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4,仙台から定義へ:仙台市営バス「844系統」:2020/10/9【2020/10東北】

投稿日:2020年10月18日

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2020年10月9日金曜日。

この日は、夕方まで仙台に滞在し、その後に会津若松へ向かうことにしていた。

仙台では、定義に行くことだけは決めていた。私は、この「定義」という場所を、11年前に仙台に来たときに、バスの行き先で知った。変わった地名だなと思った。その頃から、いつか行こうと思っていたのだが、行かないまま時が経ち、仙台を離れてしまった。

「定義」という地名だが、「じょうぎ」と呼ぶ人もいれば、「じょうげ」と呼ぶ人もいる。観光案内などでは「じょうぎ」と書かれているので、こちらが正式な呼び方なのだろうが、仙台に住む人と話していると「じょうげ」となることも多い。ちなみに、定義の住所は「宮城県仙台市青葉区大倉字上下」であり、こちらは明らかに「じょうげ」である。

定義には西方寺という浄土宗のお寺がある。西方寺の本尊には阿弥陀如来像が祀られており、西方寺のこと「定義如来(じょうぎにょらい・じょうげにょらい)」と呼ぶ人もいる。また、「三角あぶらあげ」が有名であり、行くのであればこちらも食べてみたい。

 

定義へは仙台駅からバスが1時間に1本出ている。行くのは簡単である。仙台駅から定義まではバスで1時間20分、片道1,160円である。

今回は、定義に行く前に、仙台駅で「仙台まるごとパス」というフリー乗車券を購入することにした。このフリー乗車券は、仙台から松島、松島海岸、山寺、白石までのJR線と、仙台市交通局の地下鉄・バスの全線、宮城交通の仙台~秋保大滝、阿武隈急行の槻木~あぶくま駅の区間に2日間乗り放題、料金は2,720円である。さすがに定義往復だけでは元が取れないが、ついでにいくつか乗車すれば、元が取れてしまう。

9時45分、ホテルを出て仙台駅へ向かう。仙台駅の指定席券券売機で「仙台まるごとパス」を購入した。券売機で購入した場合、駅の2階にある観光案内所に行けばクーポン券がもらえるらしい。ただ、時間がないので、そのままバス乗り場へ向かう。

 

2020/10/9:仙台市営バス:844系統:仙台駅前→定義

仙台駅前のバスプール10番乗り場から、10時発の844系統定義行きに乗車した。

東二番町通り沿いを走り、電力ビル前、商工会議所前、県庁市役所前と停車する。このあたりが仙台市の中心部である。

仙台市役所の横に、県庁市役所前のバス停がある。仙台での最初の7年間はこの辺りに住んでいたので、だいぶ懐かしさを感じる。

北四番丁で左折し、県道31号線に入る。大崎八幡宮付近までは店や住宅が並ぶが、そこから先は雰囲気が変わる。広瀬川に沿って、細く曲がりくねった道を進む。郷六までの約10分間は、住宅も少なく、都心部からだいぶ離れたという感じのところを進む。

郷六まで来ると周りが開けて、商業施設や住宅が再び現れる。東北自動車道の仙台宮城ICも近い。広瀬川を渡り、折立で右折し、国道457号線を進む。仙山線の陸前落合、愛子の駅前を通る。

愛子駅を出て、国道457号線と48号線の重複区間を進み、10分ほどで、市営バス白沢車庫前に停車する。停留所は仙台市交通局白沢出張所の中にあり、バスは出張所内に入る。

仙台市営バスでは、白沢出張所管内の車両運転業務をJRバス東北に委託している。その関係であろう、出張所の構内にはJRバス東北の路線バス車両が停車していた。訓練車として使われているようである。

 

熊ヶ根橋を渡ると、バスは右に曲がる。曲がらずに国道48号線をまっすぐ行くと、作並温泉を経て、山形県の天童市に繋がる。

熊ヶ根橋停留所から先、バスはフリー乗降区間となる。

下倉を過ぎると道は細くなる。道路にセンターラインがない。対向車が来ると、すれ違うのが大変な感じである。カーブが続く道を上っていくと、大倉ダムに出た。

バスは大倉ダムの上を走る。大倉ダムは、ダブルアーチ式コンクリートダムという、2つのアーチが連なる形式のダムであり、この形式のダムは日本ではここだけだという。バスは2つのアーチの上の部分を走る。上の部分は、ちょうど1車線分の幅である。大型バスでここを走るのかと、やや驚きを感じる。

大倉ダムを渡り終えると、今度はシェルターの中を走る。

大倉ダムからさらに5分ほど走って日向下のバス停まで来ると、やっと対面通行が可能な道幅になった。

 

定義には11時27分に到着した。定刻14分遅れであった。

 

定義の停留所は、定義交流センターの前にあった。

 

西方寺へ向かう参道に入る。

 

人が集まっているところがある。そこが、三角あぶらあけで有名な定義とうふ店であった。この店は、西方寺の精進料理用の豆腐を製造するために明治23年に創業したのだという。

三角あぶらあげは税込み130円であった。

店の外にテーブルが並んでおり、そこに醤油と七味が用意されている。

醤油と七味をかけて、いただく。定番の言葉ではあるが、外側がカリカリ、中はジュワッとしており、美味しかった。

この店ではお土産用も売られており、こちらを買っている人も多かった。

 

西方寺へ向かう。参道沿いにはお土産屋や食堂が並ぶ。

 

以下、西方寺の詳細は観光案内などの別のWEBページに委ねることとして、写真のみで紹介する。

山門。

御廟(貞能寺)。

 

天皇塚。

 

新本堂は少し離れたところにある。

衛生上の理由から柄杓は撤去されていた。

新本堂。

 

子育観音。

 

五重塔。

 

展示室・茶室。

庭園がある。

 

2020/10/9:仙台市営バス:844:定義→大崎八幡宮前

帰りは、12時18分の仙台駅行きのバスに乗車した。

再び大倉ダムの上を走る。今度は反対側の写真を撮った。

このバスは、市営バス白沢車庫前で運転手交代があった。

市街地にさしかかり、どこまで乗車しようかと思ったが、ふと思って大崎八幡宮前で下車した。13時20分であった。

 

【2020/10東北】(目次

3,仙台:東横INN仙台西口広瀬通:シングル:2020/10/8【2020/10東北】

4,仙台から定義へ:仙台市営バス「844系統」:2020/10/9【2020/10東北】【←本記事】

5,仙台:大崎八幡宮・はらこ飯・地下鉄東西線・るーぷる仙台:2020/10/9【2020/10東北】

 

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