追分から乗車した区間2591次は、新烏日に17時10分に到着した。
台鉄の新烏日站は、高速鉄道の台中站と繋がっている。左営もそうであるが、台鉄と高鉄は駅名を一緒にする気はさらさらないようで、紛らわしい。
通路を通って高鉄台中駅に行くと、こちらには人が多い。本屋や飲食店など、テナントも多い。駅の広いコンコースを利用して、車の展示などもやっている。台鉄と高鉄のやる気の差が現れている感じがしないでもない。
2010/9/10:台灣高速鐵路:721次:台中→左營
乗車券を自動改札機に通して、改札内に入る。
パンの甘い匂いがする。クロワッサンの専門店からの香りであった。せっかくなので、買って食べる。小振りのクロワッサンで、美味しい。
乗車する新幹線は、721次の左営行きである。2010年9月のダイヤでは、金曜日と土曜日だけの運行で、終点左営まで各駅に停車する列車である。ホームに上がって、列車の到着を待つ。
721次左営行きは、17時36分に入線した。ドアが開くと、客室乗務員が出てきて迎えてくれる。商務車だけのサービスのようである。
車内に入るが、客が数人しかいない。そもそも商務車を使う人は長距離乗る人であろうし、台中から高雄まで行くのであればノンストップの速達便を選ぶのが普通であろうから、この列車の商務車に人が少なくてもおかしくはない。
商務車の座席配置は、日本と変わらない。大型のフットレスト、テーブル、読書灯、オーディオが備えられた座席である。
背面テーブルには車両案内が貼られている。
出発すると、客室乗務員が車内サービスに来る。おしぼりが配られ、ドリンクと茶菓子がサービスされる。ドリンクはコーヒーかジュース、茶菓子はケーキかおかきから選ぶことができた。ジュースとケーキを頂く。3年前にも商務車に乗車したが、その時はこのサービスはなかった。
台中を出ると、18時01分に嘉義、18時18分に台南に停車する。台南では、商務車から我々を除いて全員が降りる。台南で3分ほど停車する。
台南を出ると、次は終点の左営である。
普通車は客が多い。普通車の座席及び雰囲気は、日本の新幹線と同じである。
終点の左営には、定刻18時36分に到着した。もうすっかり日が落ちていた。
【2010/9台湾】(目次)
30,追分駅・成追線:2010/9/10【2010/9台湾】
31,台中から左営へ:台湾高速鉄道:商務車:2010/9/10【2010/9台湾】【←本記事】
32,高雄:旗津・六合夜市:2010/9/10【2010/9台湾】
【諸外国の鉄道の上級クラス】
(マレーシア)
12,シンガポールからスレンバンへ:Ekspres Sinaran Selatan:1等車:2010/8/14【2010/8シンガポール・マレーシア】