく前停留所付近。駅前には公園がある。

 

2021/3/20:函館市電:5系統:函館どつく前→函館駅前

折り返しの12時48分発湯の川行きに乗車した。

十字街付近で、後ろから外を眺める。左へ分岐するのが宝来・谷地頭線である。また、正面に見える黄色のキノコ形の物体は市電操車塔である。場所は若干移動しているようだが、昭和14年から平成7年間の間、ここでポイントの切り替えが行われていたのだという。

函館駅前には13時01分に到着した。

 

【2021/3北海道】(目次

6.札幌から函館へ:特急北斗4号:2021/3/20【2021/3北海道】

7,函館市電:2021/3/20【2021/3北海道】【←本記事】

8,道南いさりび鉄道:キハ40形:2021/3/20【2021/3北海道】

 

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