大阪から釜山までは韓国パンスター社のフェリー「パンスターミラクル」に乗船する。大阪発は月曜、水曜、金曜の運航で、大阪を17時に出て、釜山には翌日10時に到着する。
今回、フェリーの乗船券は公式ウェブサイトから予約した。ウェブサイトで予約する場合は、価格が安い順に、インサイド、オーシャンビュー、バルコニースイート、ロイヤルスイート、プレジデンシャルスイートの5つの種類の部屋が予約可能である。インサイドは内部屋の4人部屋で片道20,000円、オーシャンビューは窓付きの4人部屋で25,000円、これらは男女別相部屋となっている。バルコニースイート以降のスイートの客室はいずれもバルコニー付きの個室で、今回はバルコニースイートを予約した。
バルコニースイートは片道50,000円で、これに燃料サーチャージ等の諸経費が加算され、さらに1名利用時の場合は貸切料金20,000円が必要である。今回は、4月末に実施されていた「パンスターミラクル号」就航1周年の20%割引キャンペーンを使い、燃料サーチャージ等の諸経費も込みで1名利用65,300円であった。これで喜んだのだが、その後、5月末には「バルコニースイートひとり旅キャンペーン」として同客室が1人55,000円で販売され、6月末には「7月乗船日限定 50%OFFキャンペーン」の割引運賃も販売されるなど、割引企画が頻繁に実施されている印象である。
2026/7/1:Osaka Metro御堂筋線:普通:新大阪→本町
2026/7/1:Osaka Metro中央線:普通:本町→コスモスクエア
パンスターミラクル号は、大阪では大阪南港(大阪国際フェリーターミナル)から出発する。大阪国際フェリーターミナルへは、Osaka Metro中央線のコスモスクエア駅から連絡バスで向かうことになる。フェリーの出航時刻は17時で、コスモスクエア駅からは、14時10分から20分間隔で4本の連絡バスが出ている。
14時過ぎに新大阪駅を出て、Osaka Metro御堂筋線に乗り本町まで行き、そこで中央線に乗り換えてコスモスクエアまで向かう。コスモスクエアには14時30分過ぎに到着した。

コスモスクエア駅で降りたのは初めてである。
コスモスクエア駅がある南港地区は埋立により造成された地域で、大阪市により1988年に決定された「テクノポート大阪」計画に基づき、先端技術開発機能、国際交易機能及び情報通信機能を備えたオフィス街や商業施設が並ぶ地域として整備される構想となっていた。「コスモスクエア」という地域名は一般公募によって決定されたという。
しかし、「テクノポート大阪」計画はバブル崩壊により頓挫した。その後、計画地の一部で宅地化が進み、現在、コスモスクエア駅を出ると大規模マンションが並ぶ住宅街が目に入る。また、駅の近くには森ノ宮医療大学のキャンパスがあるという。

住宅街の反対側は大阪港である。

2026/7/1:シャトルバス:コスモスクエア駅→大阪国際フェリーターミナル
2番出口を出たところにバス乗り場がある。

パンスターフェリーの大阪国際フェリーターミナル行きの連絡バスは、2番乗り場から出発する。


次の大阪国際フェリーターミナル行きのバスは14時50分である。

14時50分発のバスは、出発時刻直前に到着した。シャトルバスは14時10分から20分間隔で運行しているので、本日3本目の便である。乗客7名でコスモスクエア駅を出発した。

5分ほどで国際フェリーターミナルに到着した。


フェリーターミナルのあたりには、コンビニを含め商業施設は何もない。

2026/7/1-2:パンスターミラクル号:大阪→釜山
フェリーターミナルに入ると、自動チェックイン機が2台あり、これでチェックインをする。パスポートを読み込ませると、乗船券が発券された。

係員から、ネックストラップが渡される。スイートの客にはオレンジ色、インサイドとオーシャンビューの客には水色のものが配られる。船内ではこれをつけておくようにとのことである。

前述の通り、今回は、「パンスターミラクル号」就航1周年の20%割引キャンペーンで予約をしていたが、大阪港で記念品をもらうことができるという。窓口で聞いてみると、すぐに出してくれた。記念品は飴玉で、「PANSTAR MIRACLE 就航1周年」と書かれた袋に5個入っていた。

係員から、3階にラウンジがある旨案内されたので、行ってみる。

ラウンジにはスイート客向けの区画があった。


無料のドリンクやスナックが用意されているわけではないが、自動販売機があった。

3階からはテラスに出ることができ、今から乗船するパンスターミラクル号を眺めることができる。2025年4月に就航した最新の船で、全長171m、全幅25m、旅客定員355名とのことである。

乗船開始は15時40分とのことで、その時間に1階に降りる。全員で30名程度だろうか、韓国人が多い感じであるが、欧米系の顔立ちの客もチラホラといる。

しばらく待っていると、バルコニースイートの客が呼ばれる。係員が、オレンジ色のネックストラップの人に声をかけて誘導してくれて、優先的に出国審査を受けることができる。出国スタンプの表記は「OSAKA」であった。出国審査を終えると、バスに誘導される。
結局、バルコニースイートの客は7名で、1人客は私だけであった。バルコニースイートの客だけでバスは出発し、1分程度で船に到着した。

船に乗りこみ、エスカレーターで5階まで上がる。そこがメインエントランスとなっており、バイオリンの演奏で迎えられる。ウェルカムドリンクとしてジュースとシャンパンが用意されており、ジュースをいただく。

まずは自室へ向かう。メインエントランス脇の階段で6階に上がり、ホテルの廊下と同じような通路を歩いていく。601号室は、通路を一番先まで進み、操舵室の手前にあった。

左側がインサイド、右側がバルコニースイートである。

バルコニースイートの部屋は、ホテルのツインルームと同じような感じである。

乗船時はカーテンが閉められていたが、カーテンを開けると、向こうにはバルコニーがある。

ツインルームなのでベッドは2台で、枕はそれぞれに2つずつ用意されている。


ベッドの上には、「MIRACLE NEWS」というペーパーや手紙が置かれている。

「MIRACLE NEWS」には、両面で、船内の各施設の案内、船内イベント、橋の通過時刻などが記載されていた。

乗船の挨拶が書かれた手紙がある。


ベッド脇にはコンセントが設置され、ボード上にはメモ用紙、テレビのリモコンが置かれている。

大型のテレビがある。

テレビをつけると、救命胴衣のつけ方の案内が行われていた。

デスク。


机上にはアメニティグッズが置かれている。なお、韓国のホテルでは、歯ブラシと髭剃りの無料提供が原則禁止されているとのことで、それに則ってか、この船でも提供はされていない。後述する売店で有料で販売されている。


ドライヤー。


シャンパンとクッキーが置かれている。これはサービスである。

illyのエスプレッソマシンがある。

引き出しにマグカップとエスプレッソのカプセルが入っている。

冷蔵庫にはペットボトルの水が2本入っている。



入口すぐ脇にクローゼットがある。バスローブがかけられており、その上には救命胴衣がある。

下にはセイフティボックス、スリッパ、予備の布団が置かれている。

スリッパはロゴ入りで、ふかふかの履き心地で気に入った。

バスルームは、シャワー、洗面台、トイレがコンパクトにまとまっている。

洗面台は小さく、デザインは良いが若干使いにくい。

トイレ。

シャワー。

石鹸やシャワージェル、シャンプー、コンディショナー、ボディーローションには「MOLTON BROWN」と書かれている。検索して知ったが、「MOLTON BROWN」(モルトンブラウン)はイギリスのブランドであった。


バルコニーにはチェアが2つ用意されており、ここで座って海を眺めることができる。

部屋のすぐ前が操舵室であり、操舵室の中も少し見える(出航後に撮影)。ロイヤルスイート以上の船室に乗船すると、操舵室を見学させてくれるという。

出航まで時間があるので、船内を歩いてみる。(以下、写真の一部は出航後に撮影)
メインエントランスでは、大型のスクリーンに映像が映し出されている。


ピアノがあり、その周りにはソファーが並べられている。その脇には免税店がある。免税店は無人で、クレジットカードが使用可能なセルフレジが設置されている。コンパクトなスペースに、アルコールや化粧品のほか、アイスクリームやスナックなどの食料品、ロゴ入りのマグカップやタオルなどのパンスターミラクル号オリジナルグッズも販売されていた。

カジノ&ゲームバーがある。船内の案内によると、19時からカジノ体験コーナーというイベントが実施されたようだが、結局行かなかった。


この日は開店していなかったように見えたが、居酒屋のようなところがあった。

セラピールーム、サウナ、GXルームと呼ばれるスタジオがある。


6階に戻る。

共用スペースのテーブルの一部には、ジェンガや将棋のようなゲームが置かれていた。


時折、お掃除ロボットとすれ違う。

船内の廊下にはウォーターサーバーが何箇所かに設置されている。

7階の前方にはVIP LOUNGEがある。客室にあった案内によると、乗船から0時まで利用可能とのことである。中を覗いてみたが、ドリンクや軽食が有料で提供されるらしい。


7階の反対側にはレストランがある。

デッキに上がってみる。

海側の一部にはグループ客向けのベンチがある。


記念撮影用だろうか。

そこから1つ下の階に降りると、ジャクジーとプールがある。この日は17時から23時まで使用可能とのことであった。



テーブルがあるスペースもある。

多客期にはこの売店も営業するのだろうか。

【2026/7韓国】(目次)
2,東京から大阪へ:JR東海道新幹線:こだま811号:N700A系:グリーン車:2026/7/1【2026/7韓国】
3,大阪から釜山へ:パンスターミラクル:(1)バルコニースイート:2026/7/1【2026/7韓国】【←本記事】
【フェリー乗船記録】
(中・長距離)
8,福江から博多へ:野母商船 フェリー「太古」:ツイン:2025/12/22【2025/12長崎】
10,苫小牧から名古屋へ:太平洋フェリー「いしかり」:(1)特等室:2024/12/22【2024/12北海道】
15,北九州(門司)から東京へ:オーシャン東九フェリー「フェリーしまんと」:(1)2人個室:北九州→:2023/7/15【2023/7九州】
5,鹿児島から那覇へ:マリックスライン「クイーンコーラルクロス」:(1)1等室:2023/3/9【2023/3沖縄】
8,苫小牧から八戸へ:シルバーフェリー「フェリーはちのへ」:2007/3/14【2007/3北海道】
23,苫小牧から八戸へ:シルバーフェリー「べが」:2006/8/2【2006/7北海道】
(短距離)
13,八幡浜から臼杵を経て大分へ:宇和島運輸フェリー「おおいた」・JR日豊本線:2025/12/31【2025/12西日本】
9,直島から高松へ:四国汽船「なおしま」:2025/12/30【2025/12西日本】
3,豊橋から鳥羽へ(2):伊勢湾フェリー「鳥羽丸」:特別室:2025/2/26【2025/2関西】
9,和歌山から徳島へ:南海フェリー「フェリーあい」:2023/12/29【2023/12四国】
5,JR西日本宮島フェリー:宮島連絡船:2023/9/8【2023/9九州】
16,島原から熊本へ:熊本フェリー「オーシャンアロー」:2022/12/25【2022/12九州】
17,桜島フェリー「第十六櫻島丸」「第二桜島丸」:2022/9/11【2022/9九州】
12,志布志駅から鹿児島中央駅へ:鹿児島交通:鴨池・垂水フェリー:2022/9/10【2022/9九州】
4,金谷から久里浜へ:東京湾フェリー「かなや丸」:2020/10/3【2020/10千葉・神奈川】
10,メラクからバカウニへ:スンダ海峡フェリー:2017/3/10【2017/3インドネシア】
16,スラバヤからデンパサールへ(2):バリ海峡フェリー・バス:2013/3/23【2013/3インドネシア】
35,ハンブルクからコペンハーゲンへ:ICE33(渡り鳥コース):2012/3/1【2012/2ドイツ】
24,ワシントン州フェリー(Washington State Ferries):2011/8/17【2011/8アメリカ合衆国】
25,宇野から高松へ:四国フェリー「第一しょうどしま丸」:2009/9/9【2009/9西日本】