鉄道 記録 台湾の鉄道 2010/3台湾

14,彰化から集集へ:集集線(1):2010/3/7【2010/3台湾】

投稿日:2019年6月16日

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台北からの自強1121次は、彰化に10時38分に到着した。

次は集集線に乗車する。集集線は、縦貫線の二水から車埕までの29.7kmを走る支線である。集集線は、日本統治時代の1919年、水力発電所の建築資材輸送のために建設が開始され、1921年に開通したという。現在は、観光路線として人気が高い路線であり、このことは、この路線専用の1日周遊券が発売されることからも窺える。この周遊券は、二水から車埕までの単純往復だと元が取れないが、途中駅で途中下車をするのであれば元を取ることができる。

彰化駅の窓口で、「集集線1日周遊券 彰化11:23→集集」と手帳に書いて見せ、クレジットカードを出す。係員は手帳を見て、その手帳に「二水」と書き、二水までの区間車の乗車券を発券してくれる。二水駅は、縦貫線と集集線の分岐駅である。そして、「二水までの切符を発券した。周遊券は向こうのインフォメーション窓口で買ってくれ」というようなことを、中国語と英語のチャンポンで説明してくれる。

インフォメーションに行き、二水までの切符と「集集線1日周遊券」と書いた手帳を見せると、1日周遊券を売ってくれる。80元也。カードが使えるとの表記がなかったので、現金で購入した。

 

2010/3/7:縦貫線・集集線:区快3811次:彰化→集集

改札を通り、ホームへ行く。

線路の横断によって事故を起こしたときは、5年以下の懲役に加えて賠償金の支払いが命ぜられるという意味らしい。

11時23分発の区快3811次車埕行きは、DMU1000型気動車を5両繋げて到着した。前面は黄色とオレンジの塗装だが、側面は全体にラッピングがしてある。

1両目に乗車する。先頭車の運転台は半室構造で、残りのスペースにはロングシートが設置されており、ここに座ると前面展望が楽しむことができる。台中始発なので席はある程度埋まっていたが、最前部のシートに1人分のスペースが空いており、そこに座った。

彰化を出発すると、次は員林に停車する。この列車の種別は「区間快車」、つまり快速列車であり、縦貫線内は一部の駅にしか停車しない。出発してまもなく、車掌が弁当を持ってきて、運転手に手渡す。そして、2人で少し談笑した後に、運転手はやおら弁当を開けて、弁当を食べ始める。排骨弁当である。駅弁と同じものだろう。そして、時々、箸を持っている手でブレーキを調節する。日本では、乗務中に飲み物を飲んだりガムを食べたりするくらいは認められていると聞いたことがあるが、運転手が運転中に弁当を食べることはしないだろう。ただ、ここではそれが一般的なようで、周りの客も何も反応しない。運転手は、員林に着くまでの10分程度で弁当を食べ終え、空き箱をビニール袋にいれて、列車を員林に停車させる。員林では、駅員がそのビニール袋を回収する。よくできた連携である。

員林で乗ってきた2組の男女のカップルは、列車の最前部でやたらと記念写真を撮っている。女性の方は、グラビアアイドルのようなポーズをとっている。楽しそうである。

二水で列車は満席となり、立ち客も増える。小さい子が前にやってきたので、その子に席をゆずる。それがきっかけで、その子のお父さんが話しかけてきた。もちろん中国語は分からないので、手帳に「我是從日本來的」と書いてみせる。幸い、その男性はかなり流暢な英語を話す方だったので、英語で話すこととなる。さらにこちらの英語力のなさも理解してくれたのか、非常に分かりやすい英語で話してくれる。「なぜこの列車に乗っているの?」と聞くので、「鉄道が好きで……」と答える。その男性は、私と話しながらも、カメラのビデオ機能を使って前の窓から風景を撮っている。私と同じく鉄道ファンだったのかもしれない。

二水までの縦貫線は明らかに幹線であるが、集集線に入ると単線になり、途端にローカル線の様相を呈する。

濁水で、対向列車と交換する。タブレットを交換をする。停車駅であるのに、駅構内を走行中に駅員とタブレットのやりとりをしている。

濁水を出ると、列車は木々のトンネルの中を走る。

前面からの景色を楽しんでいたら、あっという間に集集についた。ホームでは、大勢の客がこの列車を待っている。とりあえず、ここで降りることにする。件の親子はこの先まで行くようで、"Have a nice trip!"と言って私のことを送ってくれた。

ホーム側から見た駅舎。

 

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