都営バス「王78」系統は、新宿駅と王子駅とを結ぶ路線である。新宿駅から高円寺付近までは青梅街道、そこから王子までは環七通りを走行し、総延長は約18km、23区内を運行する都営バスの中では最長の路線となっている。バスの運行間隔は20分から30分に1本である。
2024/10/20:都営バス:王78:新宿駅西口→王子駅前
2024年10月20日日曜日。
「王78」系統は、新宿駅西口では8番乗り場から出発する。
今回は11時48分発の王子駅前行きに乗ることにした。
前乗り、前払いで運賃は210円である。
新宿駅でほとんどの座席が埋まって出発となった。
高円寺陸橋までは、新代田駅へ行く「宿91」系統と同じく青梅街道を走行する。青梅街道の地下には東京メトロ丸の内線が走っている。新宿駅の次の東京医大病院前は目の前に西新宿駅の入り口があるほか、中野坂上駅、新中野駅、東高円寺駅は駅前にそれぞれ同名の停留所がある。
高円寺陸橋下交差点で右折して、環七通りに入る。環七通りとは「東京都道318号環状七号線」のことで、東京都大田区の東海を起点に、目黒区、世田谷区、杉並区、中野区、練馬区、板橋区、北区、足立区、葛飾区を経て江戸川区の葛西まで至る52.5kmの環状の道路である。今回乗車した「王78」系統は、杉並区の高円寺陸橋下から北区の宮堀交差点まで、環七通りを走行する。
環七通りは環状の通りであるため、たびたび、都心から放射状に延びる各鉄道路線と交差をする。
まずは、高円寺駅の近くでJR中央線の高架をくぐる。バスは高円寺駅前には入らないが、環七通り上に高円寺駅入口という停留所がある。この辺りでは関東バスも運行をしており、関東バスも同じ場所に停留所があるが、こちらは高円寺中学校前という名称である。
さらに北上すると、今度は西武新宿線と交差する。アンダーパスで交差する前に野方駅南口の停留所があり、交差した後に野方駅北口の停留所がある。
野方駅を出て少し進むと、進路を北東に変える。この辺りは豊玉と呼ばれる地域である。
豊玉中二丁目、豊玉中、豊玉北と停留所が続く。
豊玉陸橋のあたりでは、下を都営大江戸線が走っている。大江戸線の練馬と新江古田のちょうど中間付近である。その先の桜台陸橋で西武池袋線と交差する。まもなくすると羽沢という停留所があるが、ここは西武有楽町線新桜台駅の前である。
武蔵野病院の近くでは、地下で東京メトロ有楽町線が交差する。武蔵野病院前の停留所は、小竹向原駅の最寄りである。
南常盤台のあたりからは、関東バスに代わって、国際興業バスのポールが現れる。
そこから少し進むと、アンダーパスで東武東上線と交差する。中板橋駅とときわ台駅の中間付近であり、まもなく中板橋駅入口の停留所がある。
大和町停留所は都営三田線板橋本町駅の最寄りである。
JR埼京線、JR東北本線と相次いで交差する。
環七通りと北本通りとが交差する宮堀交差点で、右折して北本通りへ入る。東京メトロ南北線の王子神谷駅前を経て、終点の王子駅へ向かう。
終点の王子駅前には13時に到着した。さすがに全線を通して乗り通すような客はいなかったように見えたが、短距離での利用は多く、乗客の乗り降りは頻繁であった。車内は常に混雑しており、立つ客がいる区間もあった。
【環七通りを走行するバスの乗車記録】
新代田駅から新宿駅へ:都営バス「宿91」:2022/6/19
新宿駅から王子駅へ:都営バス「王78」:2024/10/20【←本記事】
王子駅から亀有駅へ:東武バスセントラル「王30」:2024/10/20
亀有駅から葛西・東京ディズニーリゾートへ:京成バス「環08急行 シャトル☆セブン」:2024/10/20
【都営バスの乗車記録】
新代田駅から新宿駅へ:都営バス「宿91」:2022/6/19
【その他、都内の路線バスの乗車記録】
玉川上水駅から立川駅へ:立川バス「立20-1」:2024/9/8
大井町からお台場へ:京浜急行バス「井30 お台場循環」:2024/2/22
kmモビリティサービス「お台場レインボーバス」:2022/6/4
等々力から東京駅へ:東急バス「東98」:2021/10/26
渋谷駅から新橋駅へ:京王バス「052系統」:2021/10/26
小田急バス「宿44」「境91」「渋26」:2021/7/23
杉並区コミュニティバス(南北バス)「すぎ丸」けやき路線:2021/6/27
ジェイアールバス関東「JR竹芝 水素シャトルバス」:2021/6/19
足立区コミュニティバス「はるかぜ3号」(西新井・舎人線)・国際興業バス「西11系統」:2021/6/13
4,東青梅駅から飯能駅へ:西武バス「飯41-1」:2020/9/16【2020/9東京・埼玉】
2,御嶽駅から御岳登山鉄道滝本駅へ:西東京バス「御10」:2020/9/16【2020/9東京・埼玉】