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36,バンドンからスラバヤへ:アルゴ・ウィリス(Argo Wilis)6列車(1):2011/9/20【2011/9インドネシア】

投稿日:2019年7月15日

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2011年9月20日火曜日。この日はバンドンからスラバヤへ向かう。

バンドンからスラバヤへ行く列車は昼便と夜便があり、昼便は全車"Eksektif"のアルゴ・ウィリス(Argo Wilis)である。本日はこの列車に乗る。バンドンからスラバヤまでは、全線乗り通すと12時間かかる。乗車券は既にジャカルタで購入していた。

6時にモーニングコールを依頼していたが、忘れられたのかもしれない。携帯のアラームで、6時20分に起床する。寝坊しなくて良かった。

6時40分チェックアウトし、バンドン駅へ向かう。

 

2011/9/20:ARGO WILIS:6:Bandung→Surabaya Gubeng

改札で乗車券を見せて中に入る。スラバヤ行きアルゴ・ウィリスは7時00分の出発である。

ホームに行くと、既にアルゴ・ウィリスは客を乗せて出発を待っていた。編成は、"Eksektif"が4両で、2号車と3号車の間に食堂車が1両挟まっている。

ドアの前に立つスタッフに切符のチェックを受けて、車内へ入る。車内は、先日のアルゴ・パラヒャンガンと変わらない。指定された席は窓側だったが、既に客が座っている。通路側の方が出入りしやすいので、そのまま通路側の席に座る。

別の車両は、色違いの座席であった。

座席。座席には枕が1つ備えられている。

車端部にはテレビ。走行中は、どっきりテレビが繰り返し放映される。これは面白い。

ドア。手動式で、鍵がかかるようになっている。

連結部。要注意。

トイレ。

各座席の前の網ポケットには、車内誌"REL"が入っている。鉄道関係のニュースや時刻表の他、グラビアも掲載されていた。

 

隣の客は、バンドン在住で、ジョグジャカルタまで行くとのことであった。親切なおじさんで、列車が出発すると、所々風景の案内をしてくれる。

出発してまもなく、厨房のスタッフが麺類やナシゴレンを持って車内を行き来する。呼び止めて、食事を頼んでいる人もいる。また、カートにお菓子などを積んでの車内販売もある。

 

検札が来た後、車内を見学するついでに食堂車に行ってみる。食堂車と言うよりも厨房車と言った方が正確なのかもしれないが、一応座席はあり、そこで食べることもできる。厨房を覗いていると、声をかけられる。

メニューがないかと尋ねると、メニューが書かれた伝票を見せてくれる。もっとも、それを見たところでよく分からないので、ちょうど厨房で作っている最中の麺を指さして「あれはなに」と聞くと、"Mee Rebus"と言われる。それを注文する。

厨房の陰にある席で座って待っていると、数分で届けてくれる。

インスタントの麺で、味付けもインスタントであるが、美味しい。

テーブルには写真入りのメニューもあった。

料金は後払いで、Rp12,000であった。伝票を見ると、この食堂はバンドンの会社が営業していることが分かる。伝票はこの列車専用のものであった。

 

7時50分頃、小さな駅で停車する。本来の停車駅ではない。しばらくすると、"Ekonomi"の列車がやってきた。単線なので、列車交換であった。

列車は、山の中を走る。とはいっても、うっそうとした森の中を走るわけではなく、高原列車といった感じの風景である。車窓に対する感じ方はあくまで主観的なものであり、そもそもインドネシアの鉄道にはほとんど乗っていないのだから大きなことは言えないが、仮に「インドネシア三大車窓」などというのがあったとしたら、ランクインしてもおかしくない感じである。少なくとも、スラバヤまでの中で、バンドンを出発してから3時間程度の風景が一番気に入った。

 

8時57分、定刻19分遅れで"Cipeundeuy"駅に停車する。山の中の小駅といった感じであるが、れっきとした停車駅である。デッキに出てホームを見渡していると、物売りから「買わないか」と攻撃を受ける。車内に入ることはできないようで、ドアのところで声を張り上げる。彼らは元気がよい。一方で、子どもを抱いて物乞いをしている母親もいた。寂しそうな表情が印象に残った。乗降客はほとんどいない。

9時04分にCipeundeuyを出発する。

 

9時45分、タシクマラヤ(Tasikmalaya)に到着する。沿線の中では少し大きな街なのだろうか。9時50分に出発する。

車窓から。

 

席に座っていると、厨房のスタッフがジュースを持って巡回する。なんのジュースかと聞こうとしたのだが、スタッフは英語が得意でないようで、こちらが買うのだと思ったらしい。ストローをさしてジュースを渡してくれる。もっとも、こちらとしても買う予定だったので問題はない。パッケージのデザインからフルーツジュースであることは分かったが、なんのフルーツかはよく分からなかった。ただ、美味しかった。料金は、パックを回収する際に払う。Rp8,000也。

車窓から。

 

10時38分、バンジャル(Banjar)に到着する。10時42分まで停車する。

 

【2011/9インドネシア】(目次

35,パダラランからバンドンへ:KRD Ekonomi 930列車:2011/9/19【2011/9インドネシア】

36,バンドンからスラバヤへ:アルゴ・ウィリス(Argo Wilis)6列車(1):2011/9/20【2011/9インドネシア】

37,バンドンからスラバヤへ:アルゴ・ウィリス(Argo Wilis)6列車(2):2011/9/20【2011/9インドネシア】

 

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