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草津温泉から加須へ:秩父鉄道観光バス「ゆめぐり埼玉2号」:2024/5/11

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秩父鉄道観光バスとジェイアールバス関東は、アライアンス契約を締結し、2024年1月20日から、埼玉県の加須・行田市・熊谷と伊香保温泉・草津温泉を結ぶ高速バス「ゆめぐり埼玉号」の運行を開始した。

ここでの「アライアンス」とは、JRバス関東のウェブサイトによると、「共同で事業を行うに当たって、必要とされるノウハウ、人材、販売経路などを企業間で共有し、それによりイノベーションの創出といった相乗効果を発揮すること」をいう。「ゆめぐり埼玉号」では、秩父鉄道観光バスがJRバス関東の車両を使用してバスの運行を行い、ジェイアールバス関東はノウハウや販売企画等を提供するという。秩父鉄道観光バス側としてはコストを抑えて高速バス路線に参入することができ、JRバス側としては販路の拡大に繋がる、ということなのだろうか。

「ゆめぐり埼玉号」は1日1往復の運行で、加須発は7時40分、草津温泉発は13時50分、所要時間4時間20分となっている。埼玉県内から伊香保温泉までは1,800円、草津温泉までは2,800円である。

予約は、JR高速バスの予約サイトである「高速バスネット」から可能である。「高速バスネット」で購入するとネット割が適用され、2,690円であった。そのほか、草津温泉の宿泊がセットになった旅行商品も販売されているという。

 

2024/5/11:秩父鉄道観光バス:ゆめぐり埼玉2号:草津温泉バスターミナル→加須駅北口

2024年5月11日土曜日。

草津温泉では、各社の高速バス・路線バスは草津温泉バスターミナルから出発する。

 

バスターミナルは3階建てで、1階にはお土産店と食堂がある。食事処「おかめ支店」で昼食にした。

まいたけごはんそばセット、1,100円也。

 

2階がバスターミナルとなっており、切符売り場と喫茶店がある。3階には図書館が入っている。

ゆめぐり埼玉号は6番乗り場からの出発である。

 

外に出ると、9つの頭端式のバスホームがある。

 

ホームには温泉を利用した「手洗乃湯」がある。

 

ベンチ。

 

13時50分発の「ゆめぐり埼玉2号」加須駅北口行きは、10分ほど前に6番線に到着した。運転手は2名体制である。

見慣れたJRバス関東の車両に見えるが、運行会社は秩父鉄道観光バスである。

 

もともとはJRバス関東で使用されていた車両で、車内はJRバス関東の頃と同じに見える。

座席は「楽座シート」である。

 

座席背面に降車ボタンが設置されている。

 

座席下にコンセントがある。

 

後方にはトイレが設置されている。

 

前方のモニターでは停車停留所が表示されている。バスは、草津温泉バスターミナルを出た後、伊香保温泉で乗車扱いを行ったのち、熊谷駅南口、行田市駅南口、加須駅北口の順に停車する。

 

定刻13時50分に草津温泉バスターミナルを出発した。客は5名で、やや寂しい。

動き出すと、「本日も秩父鉄道観光バスをご利用くださいましてありがとうございます。このバスはJRバス関東アライアンス運行、加須駅北口行きです」とのテープの案内がある。

 

草津温泉を出て20分ほどすると、JR吾妻線の長野原草津口駅付近を通る。

 

光の関係か、川の色が水色に見える。

 

岩島駅の辺りからはJR吾妻線の線路に近いところを進む。

郷原駅前を通過する。

吾妻線の線路が寄り添う。

 

吾妻線の市城駅を過ぎると、吾妻線とは分かれて、吾妻川を渡る。

伊香保温泉に向けて、カーブが続く山道を進む。

 

伊香保温泉の温泉街に入る。

 

伊香保石段街には15時10分に到着した。ここで4名のグループ客が乗車した。

 

温泉街を走り、伊香保温泉(見晴下)には15時13分に到着した。ここが最後の乗車停留所である。この日はここからの客はいなかった。

 

15時30分頃、渋川駅前を通過する。

15時35分、渋川伊香保ICから関越自動車道に入る。

 

15時55分、上里SAに到着した。ここで20分休憩となる。

 

乗車したバスは、日野・セレガ「熊谷200か1892」であった。遠くから見るとJRバス関東の車両と同じに見える。

ただ、会社名が「秩父鉄道観光バス」となっているほか、側面の「JR BUS KANTO」の「JR」の部分が、本家のJRバス関東の車両では緑色のロゴマークであるところ、この車両は黒の文字である。車体前面の「JR」も同様である。

 

隣には、草津温泉を13時30分に出発した上州ゆめぐり12号東京駅行きが停車していた。

 

16時15分に上里SAを出発した。

 

16時29分、花園ICで高速を降りる。ここからは終点の加須駅までは一般道を進む。

 

花園ICで一般道に入ると、左側にはふかや花園プレミアム・アウトレットがある。

 

熊谷駅南口には、定刻より5分早く17時05分に到着した。上越新幹線、高崎線、秩父鉄道との接続駅である。ここで6名降車する。

 

行田市駅南口には17時26分に到着した。秩父鉄道の駅である。

 

17時55分過ぎ、加須駅に到着する旨の案内が流れる。

 

終点の加須駅北口には、定刻より5分早く18時05分に到着した。

 

加須駅北口の停留所ポール。

ゆめぐり埼玉号は、現在1日1本である。

 

加須駅。東武伊勢崎線の駅で、駅ビルには東武ストアが入っている。

 

加須からは東武線で東京へ戻った。加須を18時10分に出る普通久喜行きで久喜まで向かい、久喜では1分の乗り継ぎ時間で急行中央林間行きに乗り換える。北千住には19時08分に到着した。

 

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