姫路を8時09分に出て、赤穂線を播州赤穂で乗り継ぎ、岡山に到着したのは10時半過ぎであった。ここから吉備線に乗り換えて総社へ向かう。
吉備線は、岡山県の岡山と総社を結ぶ20.4kmの路線で、1904年に開業した。現在は1時間に1本から2本の運行である。非電化・単線で、全線通しで乗車すると40分ほどかかる。岡山から総社へは伯備線経由でも行くことができ、そちらの方が吉備線経由よりも距離は6kmほど長いが、電化・複線である伯備線経由の方が所要時間は短い。
次の吉備線の列車は11時12分である。まだ40分ほど時間がある。この日はだいぶ気温が下がり、岡山駅構内も寒かったので、駅の蕎麦屋「めん処 吉備」に入った。
肉きんぴらうどんをいただいた。640円也。美味しかった。
2022/12/30：JR吉備線：普通：岡山→総社
岡山駅では、吉備線の列車は10番線から出発する。
吉備線には「桃太郎線」という愛称がある。沿線に桃太郎伝説のモデルとされる吉備津彦命にまつわる多くの伝説や史跡が残されていること、桃太郎が広い世代に親しまれていることから、この愛称になったという。
隣の9番線は津山線のホームであり、11時37分発の快速ことぶき津山行きが停車していた。国鉄色のキハ47形であった。
11時12分発吉備線普通総社行きはタラコ色のキハ47形であった。
車内はセミクロスシートである。
定刻11時12分に岡山を出発した。帰省客と思しき人で、ある程度車内は埋まっていた。
早速案内放送が流れる。冒頭のチャイムは童謡「桃太郎」をアレンジしたものであった。
岡山を出ると、山陽本線倉敷方面へ向けて少し進んだ後、すぐに大きく右へカーブする。住宅街の中を進み、備前三門、大安寺の順に停車する。
11時26分に吉備津に停車した。吉備津神社の最寄り駅である。
吉備津を出ると進行方向右側は田園風景となる。
そのうちに、最上稲荷の大鳥居が見える。最上稲荷は、伏見稲荷、豊川稲荷と並び、日本三大稲荷の一つともされている。
備中高松に到着した。ここで岡山行きの列車と行き違いをした。朝方には、岡山と備中高松を結ぶ区間列車も存在する。また、先ほど鳥居が見えた最上稲荷は、この駅から2kmほどのところにある。
右側には田園風景が続くが、左側は住宅街が形成されているところも多い。
足守川を渡る。
足守駅。
足守駅を出ると、少しの間、岡山自動車道の高架が線路に寄り添う。
東総社を経て、終点の総社には11時48分に到着した。
吉備線の列車は0番線に到着する。
左側が伯備線新見方面、右側が吉備線岡山方面である。
室町時代の水墨画家で著名な雪舟は、幼少期、総社市の宝福寺で修行をしていたという。
改札口。無人駅であり、駅員はいない。
クリスマスは既に過ぎているが、ツリーがあり、メッセージを書いてツリーにぶら下げることができるようになっていた。七夕飾りのようである。
総社駅東口。
東口からの駅前風景。
【2022/12西日本】（目次）
3,姫路から岡山へ：JR赤穂線：115系300番台：2022/12/30【2022/12西日本】
4,岡山から総社へ：JR吉備線（桃太郎線）：キハ47形：2022/12/30【2022/12西日本】【←本記事】
5,総社から福山へ：井原鉄道井原線：IRT355形：2022/12/30【2022/12西日本】
【キハ40系乗車記録】
（北海道）
9,五稜郭から七飯へ：JR函館本線：キハ40形：2021/3/20【2021/3北海道】
8,道南いさりび鉄道：キハ40形：2021/3/20【2021/3北海道】
（東日本）
3,JR大湊線：快速しもきた：キハ40系：2006/7/29【2006/7北海道】
（西日本）
13,JR氷見線・城端線：キハ47形：2022/10/22【2022/10北陸】
13,長門市から下関へ：JR山陰本線：キハ40形・キハ47形：2021/12/25【2021/12西日本】
11,益田から長門市へ：JR山陰本線：キハ40形：2021/12/25【2021/12西日本】
（九州）
12,江北から長崎へ：JR長崎本線：キハ47形：2022/12/25【2022/12九州】
14,JR指宿枕崎線：キハ47形・キハ200系：2022/9/10【2022/9九州】
11,JR日南線：キハ40形・キハ47形：2022/9/10【2022/9九州】
8,JR三角線：キハ147形：2022/9/9【2022/9九州】
7,JR筑豊本線(1)：2008/7/8【2008/7九州】