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羽生から三峰口へ:秩父鉄道:急行秩父路1号:秩父鉄道6000系:2023/5/20

投稿日:2023年6月16日

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秩父鉄道秩父本線は、埼玉県の羽生から熊谷、寄居、秩父を経て三峰口までの71.7kmを結ぶ路線である。

秩父鉄道では、有料急行列車「秩父路」を毎日上下2本ずつ運行している。平日と土休日とでダイヤは異なり、2023年5月現在、平日は朝と晩に熊谷~影森間で上下1本ずつ設定されている。一方の土休日であるが、下りは羽生発三峰口行きが午前に2本、上りは影森発羽生行きが午前と午後に1本ずつ設定されている。急行券は210円である。全線通しで乗車した場合、普通列車よりも急行列車の方が所要時間は10分~20分程度短い。

前回は普通列車で乗り通したので、今回は急行列車に乗ってみることにした。

 

2023/5/20:東武伊勢崎線:区間急行:北千住→羽生

2023年5月20日土曜日。羽生駅を8時44分に出発する急行秩父路に乗るべく、北千住から7時21分発の東武伊勢崎線区間急行館林行きに乗車した。

土曜日であるが、6両編成の車内には通勤・通学と思しき客が多く、新越谷では立ち客も多くなった。JR東北本線との接続駅である久喜で一定の降車があり、車内は空席の方が多くなった。

8時22分に羽生に到着した。ここでも降車客は多かった。

 

2023/5/20:秩父鉄道:急行秩父路:羽生→三峰口

羽生からは、8時44分発の秩父鉄道急行三峰口行きに乗車する。

秩父鉄道は2022年3月から交通系ICカードが使用可能になったので、自動券売機で乗車券を購入する必要はなくなった。なお、羽生から三峰口まで、全線乗り通して1,070円である。

ただ、急行券は窓口で購入する必要があり、窓口に並ぶ。決済はSuicaでも可能であった。210円也。

 

ホームへ向かう。

 

羽生駅駅名標。

2番線には8時55分発の普通三峰口行きが停車していた。

 

8時30分に、熊谷からの普通列車が到着した。この列車が、折返し8時40分発の急行秩父路1号三峰口行きとなる。車両は秩父鉄道6000系である。急行秩父路には、この6000系が充当されることになっているという。

 

秩父鉄道6000系は、もともと西武新101系であった。秩父鉄道に譲渡された際に、車両中央のドアを埋めて2扉にする改造が施された。

もともとドアがあったところである。

 

車内は、改造時にロングシートからクロスシートへと変更された。座席は、西武10000系「ニューレッドアロー」でかつて使われていたリクライニングシートである。

座席は転換できないようになっている。ドア近くはクロスシートである。

車内内部と車端部はボックスシートで設置されている。

もともとドアがあった箇所を車内から見る。

 

ボックスとなった箇所には、大きめのテーブルが設置された。

一方、2人掛けのシートでは、もともとの背面テーブルが使えるようになっている。

 

リクライニングも使用可能である。

 

ドア。

 

ドアには半自動スイッチが設置されていたが、この列車では使用されていなかった。

 

ドア上の広告枠には路線図が入っている。

 

案内表示器が、車端部のドアの上に新設されていた。

 

今回は中間車の2号車に乗車した。

 

急行秩父路1号は、羽生を出ると、三峰口まで、行田市、熊谷、武川、ふかや花園、寄居、野上、長瀞、皆野、秩父、御花畑、影森に停車する。秩父鉄道線は全部で38駅であるから、停車駅は限られている印象である。ただ、この列車は羽生から三峰口まで1時間48分かかり、最速の普通列車との差は9分である。途中の寄居、長瀞、影森で数分ずつ停車することも関係するかもしれない。なお、後続の10時30分発の急行秩父路3号は、同じ停車駅ながら、羽生から三峰口まで1時間40分で走破する。

 

列車は、定刻8時40分に羽生を出発した。

西羽生駅を通過する。

 

最初の停車駅である行田市駅には8時52分に到着した。行田市の市街地に位置するという。

 

持田駅を通過する。

 

上越新幹線の高架線が見えると、熊谷である。

熊谷駅の留置線には秩父鉄道の車両が停車している。

 

9時01分に熊谷に到着した。上越新幹線、高崎線との接続駅である。ここからの客は多い。

 

この日、秩父鉄道では、広瀬川原車両基地で「わくわく鉄道フェスタ」という車両基地祭りが4年ぶりに開催されるとのことであった。

広瀬川原車両基地は、ひろせ野鳥の森駅と大麻生駅との間に位置し、車両基地には駅は併設されていない。ただ、この日限定で車両基地に直通する臨時列車が運行されるとのことで、留置線ではその列車も待機していた。

 

熊谷を出るとしばらく上越新幹線の高架に沿って進む。熊谷を出て2つめの石原を通過すると、高架を潜って上越新幹線から離れる。

田園風景が現れる。

 

熊谷を出てから車掌が検札に来た。熊谷から乗車した人の中には急行券を持っていない人も多く、車掌が販売をしていた。

 

武川には9時15分に到着した。ここからは、三ヶ尻線という貨物線が分岐している。ホームの向こう側に停車している貨物車両はヲキ100形で、鉱石運搬に使われているという。

 

永田駅を通過する。

 

ふかや花園には9時20分に到着した。2018年10月に開業した秩父鉄道で最も新しい駅で、アウトレットモール「ふかや花園プレミアム・アウトレット」が併設している。

 

小前田を通過する。停車列車の案内表示器で「次は小前田」の次に表示されるカタカナの「次はオマエダ」という案内が、そこだけを切り取ると何か脅迫されているようにも見えるとして、メディアでも取り上げられた駅である。周りは住宅街である。

 

寄居には9時25分に到着した。東武東上線、JR八高線との接続駅であり、秩父鉄道のホームは、東武東上線とJR八高線に挟まれている。

 

波久礼駅を通過する。

 

長瀞には9時44分に到着した。この駅では降車客が多く、車内は一気に空いた。

荒川を渡る。

 

秩父には10時05分に到着した。

 

御花畑には10時07分に到着した。御花畑は、西武秩父駅との乗換駅として案内されている駅である。2面2線の駅であるが、2番線は西武秩父線からの直通列車のみが使用するホームで、秩父鉄道線で完結する列車は上下共に1番線から出発する。

 

御花畑駅を出ると、左側に西武秩父線との連絡線、さらに西武秩父駅が見える。

西武秩父駅には、元町・中華街から来た「S-TRAIN」が停車していた。

西武秩父線と寄り添う。

 

影森には10時10分に到着した。

 

影森を出ると山の中へ入っていく感じとなる。

終点の三峰口には10時28分に到着した。

 

三峰口駅。

駅前からは三峯神社へのバスが出発する。

三峰口駅付近。

 

【秩父鉄道の乗車記録】

三峰口から西武秩父へ:秩父鉄道・西武秩父線直通列車:西武4000系:2023/5/20

2,秩父鉄道:秩父鉄道7500系:2019/10/4【2019/10埼玉】

 

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