2026年2月18日水曜日。成田からマニラへ向かう際に、日本航空グループの格安航空会社ZIPAIR(ジップエア)を利用した。ZIPAIRの就航は2020年6月で、まだ新しい航空会社である。就航時は新型コロナウイルス感染症の流行真っ只中で、バンコクへの初便は貨物専用便として運行したという。それでも、その後は、韓国やシンガポール、フィリピン、アメリカ合衆国、カナダと路線を拡大して現在に至る。格安航空会社の中では珍しく中・長距離線が中心となっており、機材もB787-8型で統一されている。
今回は、2026年1月9日に、成田からマニラまでの往復で航空券を購入した。往復とも普通席に相当する「Standard」の座席を購入、基本料金は、往路(2月18日)が15,900円、復路(2月22日)が16,882円であった。そこに、オプションで「Flex Biz」を付けた。これは、事前座席指定及び予約キャンセルが可能なほか、機内持ち込み手荷物が通常7kgまでのところ合計15kgまで可能になるというパッケージである。往路が6,000円、復路が7,387円であった。さらに、機内食として、往路は牛丼、復路はカレーライスを追加し、前者は1,500円、後者は1,800円であった。そのほか諸税もあわせ、往復で56,331円になった。
なお、マニラ便は2026年夏スケジュールから運休が決まっている。プレスリリースによると、「至近の需給動向に鑑み」とのことである。
2026/2/18:ZIPAIR95便:成田→マニラ:B787-8(JA826J)
2026年2月18日水曜日。マニラ行きのZIPAIR95便は、成田空港を8時55分に出発する。
新宿駅を5時半に出る東京空港交通のリムジンバスに乗車し、成田空港第1ターミナルには7時前に到着した。ZIPAIRは格安航空会社であるが、第1ターミナルで発着する。

ZIPAIRのアプリでモバイルチェックインを済ませていたので、保安検査場の列に並ぶ。まだ朝7時を過ぎたばかりであるが、意外にも列は長い。成田空港第1ターミナルの始発は、8時55分のZIPAIRのマニラ行きとソウル行きで、その後9時にベトナム航空のダナン行き、9時05分に香港航空の香港行きと、9時15分に大韓航空のソウル行きと続く。
20分ほど並び、保安検査を受ける。その後は早く、出国審査は顔認証ですぐに終わった。パスポートには空きがたくさんあるので、スタンプも教えてもらう。

プライオリティパスを持っているので、「I.A.S.S Superior Lounge希和 -NOA」に入る。

利用は2時間以内とのことであった。

入ったところは落ち着いた雰囲気の部屋で、こちらには食事のカウンターがあり、カレーライスやそば、コロッケパン、あんみつ、白玉など、食事やデザートが提供されている。このラウンジの営業時間は7時半からであるが、既に朝食を食べている人で賑わっており、空席も少なかった。
その他に、もう1つ部屋があり、そこはやや明るめの雰囲気となっている。私が入った時点ではこちらには人がおらず、こちらに座る。


ラウンジは駐機場、滑走路に面している。

こちら側には、飲み物のほか、果物、ヨーグルト、抹茶チョコレート、おつまみなど、軽い食べ物が置かれている。


軽くいただいた。

8時15分、ラウンジを出て搭乗口へ移動する。今回のマニラ行きの搭乗口は18番で、既にZIPAIRの機材が出発準備を行っている。

搭乗口に着くところで、荷物の重量確認を済ませていない人は確認するようにとの案内が入る。

今回はモバイルチェックインをしていたので、チェックインカウンターには寄っていない。搭乗口の前で、係員が荷物のサイズと重さを確認する。持ち込みのキャリーバックと手提げかばんの2点で9kg程度であった。本来であれば機内持ち込みは7kgまでであるが、今回は、機内持ち込み荷物量が合計15kgまで許容される「Flex Biz」を購入していたので、問題はない。荷物確認が終了すると、手荷物に確認済みを示すタグがつけられる。


改めて搭乗機を見る。ZIPAIRは、現在B787-8型機のみで運航をしている。本日の機材はJA826Jで、こちらは2012年に日本航空が導入し、2022年にZIPAIRに移籍して現在に至る。ZIPAIRの塗装は、窓のところに緑のラインが入ったシンプルな塗装である。

8時半過ぎに搭乗が開始となった。普通席に当たる「Standard」は3+3+3の座席配置で、シートピッチは79cmである。これは日本航空やANAの国内線と一緒であり、実際に座った感覚も狭さはない。格安航空会社というと狭いという印象があるが、ZIPAIRについていえばそのようなことはない。枕も可動式である。


背面には、テーブルのほか、タブレットを置く台もある。

各座席にコンセントとUSBの給電設備が備わっている。

シートポケットは、安全のしおりなどが入っている大きなもののほか、手前に小さなポケットもあり、眼鏡やスマホなどの小物を入れやすくなっている。これは良い。

安全のしおり。

Wi-Fiは無料で使うことができる。機内販売も、スマホで注文から決済まで行う仕組みとなっている。

定刻は8時55分であるが、搭乗に時間がかかり、出発したのは9時06分であった。運休間近なので、空席が多いのではと予想していたが、本日は満席近い予約が入っているとのことであった。見たところ、周りに空席はなかった。
離陸後、寝ていると、客室乗務員に声をかけられる。目を開けると、事前に予約した機内食を持って立っていた。牛丼とミネラルウォーターのセットである。出発から1時間ほど経過していた。

おしぼりにはZIPAIRのロゴが入っている。

美味しく頂いた。

なお、カップ麺など軽食やスナック、飲み物は、機内販売で購入することができる。
インターネットには無料で接続することができる。そこまでサクサク動く感じではなかったが、私の環境の問題もあったかもしれない。そのほか、ZIPAIRのページからはフライトマップや飛行情報を確認することができる。機内エンターテイメントも用意されており、映画をはじめとする動画コンテンツも複数あった。


日本とフィリピンの間には1時間時差があり、フィリピン時間は日本時間から1時間戻した時間である。
フィリピン時間で13時15分過ぎに、マニラのニノイ・アキノ国際空港に着陸した。

この時間、ニノイ・アキノ国際空港では動いている飛行機が少ないのか、着陸後、第1ターミナルまで一切止まることなく進んだ。
第1ターミナルの2番搭乗口には13時21分に到着した。降機までは若干時間がかかり、空港の建物に入ったのは13時30分頃であった。


フィリピンでは、入国前にeTravelというサイトに登録する必要がある。かつては入国時に機内で入国カードを書くのが一般的であったが、最近ではそれを事前のウェブでの登録で代替する国も多いらしい。出発便の出発時刻の72時間前から登録可能なので、日本出国前に、eGovPHのアプリをダウンロード、登録の上、かつて入国カードで書いていたようなことを事前にeTravelに入力して、QRコードを発行した。
入国審査は、前に結構並んでいたものの、eTravelのおかげか各々の審査の時間は短く、手荷物を預けていなかったので、飛行機を降りてから15分ほどで税関も通過し、制限エリア外に出ることができた。

空港からホテルまでは、これも事前にダウンロード、登録しておいたGrabで車を呼んだ。空港のターミナルとホテルを入力すると、すぐにマッチングした。この時点で料金も決定している。事前にクレジットカードを登録していると、現金は必要ない。Grabの乗車場所は決まっており、そこに向かい、待つこともなく車に乗車し、空港の外に出た。
このように、空港ではあまりにスムーズに事が進み、車の中で両替を失念していたことに気が付いたが、幸い、今回泊まったホテルの並びに銀行とATMがあり、そこでキャッシングができたので何ら問題はなかった。
【格安航空会社の搭乗記録】
(日本)
10,広島から成田へ:スプリング・ジャパン622便:2025/9/29【2025/9広島】
7,関西から成田へ:ジェットスター・ジャパン220便:2025/2/26【2025/2関西】
(アメリカ合衆国)
26,オークランドからロサンゼルスへ:サウスウエスト航空1241便:2011/8/18【2011/8アメリカ合衆国】
25,シアトルからオークランドへ:サウスウエスト航空1543便:2011/8/18【2011/8アメリカ合衆国】
(インドネシア)
27,パダンからジャカルタへ:ライオン・エア353便:2019/8/6【2019/7インドネシア】
7,スラバヤからジャカルタへ:ライオン・エア577便:2014/2/19【2014/2インドネシア】
11,スマランからバンドンへ:ウイングス・エア1897便:2019/2/3【2019/2インドネシア】
20,ジョグジャカルタからスラバヤへ:ウイングス・エア1812便:2014/2/24【2014/2インドネシア】
12,ソロからジャカルタ(ハリム)へ:シティリンク125便:2018/2/4【2018/2インドネシア】
13,スマランからジャカルタ(ハリム)へ:シティリンク121便:2016/9/18【2016/9インドネシア】
(シンガポール)
25,ジャカルタからシンガポールへ:タイガーエアウェイズ2273便:2011/4/25【2011/4インドネシア】
(マレーシア)
37,スラバヤからジョホールバルへ:ファイアフライ830便:2011/9/21【2011/9インドネシア】