大阪から東京へは、JRバス系の高速バスで向かう。東京と京都・大阪との間では、JRバス関東と西日本JRバスが共同で昼行便を1日6便運行している。うち5本は3列独立シートと4列シートの両方が設置された2階建てバスで運行の「グラン昼特急」、1本は4列シートのみの「青春昼特急」である。大阪駅から東京駅までの所要時間は8時間半である。
今回は、大阪駅を11時10分に出るグラン昼特急10号に乗車する。昼行便の大阪発最終便で、定刻であれば19時44分に東京駅に到着する。高速バスネットで10日前に予約、ネット割適用で6,370円であった。グラン昼特急は2階建てバスでの運行であるが、座席表を見ると2階建て車両ではなかった。改めて確認をすると、2号車であった。1号車の2階建てバスが既に満席で、2号車にハイデッカーの3列独立シート車両が充当されたようである。
高速バスネットで予約をすると、座席指定ができる。進行方向右側のトイレ前の席を予約できた。気兼ねなくリクライニングをすることができる席である。
2023/6/25:JRバス関東:グラン昼特急10号:大阪駅JR高速バスターミナル→東京駅
大阪駅の中央出口を出て左側へ進むと、JR高速バスターミナルがある。
本日の11時10分発グラン昼特急10号は2台運行で、1号車が3番乗り場、2号車が4番乗り場からの出発であった。
バス乗り場にあるファミリーマートで飲み物を購入してバスを待つ。
11時10分発のグラン昼特急10号は、10分ほど前にバス乗り場に到着した。
1号車は西日本JRバスの2階建てバス「スカニア・バンホール J-IntercityDD」である。こちらは、1階が4列シート、2階が3列独立のクレイドル・シート(グランシート)となっている。
私が乗車した2号車は4番乗り場から出発である。
車両はJRバス関東の日野・セレガで、車内は3列独立のクレイドル・シートであった。車内中程にはトイレも設置されており、安心である。
座席。
前の席にはフットレストがある。手前に出てくるタイプである。
レッグレストを展開すると、フットレストと一直線になる。フットレストと言うよりも、レッグレストの延長といった感じだろうか。
各座席にはコンセントがある。
カップホルダー。
【→クレイドル・シートについてはこちらも参照】
定刻11時10分に大阪駅を出発した。1号車は満席だったようであるが、2号車は空席も多かった。3列目を見ると、A席とB席は空席であった。
新御堂筋に入り、淀川を渡る。
右側に大阪メトロ御堂筋線が走る。西中島南方駅を通過する。
新大阪駅。
東三国駅。
江坂駅。
千里からは大阪モノレールと併走する。
万博記念公園駅。
万博記念公園にある観覧車。
名神吹田インターで名神高速道路に入る。
12時04分に京都深草に停車した。定刻である。京阪本線藤森駅から徒歩10分、近鉄京都線・京都市営地下鉄烏丸線竹田駅から徒歩15分ほどとのことである。
草津ジャンクションから新名神高速道路に入る。
新名神高速道路を進む。
12時40分、滋賀県甲賀市の甲南パーキングエリアに到着した。定刻での到着である。ここで20分休憩となる。
甲南PA内。開放的なパーキングエリアである。
20分あるので、パーキングエリアのレストランに急ぎ、ラーメンを注文した。醤油ラーメン650円。美味しくいただいた。
グラン昼特急10号の1号車は、西日本JRバスの2階建て「スカニア・バンホール J-IntercityDD」であった。
私が乗車した2号車は、JRバス関東の日野・セレガ「足立200か3015」である。
甲南パーキングでは、名古屋行きの名阪近鉄バスも休憩をしていた。
甲南パーキングエリアを13時に出発した。
13時30分、四日市ジャンクションを通過し、伊勢湾岸自動車道に入る。
揖斐川を渡る。
ナガシマスパーランドを通過する。
木曽川を渡る。
名古屋港に架かる3つの橋「名港トリトン」を相次いで渡る。
名港西大橋。
レゴランドが見える。金城ふ頭駅の近くである。
名港中央大橋。
名港東大橋。
豊田東ジャンクションで新東名高速道路に入り、新城インターで高速を降りる。
高速を降りてすぐのところにある道の駅もっくる新城には14時50分に到着した。定刻での到着である。写真手前が1号車、奥が大阪行きのグラン昼特急7号である。
道の駅もっくる新城は、愛知県新城市にある道の駅である。最寄りにジェイアールバス関東新城支店があり、ここで乗務員の交代を行う。車両の外では、早速、ここまでの乗務員とこの先を担当する乗務員が引き継ぎを行っていた。客の方も、20分休憩となる。
道の駅もっくる新城では、東京行き、大阪行き共に、乗車・降車が可能である。
道の駅もっくる新城の中は相当な混雑であった。ちなみに、「もっくる」とは、「木材」と「来る」から作られた造語とのことである。建物には木材がふんだんに使用されている。
ししコロッケ、250円也。
先が思いやられる表示である。
バスは、道の駅もっくる新城を15時10分に出発した。停車位置の関係もあったのか、私が乗車していた2号車が、1号車を置いて先に出発した。
新城インターから再び新東名高速道路に入る。
16時15分、新清水インター付近を通過する。
16時52分、御殿場ジャンクションで東名高速道路に入る。急にスピードが落ちて、止まってしまう。運転手から、事故の影響で渋滞している旨の案内があった。
定刻より10分遅れて、17時18分に東名御殿場に到着した。御殿場インターに併設のバスストップである。ここで1名降りる。
17時25分、足柄サービスエリアに到着した。ここで長めの30分休憩となる。現在、旅客自動車運送事業運輸規則第21条により、バスの運転手は、運転4時間ごとに30分以上の休憩を取る必要がある。そのための長時間停車であろう。ここが最後の休憩箇所である。
足柄サービスエリア内の食堂で早めの夕食にする。15分だと食事時間としては短く、20分でもギリギリである。30分あれば安心して食事できる。
足柄うどん定食、650円也。うどんとミニしらす丼、生卵、ひじきと柴漬けがついている。美味しくいただいた。
食べ終わってバスに戻ると、新城を出発して以来見ていなかった2号車も到着していた。
足柄サービスエリアからは渋滞の中を走る。特に厚木インター付近では止まりそうな速度で走行した。
東名綾瀬には19時19分に到着した。およそ1時間遅れである。その後、東名大和には19時27分、東名江田には19時48分、東名向ヶ丘には19時53分に到着した。それぞれの停留所で1、2名ずつ降りていく。
東名向ヶ丘を出ると、東京料金所を通過する。
東京インターを通過して首都高速3号渋谷線に入り、20時01分に用賀パーキングに到着した。ここで1名降りる。
運転手が、池尻大橋での降車客がいないことを確認する。池尻大橋での降車客がいた場合は池尻で高速を降りるのだろうが、このバスは高速を降りずに、大橋ジャンクションで地下に降りて中央環状線に入った。
初台南出入口を20時11分に通過して、山手通り、甲州街道を進む。
バスタ新宿には20時20分に到着した。1時間遅れであった。ここでほとんどの客が降りていった。
バスタ新宿を出ると、新宿通を半蔵門まで進み、内堀通りに入る。
終点の東京駅日本橋口には20時45分に到着した。ちょうど1時間遅れであった。
【2023/6西日本】(目次)
17,岡山から新大阪へ:JR山陽新幹線:こだま840号:500系:2023/6/25【2023/6西日本】
18,大阪から東京へ:ジェイアールバス関東「グラン昼特急10号」:2023/6/25【2023/6西日本】【←本記事】
<2023/6西日本:完>
【東京~西日本方面の高速バス乗車記録】
2,東京から姫路へ:神姫バス「新宿・渋谷~神戸・姫路線 プリンセスロード」:2022/12/29【2022/12西日本】
2,東京から三宮へ:西日本ジェイアールバス「プレミアムドリーム3号」:プレミアムシート:2021/12/23【2021/12西日本】
【新東名高速道路からの車窓はこちら】
14,名古屋から東京へ:ジェイアール東海バス「東名ハイウェイバス・直行 新東名スーパーライナー12号」:2022/6/26【2022/6東海】
【JRバス関東の乗車記録】
土浦から江戸崎を経て佐原へ:ジェイアールバス関東「霞ヶ浦線」・桜東バス「江戸崎・佐原線」:2023/6/10
前橋駒形・伊勢崎から東京へ:ジェイアールバス関東(群馬中央バス)「東京・新宿~本庄・伊勢崎線10号」:2023/4/30
ジェイアールバス関東「東京駅~国際展示場駅・東京ビッグサイト・東京港フェリーターミナル線」:2022/8/7
東京から境町へ:ジェイアールバス関東「境町~東京駅線」:2022/5/14
柏の葉キャンパス駅から東京駅へ:ジェイアールバス関東「東京駅~流山おおたかの森・柏の葉キャンパス線」:2021/10/22
ジェイアールバス関東「JR竹芝 水素シャトルバス」:2021/6/19
39,成田空港から東京駅へ:ジェイアールバス関東「エアポートバス東京・成田」:2020/3/6【2020/2ヨーロッパ】
5,茂木から宇都宮へ:ジェイアールバス関東「水都西線」:2012/5/25【2012/5関東】
2,盛岡から東京へ:ジェイアールバス関東「らくちん4号」:2007/5/13【2007/5甲信越】
7,つくばから東京へ:ジェイアールバス関東「つくば号」:2005/11/26【2005/11関東】