インドネシアの船 記録 2017/3インドネシア

10,メラクからバカウニへ:スンダ海峡フェリー:2017/3/10【2017/3インドネシア】

投稿日:2019年9月6日

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ジャカルタのアンケ(Ange)を7時09分に出発したメラク行き客車列車は、11時26分に終点メラク(Merak)に到着した。ここからスンダ海峡を渡り、スマトラ島へ向かう。

メラク駅は、列車の進行方向右側に駅舎が、左側にスマトラ島バカウニ(Bakauheni)へのフェリーに直接通じる跨線橋がある。左側の跨線橋の階段を上がったところにフェリーの切符売り場がある。

窓口は1つしかなく、少し待つ。窓口に料金の掲示がある。料金はRp13,000。IDやパスポートの類いも提示するようにと書かれてある。係員は、パスポートの顔写真の部分をスキャンする。カード型の乗船券が渡される。

大きなフェリーが到着しようとしていた。

 

2017/3/10:Mutiara Persada II: Merak →Bakauheni

乗船券を購入し、係員の誘導に従って、2番乗船口で改札中のフェリーに乗船する。背面には"MUTIARA PERSADA II"と船名が書かれている。あまり大きくはない。

船内に入ると、なんとなく日本船の感じがする。

見渡すと、日本語の掲示がある。元青函フェリーの「はやぶさ(3代)」であった。後で調べたところ、2014年まで函館と青森の間で運航しており、その後こちらに来たらしい。その当時の旅客数は71名とのことであるが、このフェリーは明らかにそれ以上の客が乗っている。青函フェリー当時は客に開放していなかったであろう上部甲板部分にもベンチが多数設置され、ほとんどの席が埋まっている。青函フェリー当時はトラック輸送が主であったのであろうし、気象状況からしても外に座席を造ることができるような航路ではないわけだから、自ずと旅客数が制限されていたのかもしれない。

掲示。

日本時代に船室として使われていたところには、Rp12,000と書かれた紙が貼られている。追加料金を払いたくなければ外のデッキのベンチに座ればよいのだが、3時間程度かかるので、冷房の効いた船室に入る。そこそこ人はいるが、自分のスペースを確保することができる。各々、弁当を広げたり、横になって昼寝したりしている。(船室はバカウニ到着後に撮影)

ドクターフィッシュのコーナーがある。

 

フェリーは11時50分に出港した。出港後、乗務員が船室の特別料金を回収しに来る。

また、別の乗務員が、カップ麺や水を売りに来る。カップ麺を購入する。Rp20,000。昼時であるからか、飛ぶように売れている。

隣に座った客が話しかけてくる。どうやら大阪、京都、東京に行ったことがあるようで、京都の清水寺はすごかったとか、寿司は美味しかったけどたった数貫で1000円もしただとか、日本の感想をうれしそうに話してくれる。そのおじさん、若い2人組の男性を巻き込んで、インドネシア語の指さし会話帳も使いながらいろいろと話す。

多くのフェリーが行き交っているのが見える。中には相当に錆び付いたフェリーもある。

2時間ほどインドネシア語を聞き英語を話し、旅の指さし会話帳などを見せて、お互いに少し疲れてきたところで、おじさんはたばこを吸いに出て行く。私も、少し船内を見学する。デッキに出ると、女性ボーカルの歌声が聞こえる。急な階段を上って上部デッキに行ってみると、ミニコンサートが開かれていた。船会社が雇っているのだろうか。

甲板。

スマトラ島バカウニの近くにて。

メラク出港からちょうど2時間半が経過した14時20分、フェリーはバカウニ港に到着した。乗船橋を渡り、建物に入る。

 

建物内は、大きさのわりには店がほとんどなくてがらんとした感じであったが、コンビニや清潔なトイレはあった。

バカウニで見たフェリー。

 

【2017/3インドネシア】(目次

9,ジャカルタからメラクへ:パタスメラク(Patas Merak):2017/3/10【2017/3インドネシア】

10,メラクからバカウニへ:スンダ海峡フェリー:2017/3/10【2017/3インドネシア】【←本記事】

11,バカウニからバンダルランプンへ:2017/3/10【2017/3インドネシア】

 

【インドネシアでのその他のフェリー乗船記録】

23,スラバヤからデンパサールへ(2):バリ海峡フェリー・バス:2013/3/23【2013/3インドネシア】

 

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