熊本から17時34分発の九州新幹線みずほ625号に乗車して、博多に到着したのは18時08分であった。もう外は暗くなっているが、この後、甘木鉄道に乗車することにしていた。
甘木鉄道は佐賀県の基山と福岡県の甘木を結ぶ13.7kmの非電化路線で、国鉄甘木線として1939年に開業、1986年に第三セクターに転換し現在に至る。本数は基本的に1時間に2本、時間帯によっては4本と、比較的充実している方である。
2022/12/25:JR鹿児島本線:快速:博多→基山
甘木鉄道の始発駅の基山へは、博多からJR鹿児島本線で向かう。
18時21分発の快速大牟田行きは9両編成で到着した。最後尾の車両に乗車する。車内は座席の大半が埋まっていたが、大野城まで来ると空席も見られるようになった。
車内には京成電鉄と西武鉄道のポスターが吊り下げられていた。
基山は、快速で鳥栖の1つ手前である。基山には18時45分に到着した。
基山駅駅名標。
JRのホームから見た甘木鉄道の基山駅。
改札への階段を上がる。
2022/12/25:甘木鉄道甘木線:普通:基山→甘木
基山駅は、JRと甘木鉄道で改札口が分かれている。
階段を降りると、甘木鉄道の乗り場である。
時刻表が掲示されていた。次の甘木行きは18時59分である。
ホームには出発案内のモニターが設置されていた。
駅名標ほか。
ホーム上には自動販売機コーナーがあった。
2023年のカレンダーが置かれていた。
18時59分発の甘木行きは、18時53分に到着した。
甘木鉄道ではAR300形7両とAR400形1両の計8両が在籍しているが、車両の塗装は全て異なるという。今回乗車したAR300形のAR303編成は、旧国鉄キハ20形をイメージしたという。
「レビット君」は甘木鉄道のマスコットキャラクターである
前面の方向幕。
側面の方向幕はLEDであった。
車内。車内中央部に4人掛けと2人掛けのボックスがあるが、ロングシートの部分が多い仕様である。
ワンマン運転であるから、運転台脇には運賃箱が設置されている。
基山駅にも自動券売機はないので、整理券をとって乗車した。
列車は、定刻18時59分に基山を出発した。基山では5名乗車し、次の立野駅でも数名の乗車がある。
立野を出ると、福岡県に入り、小郡に停車した。西鉄天神大牟田線との接続駅でもある。小郡で、私を除いた全員が降りていき、2名ほど新たに乗ってきた。沿線にはマンションをはじめ住宅が多い。
列車は、小郡からその次の大板井にかけて高架を走り、大板井を出ると地上に降りる。駅付近には住宅が多いが、その他は田園風景なのだろうか、辺りは暗いのでよく分からないが、遠くまで見渡せる。
大刀洗駅で行き違いをした基山行きは、車内がクリスマス仕様となっていた。
終点の甘木には19時26分に到着した。甘木到着時には、メロディと共に到着案内が行われる。基山から甘木までは370円であった。運賃箱に料金を入れて列車を降りる。
甘木駅駅名標。
甘木駅構内には甘木鉄道の車両基地がある。
駅舎に入る。甘木駅駅舎には、甘木鉄道の本社が併設する。
甘木駅には乗車券を発行する自動券売機があった。
改札口。
待合室。
観光案内所が入っている。
秋月城下町へは、甘木駅からバスが出ている。
甘木鉄道甘木駅。1939年建築とのことである。
甘木には甘木鉄道甘木線のほか、西鉄甘木線も乗り入れているが、甘木鉄道甘木駅と西鉄甘木駅とはおよそ100mほど離れているので、注意が必要である。
【2022/12九州】(目次)
16,島原から熊本へ:熊本フェリー「オーシャンアロー」:2022/12/25【2022/12九州】
17,甘木鉄道:AR300形:2022/12/25【2022/12九州】【←本記事】
18,西鉄甘木線・天神大牟田線:2022/12/25【2022/12九州】
【九州の非JR線乗車記録】
15,島原鉄道:さっちゃん号:2022/12/25【2022/12九州】
13,長崎電気軌道:2022/12/25【2022/12九州】
8,松浦鉄道西九州線:MR-600形:2022/12/24【2022/12九州】
16,鹿児島市電:1系統・2系統:2022/9/11【2022/9九州】
17,肥薩おれんじ鉄道:2021/12/13【2021/12九州】
11,福岡市営地下鉄七隈線:2008/7/9【2008/7九州】