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15,バンドンからジャカルタへ:アルゴ・パラヒャンガン(Argo Parahyangan):プライオリティ(Priority):2018/8/16【2018/8インドネシア】

投稿日:2019年9月18日

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2018年8月16日。この日は、バンドンからジャカルタへ列車で移動する。

近時、バンドンとジャカルタを結ぶアルゴ・パラヒャンガン(Argo Parahyangan)には、1等にあたるEksektifのさらに上位クラスとして、プライオリティ(Priority)という車両が登場した。値段はRp272,000(購入当時のレートで2132円)で、Eksektifの2倍である。まだ乗ったことがないので、これに乗ってみようと思う。もっとも、この車両を連結する列車は多くなく、旅行当時、バンドン発では5時00分、6時30分、16時10分発の3本しかなかった。この日は、6時30分発の列車を予約していた。

朝食をとらず、6時10分にホテルを出て、バンドン駅へ向かう。6時15分に駅に着く。

自動チェックイン機でチェックインを済ませ、改札を通る。

乗車券。

6時30分発の列車は、改札から一番遠いホームに停車していた。駅構内に停車中の2本の列車の車内を通りぬけ、ホームへ向かう。

 

2018/8/16:Argo Parahyangan:21P:Bandung → Gambir

6時30分発のジャカルタ・ガンビル行きは、EkonomiとEksektif、最後尾にPriorityが連結されている。Eksektifの車両は、最近徐々に消滅しつつある大窓車であった。

Eksektifの車両は、アジア大会のラッピングが入っていた。

Eksektifの車内。

 

Priorityの車内に入ると、他の車両とはまったく異なる内装が目に付く。壁の色は木の色で、落ち着いた雰囲気を出している。頭上の荷物棚には蓋がついているが、すでに蓋が開いた状態で固定できないものもあり、荷物を入れるのにやや苦労する。

自席に座ろうとすると、隣席の客に声をかけられる。こちらがインドネシア語が分からないことを解すると、英語になる。座席を替わってくれないかという申し出だったので、快諾する。窓側から通路側になったが、かつて乗ったことのある区間であり、むしろ本日は車内を動き回るかもしれないので、こちらの方が好都合である。

座席配置は2+2である。座り心地も、Eksektifとそこまで大きな違いがあるようには思えなかった。ただ、木目調の内装や色合い、照明の色など、車内の雰囲気はEksektifとは全く異なり、高級な空間にいるという気になる。

また、各座席にはテレビが付いていて、最近の映画や音楽を楽しめるようになっている。この点が、Eksektifの座席と大きく異なるところである。もっとも、イヤホンは用意されておらず、自身で準備する必要があるのかもしれない。

座席前のポケットには車内誌が入っている。

 

6時30分、定刻にバンドンを出発する。出発してすぐに、プライオリティ(Priority)専属の乗務員が前に立ち、マイクを使って放送を入れる。インドネシア語だけなので何を言っているか分からないが、「ご乗車いただきありがとうございます」といった挨拶をしているのだろう。

その後、黒を基調とした品の良いデザインのボックスとミネラルウォーターが配布される。ボックスの中には惣菜パンと菓子パン、ピーナッツの袋、ミントキャンディが入っている。当地の近距離国内線の機内食と似た感じである。パンは"BreadLife"というジャカルタでしばしば見かけるパン屋のもので、袋には「パン」とカタカナでプリントされている。朝食としてはちょうど良い。味は大したことないが、このようなサービスはやはり嬉しいものである。

一通り食べ終わった頃に、またもう1つボックスが配られる。中には、揚げ物や、インドネシアで時々見るもちっとしたお菓子、ロールケーキ、ロントンが入っている。1箱目で結構お腹に溜まっているが、こちらも食べる。周りを見ていると、私のようにむさぼっている人は少なく、持ち帰ろうとしている人も多い。

3時間の区間であることに鑑みると、温かいナシゴレン定食をサービスしてくれた方が個人的には嬉しいのだが、設備的に難しいのだろうか。もっとも、ナシゴレンを食べたいならば、車内販売の人が廻ってきたときに言えば有料で準備してくれるようである。

車内にはセルフサービスのドリンクコーナーがあり、コーヒー、紅茶、ジャスミン茶を飲むことができるようになっている。車内はかなり寒いので、このコーナーはありがたい。

 

また、トイレはかなり広いスペースが取られている。一方で、水の流れはよろしくない。さらに、入り口には、停車時は使わないようにとの注意書きがある。垂れ流し式には見えなかったのだが、そうなのだろうか。

 

バンドンから1時間半ほどは、かなり高いところをゆっくりと走り、景色を楽しめる。

どこかの駅の構内には、廃車になった車両が積み上げられていた。

北本線に入ってからはやや眠くなってきたので、寝て過ごす。ブカシ、ジャティネガラと停車して、終点のジャカルタ・ガンビル駅には9時45分、定刻に到着した。

 

【2018/8インドネシア】(目次

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15,バンドンからジャカルタへ:アルゴ・パラヒャンガン(Argo Parahyangan):プライオリティ(Priority):2018/8/16【2018/8インドネシア】【←本記事】

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