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5,総社から福山へ:井原鉄道井原線:IRT355形:2022/12/30【2022/12西日本】

投稿日:2023年3月2日

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岡山を11時12分に出たJR吉備線の列車は、総社に11時48分に到着した。ここからは井原鉄道井原線で広島県の神辺へ向かう。

井原鉄道は、岡山県の総社と広島県の神辺の41.7kmを結ぶ路線で、1999年に開業した。もともとは国鉄井原線として計画されていたらしいが、1980年の国鉄再建法施行で建設中止となった後、1986年に岡山県、広島県並びに周辺自治体、地元企業が出資して井原鉄道を設立して工事を継続したという。

総社から清音までの1区間はJR伯備線との共用区間で、この区間では、井原鉄道は、自らが敷設した線路以外の線路を使用して鉄道事業を運営する第二種鉄道事業者である。清音から神辺までは、井原鉄道が自ら保有する線路を使用して鉄道事業を行う第一種鉄道事業者である。

 

2022/12/30:井原鉄道井原線:普通:総社→神辺

次の井原鉄道井原線の列車は、12時06分に総社駅を出発する。

井原鉄道の乗り場は、JRの乗り場とは分かれている。改札口のようなものはあるが、こちらも無人である。

階段を降りたところにある5番線、6番線が、井原鉄道井原線のホームである。

 

総社駅駅名標。

 

総社駅からの井原鉄道の列車は、およそ1時間に1本の間隔で設定されている。空いている時間帯もあるが、JR伯備線で清音まで行くと、清音始発の列車に乗り継ぐことが可能な場合もある。

 

11時58分に、神辺発の総社行き列車が6番線に入線した。この列車が、折返し12時06分発の神辺行きとなる。井原鉄道の車両は、いずれもこのIRT355形である。JR西日本のキハ120形を元に製造されたという。乗車した車両は、1997年製造であった。

行先表示は幕式である。

今回乗車した車両は、窓に備中地域の各自治体の主要観光地の写真がラッピングされ、車体にもゆるキャラが並ぶ、「カラフル備中」ラッピング列車であった。

 

進行方向後ろ側のドアから乗車する。ホームと車両の間には段差はない。

整理券をとる。

 

車内はセミクロスシートとなっている。

 

広告枠には沿線の写真が飾られていた。

 

運転台付近。

全ての列車がワンマン運転であり、ワンマン機器が設置されている。

 

ドアは半自動式である。

 

ドア上には路線図がある。

運賃表。総社から神辺まで乗り通すと1,120円である。

 

トイレが設置されている。真空式の和式トイレである。

 

窓にラッピングがなされているため、車窓は見えるが、写真を撮るのは困難である。

 

列車は、定刻12時06分に総社を出発した。総社からの客は3名であった。

総社からはJR伯備線との共用区間を、倉敷方面に1駅、清音まで進む。清音には12時10分に到着した。井原線の一部の列車は、この駅を始発・終着としている。清音では10名近く乗車した。帰省客と思しき、大きな荷物を持った客もいる。

清音を出ると高架線に入る。井原鉄道は、全線の大半を高架区間が占めている。車窓には田園風景が広がるが、沿線には住宅も多く、昔からある地方の鉄道とは少し異なった感じである。

清音から2つ目に、吉備真備という人名そのままの駅がある。駅のある倉敷市真備町が、奈良時代の遣唐使・吉備真備の故郷であることに由来するという。岡山県にはこのほかにも智頭急行に宮本武蔵という駅があったことを思い出す。

12時30分の矢掛でまとまった降車がある。

12時40分に早雲の里荏原に到着した。駅構内に井原鉄道の本社と車両基地があり、ここを始発・終着とする神辺方面の区間列車も存在する。この駅では乗務員交代が行われた。

早雲の里荏原を出ると、次は井原である。路線名にもなっている駅で、井原市の中心駅である。ここで総社行きの列車と行き違いをした。

井原の次はいずえに停車する。唐突に平仮名の駅名が出てきたが、この辺りの地名「出部」のことである。「出部」と書いて「いずえ」と読む。初見では読めない。

いずえを出ると、子守唄の里高屋に停車する。井原市高屋町は、中国地方の子守歌発祥の地として知られているらしい。

子守唄の里高屋を出ると、列車は岡山県井原市から広島県福山市に入る。

このあたりは住宅が多い。井原より先は、沿線に住宅が並び、その間を井原鉄道の高架線が走っている感じであった。

終点の神辺には13時02分に到着した。一部に福塩線に乗り入れて福山まで直通する列車もあるが、この列車は神辺止まりである。運賃箱に総社からの1,120円を投入して列車を降りた。

 

神辺駅駅名標。

 

到着したのは井原鉄道の専用ホームであった。すぐ右側にJR福塩線のホームがあり、福山方面へは階段を使う必要なく乗り継ぐことができる。

 

2022/12/30:JR福塩線:普通:神辺→福山

神辺からは13時06分発の福塩線で福山へ向かう。福山には13時18分に到着した。

 

隣のホームには、13時22分発の、井原鉄道線直通総社行きが停車していた。

 

【2022/12西日本】(目次

4,岡山から総社へ:JR吉備線(桃太郎線):キハ47形:2022/12/30【2022/12西日本】

5,総社から福山へ:井原鉄道井原線:IRT355形:2022/12/30【2022/12西日本】【←本記事】

6,福山から糸崎を経て瀬野へ:JR山陽本線:113系・227系:2022/12/30【2022/12西日本】

 

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