2017年5月5日金曜日。中国から来た知人と平泉を観光した後、JR東北本線の臨時快速列車「ジパング平泉3号」で盛岡へ向かった。
ジパングは、2012年4月から開催された「いわてディスティネーションキャンペーン」にあわせて運行を開始したジョイフルトレインである。主に、2011年に世界遺産に登録された平泉への観光列車として、東北本線の盛岡~一ノ関間などで運行されている。車両は、特急型の485系電車を改造したものである。
2017/5/5:JR東北本線:快速:ジパング平泉3号:平泉→盛岡
ジパング平泉3号盛岡行きは、平泉を14時32分に出発する。ゴールデンウィーク中なので、確実に座席を確保するため、指定席を予約していた。
その前に、平泉駅で見かけた特別塗装の701系。金色の帯には、「黄金の國岩手」「The Golden Land IWATE, JAPAN」と書かれている。
ジパング平泉3号は一ノ関始発である。定刻に平泉に到着した。
4両編成で、1号車と4号車が指定席、2号車と3号車が自由席である。
2号車と3号車は、特急列車でお馴染みの2+2の転換リクライニングシート車であった。かつての特急はつかりや白鳥で使われていた車両・座席を、座席モケットの色だけを変更して、後はほぼそのまま使用しているようであった。この列車は快速列車であり、通常の乗車券のみでこの座席に座ることができるのだから、乗り得列車である。
1号車と4号車は、通路を挟んで、窓側に向けて座席が配置されていた。座り心地は、転換リクライニングシートと比べると劣ると言わざるを得ないが、決して悪くはない。観光列車らしい、面白い座席配置である。窓は大きく、その窓にあわせてテーブルが設置されている。(車内の写真は、盛岡到着後に撮影)
先頭部分は展望席になっている。こちらは、やや硬めの作りの座席である。
1号車の廊下部分。列車の中とは思えない面白い作りである。大型のディスプレイが配置されており、岩手に関するビデオが放映されている。
車掌のスタンプは、ジパング号オリジナルのものであった。
車内で昼食を食べた。平泉駅で購入した、あべちう製の「海鮮三色弁当」である。
列車は、途中の矢巾で数分停車した。
1号車・4号車と2号車・3号車は車高が異なり、連結部分を見るとやや違和感がある。
盛岡には、15時48分に到着した。
予想外に乗客は少なく、結果論ではあるが、着席目的であれば敢えて指定券を取る必要はなかった。もっとも、1号車、4号車の車両の作りは他ではなかなか見ないもので面白く、一緒に乗車した中国人の知人も喜んでくれた。
【観光列車の乗車記録】
(JR北海道)
10,JR富良野線:富良野・美瑛ノロッコ6号:2006/7/30【2006/7北海道】
(JR東日本)
3,JR米坂線・山形鉄道フラワー長井線:風っこ花回廊1号:2009/6/7【2009/6山形】
3,三陸鉄道北リアス線・JR山田線:さんりくトレイン北山崎号:2007/8/4【2007/8岩手】
7,五所川原から秋田へ:JR五能線:快速リゾートしらかみ4号:2006/2/18【2006/2北東北】
(JR西日本)
10,JR木次線:奥出雲おろち号:2009/10/4【2009/10西日本】
(津軽鉄道)
6,津軽鉄道・ストーブ列車:2006/2/18【2006/2北東北】
(アメリカ合衆国の観光列車)
35,サンペドロ:ウォーターフロント・レッドカーライン(Waterfront Red Car):2014/9/20【2014/9コロンビア】
(オーストラリアの観光列車)
19,アデレードからメルボルンへ:ジ・オーバーランド(The Overland)(1):2013/2/22【2013/2オーストラリア】
【東北本線の乗車記録】
2,仙台から久里浜へ:JR東北本線・東海道本線・横須賀線:2012/3/28【2012/3中国・ロシア】
2,仙台から東京へ:JR東北本線:2011/9/10【2011/9インドネシア】
2,仙台から佐貫へ:JR東北本線・常磐線:2011/8/12【2011/8アメリカ合衆国】
3,福島から上野へ:JR東北本線:2011/4/19【2011/4インドネシア】
2,仙台から福島へ:JR東北本線:新幹線リレー号:2011/4/19【2011/4インドネシア】
2,仙台から成田空港へ:JR東北本線ほか:2010/9/5【2010/9台湾】
3,一ノ関から小牛田へ:JR東北本線:2005/10/8【2005/10東北】
2,盛岡から一ノ関へ:JR東北本線:2005/10/8【2005/10東北】