日本の船 記録 2023/12四国

9,和歌山から徳島へ:南海フェリー「フェリーあい」:2023/12/29【2023/12四国】

投稿日:2024年2月1日

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和歌山港から徳島港までは南海フェリーで向かう。この区間では、「あい」「かつらぎ」の2隻のフェリーが就航しており、1日8便運航している。所要時間は、時間帯によって差はあるものの、およそ2時間20分である。深夜早朝発着の一部便を除き、和歌山港側では南海電鉄と接続しており、徳島港側でも徳島駅発着の徳島市営バスと乗り継ぐことができるようになっている。

運賃は徒歩乗船の場合2,500円である。ただ、南海電鉄とフェリーを乗り継ぐ場合は、「好きっぷ」という2,500円の割引乗車券が設定されており、南海電鉄の乗車券が実質無料になる。また、南海電鉄と南海フェリーはクレジットカードのタッチ決済にも対応しており、同一のクレジットカードで南海電鉄のタッチ決済対応駅と徳島港とを行き来する場合は、事前に乗車券を購入しないでも2,500円の割引運賃が適用される「スマート好きっぷ」という制度がある。

 

2023/12/29:南海フェリー:南海四国ライン:フェリーあい

今回は、大阪の難波駅を14時20分発の特急サザンで和歌山市まで向かい、和歌山市で和歌山港行きの列車に乗り継ぎ、和歌山港には15時44分に到着した。徳島港行きの次のフェリーは16時20分である。難波駅を30分遅く出る特急サザンに乗車しても乗り継ぐことはできるが、この日は年末の帰省ラッシュと重なるため、念のため早く来たのであった。

和歌山港駅から和歌山港のフェリー乗り場までは、屋根付きの通路がある。

 

通路の先に、和歌山港の待合室がある。ここには乗船券売り場があるが、乗船券を持っている場合やクレジットカードのタッチ決済の場合は寄る必要がない。なお、この待合室には売店はない。

 

待合室では座っている人が10名ほど、既に並んでいる人が10名ほどだっただろうか。私は列に並んだ。

16時20分発の徳島行きは、16時過ぎに乗船開始になった。乗船口で改札がある。クレジットカードのタッチ決済の端末もあり、ここで決済をして、客室に入る。

 

今回乗船したのは、「フェリーあい」であった。2019年12月15日に就航した比較的新しい船で、総トン数2825トン、全長108m、旅客定員427名とのことである。

 

既に車の客は乗船していたようで、船内にはそこそこ人がいた。

さて、どこに座るかであるが、カーペットはほどよく家族連れなどで埋まりつつある。

前方にはリクライニングシートがあるが、こちらは全てカーテンが閉ざされている。

上階にはグリーン室があり、こちらは通常は500円、年末年始は1,000円である。

上がってみると、大型でレッグレスト付きのリクライニングシートが並んでいる。ただ、やはりカーテンは閉まっている。夜間に客室前方の灯りが漏れると操舵室で前方が見えにくくなると聞いたことがある。おそらく、航行時間帯に夜間に差し掛かるので、予めカーテンを閉めておいたのだろう。

 

フードコートなどであるようなテーブルと椅子が並んだ箇所もある。

 

僅かであるが、窓向きのカウンター席もある。そこに1席だけ空席があったので、そこに座った。(到着時に撮影)

窓の下にはコンセントがあった。

 

航行中、係員はほとんど見なかった。窓口も閉鎖されている。

その代わり、自動販売機は充実していた。

カップヌードルやお菓子の自販機もあり、小腹を満たすことはできそうである。

 

ゲームコーナーもあった。

 

船内にて。この萌えキャラは、南海フェリーの公式キャラクター「阿波野まい」氏である。

船内にはパンダのぬいぐるみや写真が至るところにあった。和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドの協力によるものらしい。

 

16時10分を過ぎた頃に、新たな一団が乗船してきた。16時07分に和歌山港駅に到着する列車があるので、そこからの乗り継ぎ客であろう。

特に案内もなく、16時20分、定刻に和歌山港を出発した。

 

出航20分後。

 

船内には航行図のモニターがある。出発から約1時間ほど経ち、ちょうど半分くらいまで来た。

 

18時15分過ぎ、初めて船内放送がある。乗船時に有人改札を取った人は下船時も有人改札を通るようにとのことであった。要は、乗船時は徒歩、下船時は車というのは、人数確認に差し支えが出るからやめてほしいということなのだろう。

18時30分、定刻に徳島港に到着した。この船は、折返し18時55分発の和歌山行きとなる。

 

2023/12/29:徳島市交通局:南海フェリー線:南海フェリー前→中央郵便局前・徳島市役所北

港の前には徳島市交通局のバスが2台停車していた。1台は徳島駅止まりの臨時便で、もう1台は18時45分発の徳島駅経由上鮎喰回転場行の定期便であった。多客期ということで増車したのだろうか。

徳島駅止まりの臨時便。

 

ただ、徒歩乗船客も、徳島側では待機していた迎えの車に乗っていく人が多く、バスに乗る人は意外と少ない。臨時便は、座席が埋まったら、立ち客を乗せることなくすぐにドアを閉めて出発していった。

私は、定期便の上鮎喰回転場行に乗車した。定刻18時45分、わずか3名で南海フェリーを出発した。

普通の路線バスの車内であるが、徳島市交通局では、優先席を「公徳シート」というらしい。堅苦しい響きに感じた。

この路線は交通系ICカードには対応していないが、QRコード決済には対応している。

本日の宿は徳島駅から少し離れている。バスを、徳島駅の手前の中央郵便局前・徳島市役所北で降りた。210円也。楽天ペイで運賃を支払った。

時間は19時過ぎであった。

 

【2023/12四国】(目次

7,難波から和歌山市へ:南海本線:特急サザン29号:指定席(10000系):2023/12/29【2023/12四国】

8,和歌山市から和歌山港へ:南海和歌山港線:7100系「めでたいでんしゃ かしら」:2023/12/29【2023/12四国】

9,和歌山から徳島へ:南海フェリー「フェリーあい」:2023/12/29【2023/12四国】【←本記事】

10,徳島:ビジネスホテルNEXEL秋田町:ダブルルーム:2023/12/29【2023/12四国】

 

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