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4,名古屋から富山へ:JR高山本線:特急ひだ3号:グリーン車:キハ85系:2022/10/21【2022/10北陸】

投稿日:2022年12月11日

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JR高山本線は、岐阜県の岐阜駅から高山を経て富山県の富山駅を結ぶ225.8kmの路線で。1934年に全線開通した。現在は、岐阜~高山~猪谷間がJR東海、猪谷~富山間がJR西日本の管轄である。沿線には下呂温泉や飛騨高山の諸観光地があり、名古屋からも特急列車「ひだ」が1日10本設定されている。ただ、特急は途中の高山止まりが大半で、JR西日本の区間に乗り入れて富山まで行くのは1日3本のみである。

 

2022/10/21:JR東海道本線・高山本線:特急ひだ3号:名古屋→富山

今回は、名古屋から、8時43分発の特急ひだ3号富山行きに乗車して富山まで向かう。この列車に乗るためには、当日の朝に東京を新幹線で発っても間に合うのだが、今回は夜行バスで名古屋まで来ていた。

特急ひだ3号は、8時43分に名古屋を出ると、岐阜、美濃太田、下呂、高山、飛騨古川、猪谷、越中八尾に停車して富山へ向かい、終点の富山着は12時31分である。ちなみに、この時間帯に名古屋から富山まで最速で向かう場合は、8時50分に名古屋を出る北陸本線経由の特急しらさぎに乗り、金沢で北陸新幹線に乗り継ぐと、富山に12時19分に到着する。

 

まだ朝食を食べていなかったので、名古屋駅のホームにあるきしめん店「名代きしめん住よし」に入り、500円の「ワンコインきしめん」を注文した。

エビ天と生卵が乗ったきしめんであった。美味しくいただいた

 

特急ひだ3号はキハ85系による運行である。この車両には昨年に特急南紀で乗車したことがあり、その際は普通車に乗車したので、今回はグリーン車に乗ることにした。予約はJR西日本の列車予約サイト「e5489」を使った。富山へ行くひだ3号のグリーン車はパノラマ車両であり、可能であれば一番前の席に座りたかったので、たびたびシートマップを確認していたが、結局最後まで空席はでなかった。

なお、2022年より、特急ひだ号の車両は、キハ85系からHC85系ハイブリッド式気動車への置き換えが順次進められており、今回乗車したひだ3号も、12月以降はHC85系による運行となる。

特急ひだ3号は7両編成で、1号車から4号車が途中の高山止まり、8号車から10号車が富山まで行く。5号車、6号車、7号車は欠番である。

 

富山まで行く3両は、1両がグリーン車、1両が指定席、1両が自由席という構成である。

今回は10号車のグリーン車に乗車した。

今回乗車したキロ85-5は1992年製造である。製造からちょうど30年経っている。

側面の行先表示幕。

 

パノラマ車両のグリーン車は2+1の横3列である。座り心地も眺望も良いのは言うまでもない。

 

通路と座席の間には段差があり、ハイデッカー構造となっている。

 

2人掛け。

1人掛け。

 

シートピッチは1250mmらしい。

 

背面テーブル。

インアームテーブル。

 

かつてはオーディオの設備があったらしい。

 

フットレスト。

 

網ポケット。

 

車内のドア上には案内表示器がある。

 

デッキ。

車いす対応のトイレ。

男性用トイレ。

洗面所。

 

乗車券と特急券はJR西日本の予約サイトe5489で申し込み、名古屋駅の指定席券券売機で発券した。名古屋から富山までの乗車券は4,840円である。

特急券・グリーン券は6,610円である。

 

特急ひだ3号富山行きは、名古屋を定刻8時43分に出発した。まずは東海道本線を岐阜まで向かう。名古屋を出発した時点では、座席は進行方向と反対向きで揃えられている。これは岐阜で進行方向が変わるためである。

岐阜までは20分ほどである。

名鉄名古屋本線とは尾張一宮で一度合流した後、岐阜駅の近くで再び合流する。

 

岐阜には9時01分に到着した。ここで進行方向を変え、今まで最後尾だった10号車が先頭車となる。9時03分に岐阜を出発した。岐阜から高山本線に入る。東海道本線が分かれていく。

 

岐阜から鵜沼までは名鉄各務原線と併走する。この区間、高山本線が岐阜駅から鵜沼駅まで5駅であるのに対し、名鉄各務原線は名鉄岐阜から新鵜沼まで17駅であり、名鉄の方が本数も多い。地域輸送は名鉄、長距離輸送は高山本線という形になっているように見える。

【→名鉄各務原線の乗車記録はこちら

 

のどかな車窓が続く。

 

鵜沼通過前には、犬山城が右側に見える旨の放送が入った。

右側に名鉄新鵜沼駅が見えると、鵜沼駅を通過する。かつてはJRと名鉄の連絡線があり、2001年までは名鉄線から高山本線に乗り入れる特急北アルプスが運行されていた。

 

車窓右側には木曽川が寄りそう。

 

美濃太田は9時22分に到着した。JR太多線、長良川鉄道との接続駅である。

【→JR太多線の乗車記録はこちら【→長良川鉄道の乗車記録はこちら

 

美濃太田を出ると、次が下呂である。50分ほど無停車で進む。

美濃太田からは飛騨川に沿って進む。上麻生を通過すると、車掌が、飛水峡の案内をはじめた。飛水峡は飛騨川にある全長12キロメートルの峡谷で、甌穴が数多く見られるところがあり、「飛水峡の甌穴群」として天然記念物にも指定されている。車窓からは飛水峡をちらっと眺めることはできたが、列車は徐行をするわけではなく、写真を撮るのは難しかった。

 

白川口駅。

 

名古屋駅で、駅弁「幕の内 こだま」を購入していた。松浦商店製、810円也。

定番の幕の内といった感じで、美味しくいただいた。

 

車窓から。

 

下呂温泉の最寄り駅の下呂には10時14分に到着した。

高山本線で最も標高が高いところにある久々野駅を通過すると、宮峠を宮トンネルで通過する。トンネルを抜けると飛騨一ノ宮であり、このあたりからは宮川に沿って進む。

 

高山には10時58分に到着した。高山では5分停車し、高山止まりの車両を切り離す。高山駅は高山本線の拠点駅であり、駅構内には何本も線路がある。新型特急形車両HC85系も停車していた。

 

列車は、引き続き宮川に沿って進む。

 

座席の座り心地が良く、時々居眠りをしながら過ごしていると、いつの間にか猪谷を出発していた。猪谷駅はJR東海とJR西日本の境界駅であり、ここで乗務員交代も行われたはずである。

 

ここまで列車と併走してきた宮川は、猪谷の手前で高原川と合流して、その先は神通川と名前を変える。列車は神通川に沿って進む。

 

長らく山間を進んできたが、越中八尾のあたりからは左右とも開けた車窓になる。列車は、越中八尾に停車した後、終点の富山を目指す。

 

富山には12時31分に到着した。

岐阜側はパノラマではない。

 

富山駅の駅名標は、あいの風とやま鉄道のものであった。

 

【2022/10北陸】(目次

3,名古屋臨海高速鉄道あおなみ線:1000形:2022/10/21【2022/10北陸】

4,名古屋から富山へ:JR高山本線:特急ひだ3号:グリーン車:キハ85系:2022/10/21【2022/10北陸】【←本記事】

5,富山駅から越ノ潟へ:富山地方鉄道「14系統」:富山県営渡船(越ノ潟フェリー):2022/10/22【2022/10北陸】

 

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