【→前から続く】
パンスターミラクル号は、時刻表上、大阪を17時に出航する。まだ出航まで時間があると思い、船内を見て回っていたら、16時20分、特に船内アナウンスもなく、ブルブルブルと振動がする。
もしやと思い、最上部のデッキに出てみると、既に大阪国際フェリーターミナルから離れていた。客も少なく、荷物の積み込みも早々に終わったということで、早発となったのだろう。







17時20分、船内アナウンスで、明石海峡大橋を潜る旨の案内がなされる。神戸市と淡路島を結ぶ橋である。せっかくのバルコニースイートであるから、バルコニーに出て、橋の通過を待つ。この日は時折雨がぱらついており、濃い霧がかかっていたが、そのせいか幻想的にも見える。




明石市付近だろうか。瀬戸内海を進んでいく。

雨が強くなり、バルコニーは水浸しになった。

18時、夕食の案内が流れたので、7階のレストランへ向かう。
バルコニースイートの客は窓側の席に案内される。ワインが飲み放題らしいが、アルコールを受け付けない体質なのが残念である。

基本はビュッフェで、こちらはインサイド、オーシャンビューの客と同じである。サムギョプサルをはじめとした肉料理、魚料理、おでんなどの韓国料理から、ピザやチーズなど洋食、そのほか麺類もあり、種類が豊富である。キムチやサンチュもある。


盛り付けセンスがなさすぎたため、食べたものの写真は割愛するが、美味しくいただいた。
バルコニースイートの客には専用のメニューもある。魚料理か肉料理かで1品選べるというので、魚料理の方を選んだ。こちらも、甘辛い味でよかった。係員も親切で、片言の日本語や英語で、辛くないですか、お口に合いますか、などと気にかけてくれる。

船室に戻ってのんびりと過ごす。
船内のテレビではマップを表示させることができ、航行中の場所が分かる。

相変わらず濃い霧の中を進む。





国際両備フェリーのフェリーとすれ違った。小豆島と高松を結ぶ航路だろう。

後部デッキのジャグジーとプールは営業していた。この日は雨が降っていたからか、少なくともこの時間帯は使っている人がいなかった。私も見るだけにとどめる。

20時前には完全に暗くなった。

20時過ぎに、船内アナウンスで、船内ショーの案内が流れ、再びレストランに向かう。
ショーは20時15分に始まり、まず最初に手品ショー、次にサックスとボーカルのユニット、その次にバンドの演奏、最後は客室乗務員もステージに上がり、歌って踊ってという感じであった。客はそこまで多くないが、客の方も盛り上がっていた。聞いたことのある音楽は「APT.」くらいであったが、楽しく過ごした。1時間程度で終わる。
船内ショーの間に瀬戸大橋を潜り、その後、22時半過ぎに、来島海峡大橋に接近する。既に夜遅い時間だから、船内アナウンスはない。


2026年7月2日木曜日。
朝7時に起きる。パンスターミラクル号は、寝ている間に関門海峡を抜けて、玄界灘に入った。瀬戸内海を進んでいる間は全く揺れを感じなかったが、玄界灘ではしっかりと揺れている。
晴れているというわけではないが、前日よりも視界も良い。

ただ、バルコニーは水浸しであった。波がここまで来たのか、それとも朝方まで雨だったのかは分からない。

朝食は7時から8時半までである。前日の夕食と同様に、バルコニースイートの客は窓側の専用席に案内される。基本はビュッフェだが、バルコニースイート客には卵料理かベトナムフォーのいずれかを作ってくれるというので、ヌードルを注文した。ビュッフェの方は、日本食、韓国食、洋食すべてに対応しており、キムチや納豆も用意されていた。

朝は7階のVIP LOUNGEは営業していないが、開放されており、ここから前方を見ることができる。

朝は特にイベントがないので、部屋でのんびりと過ごす。

9時50分頃、うっすらと釜山の街が見え始めた。



10時07分、釜山港に入る。

韓国では、このようなタワーマンションの集合体をよく見かけた。


釜山港内を進む。



デッキに出る。

陸地も近くなる。


10時15分過ぎ、釜山港大橋に接近する。




海面から橋の天板までは60mだという。余裕がある。

橋を潜る。

見渡す限りの高層ビルである。



釜山港国際旅客ターミナルには10時25分に入港した。


メインエントランスに向かう。下船もスイートの客は優先であり、最初に降りることができた。釜山港旅客ターミナルにはボーディングブリッジがあり、これでターミナル内に入る。

下船は10時50分であった。メインとなる建物はかなり先であり、部分的に動く歩道はあるが、かなりの距離を歩く。

大阪から18時間ほど乗船してきたパンスターミラクル号。また乗りたいと思う。


他に到着便はなく、入国審査場には一番乗りであった。韓国入国にあたっては、事前に電子入国申告書を提出していたので、入国カードを書く必要はない。
11時過ぎにはターミナルの到着口に着いた。モニターにはパンスターミラクル号は記載されていないが、福岡や対馬の比田勝、厳原からの便が表示されていた。

ターミナル内には両替所、ATMがあり、ここのATMで韓国ウォンをキャッシングをした。

釜山港国際旅客フェリーターミナルから釜山駅まではペデストリアンデッキが繋がっており、下の道路に降りることなく、徒歩10分程度で向かうことができる。

【2026/7韓国】(目次)
3,大阪から釜山へ:パンスターミラクル:(1)バルコニースイート:2026/7/1【2026/7韓国】
4,大阪から釜山へ:パンスターミラクル:(2)大阪→釜山:2026/7/1【2026/7韓国】【←本記事】
<つづく>
【フェリー乗船記録】
(中・長距離)
8,福江から博多へ:野母商船 フェリー「太古」:ツイン:2025/12/22【2025/12長崎】
10,苫小牧から名古屋へ:太平洋フェリー「いしかり」:(1)特等室:2024/12/22【2024/12北海道】
15,北九州(門司)から東京へ:オーシャン東九フェリー「フェリーしまんと」:(1)2人個室:北九州→:2023/7/15【2023/7九州】
5,鹿児島から那覇へ:マリックスライン「クイーンコーラルクロス」:(1)1等室:2023/3/9【2023/3沖縄】
8,苫小牧から八戸へ:シルバーフェリー「フェリーはちのへ」:2007/3/14【2007/3北海道】
23,苫小牧から八戸へ:シルバーフェリー「べが」:2006/8/2【2006/7北海道】
(短距離)
13,八幡浜から臼杵を経て大分へ:宇和島運輸フェリー「おおいた」・JR日豊本線:2025/12/31【2025/12西日本】
9,直島から高松へ:四国汽船「なおしま」:2025/12/30【2025/12西日本】
3,豊橋から鳥羽へ(2):伊勢湾フェリー「鳥羽丸」:特別室:2025/2/26【2025/2関西】
9,和歌山から徳島へ:南海フェリー「フェリーあい」:2023/12/29【2023/12四国】
5,JR西日本宮島フェリー:宮島連絡船:2023/9/8【2023/9九州】
16,島原から熊本へ:熊本フェリー「オーシャンアロー」:2022/12/25【2022/12九州】
17,桜島フェリー「第十六櫻島丸」「第二桜島丸」:2022/9/11【2022/9九州】
12,志布志駅から鹿児島中央駅へ:鹿児島交通:鴨池・垂水フェリー:2022/9/10【2022/9九州】
4,金谷から久里浜へ:東京湾フェリー「かなや丸」:2020/10/3【2020/10千葉・神奈川】
10,メラクからバカウニへ:スンダ海峡フェリー:2017/3/10【2017/3インドネシア】
16,スラバヤからデンパサールへ(2):バリ海峡フェリー・バス:2013/3/23【2013/3インドネシア】
35,ハンブルクからコペンハーゲンへ:ICE33(渡り鳥コース):2012/3/1【2012/2ドイツ】
24,ワシントン州フェリー(Washington State Ferries):2011/8/17【2011/8アメリカ合衆国】
25,宇野から高松へ:四国フェリー「第一しょうどしま丸」:2009/9/9【2009/9西日本】