名古屋から東京へは東海道新幹線に乗車する。急ぐ必要はないので、各駅停車のこだま号を利用することにした。名古屋から東京まではのぞみ号が約1時間40分で結ぶのに対して、こだま号は約2時間40分と、1時間程の差があるが、その分、こだま号には安い切符があるので、それを使ってみた。
今回使ったのは、JR東海ツアーズの「ぷらっとこだま」という、こだま号の指定席と1ドリンク引換券がセットになった旅行商品である。東京~名古屋間の場合、通常期は指定席用が8,810円、グリーン車用が9,920円、繁忙期料金は指定席用が10,100円、グリーン車用が10,860円である。
旅行商品であるため、前日までの購入が必須であるほか、購入後の乗車列車の変更は一切不可であり、乗り遅れた場合は払い戻しもできないなどの制約はあるが、同区間ののぞみ号の乗車券・指定席込みの料金は11,300円であり、繁忙期のグリーン車用を購入したとしても、のぞみ号の指定席より安く移動可能である。
今回は、前日に、名古屋駅を18時38分に出るこだま746号のグリーン車を購入した。繁忙期料金が適用となり、10,860円であった。JR東海ツアーズのサイトから予約する。予約に当たってはスマートEXの会員IDが必須であり、これを持っていない場合は事前に会員登録をする必要がある。スマートEXの会員IDを入力して、交通系ICカードと紐づけをすれば、チケットレスで乗車可能となる。
2024/7/14:JR東海道新幹線:こだま746号:名古屋→東京
名古屋駅の土産物店で好物を買い込んでから、ホームへ向かう。
新幹線ホーム上には、きしめん店「住よし」がある。
大きく宣伝されていた「冷やしかき揚げきしめん」をいただく。美味しい。
駅弁店で駅弁を買い、「ぷらっとこだま」に付属する1ドリンク引換券をペットボトルのお茶に引き換えて、18時38分のこだま746号の到着を待つ。
こだま746号は名古屋始発で、出発5分ほど前に入線した。車両はN700Sであった。
グリーン車は、16編成の中ほどの8号車、9号車、10号車である。車内には、横2列+2列で座席が並んでいる。落ち着いた内装である。
座席。
リクライニングをすると、座面全体が少し沈む。座り心地は申し分ない。
窓側、通路側の肘かけにはリクライニングのレバーがある。
中間のひじ掛けには、読書灯とシートヒーターのスイッチがある。また、コンセントも各席に備わっている。
背面テーブルは、手前に引き出すことのできる構造となっている。
そのほか、肘かけにもインアームテーブルも備わっている。
網ポケットには新幹線車内誌「Wedge」とサービスのしおりが入れられている。
のぞみ号とひかり号では、食事や飲み物を注文できる「モバイルオーダーサービス」が行われているが、こだま号ではこのサービスはない。
足元には大型のフットレストがある。
デッキ。特大荷物コーナーがある。
ベビーベッド付きトイレ。
ベビーチェア付きトイレ。
男性用トイレ。
洗面台。
列車は定刻18時38分に名古屋を出発した。車内は空席の方が多い。
10分ほどで、最初の停車駅である三河安城に到着する。停車駅を知らせる音楽が流れ始めると、車内がぱっと明るくなる。この明るさの元は荷物棚の照明であり、照明の照度を上げて、荷棚に忘れ物をしないよう注意を促すという機能だという。
三河安城で4分ほど停車して、後続の列車を先行させる。その後、豊橋、浜松、静岡、新富士、三島、小田原と、途中停車駅11駅のうち半数以上の7駅で数分ずつ停車して、後続列車に道を譲る。
名古屋駅のホームには駅弁店があり、「天下とり御飯」を購入していた。松浦商店製、1,260円也。
鶏そぼろご飯、チキンカツ、つくね、鶏肉の照り焼きなど、鶏づくしの弁当であった。美味しくいただいた。
新横浜に20時59分、品川に21時11分に停車した後、終点の東京には21時18分に到着した。快適な2時間40分であった。
乗車列車は回送列車となった。
【2024/7近畿】(目次)
21,三岐鉄道三岐線:801系:2024/7/14【2024/7近畿】
22,名古屋から東京へ:JR東海道新幹線:こだま746号: N700S系:グリーン車:2024/7/14【2024/7近畿】【←本記事】
<2024/7近畿:完>
【新幹線の乗車記録】
(0系)
17,博多から新大阪へ:JR山陽新幹線:こだま674号(0系):2008/7/9【2008/7九州】
(100系)
16,JR博多南線(100系):2008/7/9【2008/7九州】
(500系)
17,岡山から大阪へ:JR山陽新幹線:こだま840号:500系:2023/6/25【2023/6西日本】
(700系)
19,JR山陽新幹線:こだま644号:700系7000番台(ひかりレールスター):2021/12/26【2021/12西日本】
(700T型)
31,台中から左営へ:台湾高速鉄道:商務車:2010/9/10【2010/9台湾】
(N700系)
14,鹿児島中央から熊本へ:JR九州新幹線:みずほ614号:N700系:2021/12/12【2021/12九州】
(N700S系8000番台)
14,長崎から新大村へ:JR西九州新幹線:かもめ28号:N700S系8000番台:指定席:2022/12/25【2022/12九州】
6,博多から長崎へ:JR西九州新幹線:かもめ13号:N700S系8000番台:自由席:2022/12/24【2022/12九州】
(800系)
7,久留米から熊本へ:JR九州新幹線:つばめ323号:800系:2021/12/11【2021/12九州】
(E2系)
盛岡から仙台へ:JR東北新幹線:やまびこ60号:2015/4/4
(E2系1000番台)
2,東京から仙台へ:JR東北新幹線:やまびこ159号:2020/10/8【2020/10東北】
(E2系1000番台後期増備車)
盛岡から仙台へ:JR東北新幹線:やまびこ60号:2015/3/31
(E3系)
10,新庄から東京へ:JR山形新幹線:つばさ160号:E3系1000番台:2023/12/23【2023/12東北】
(E5系)
仙台から東京へ:JR東北新幹線:やまびこ220号:E5系:グリーン車:2024/3/16
東京から盛岡へ:JR東北新幹線:はやぶさ225号:グランクラス:2022/5/3
仙台から盛岡へ:JR東北新幹線:はやぶさ501号:E5系:2011/6/22
(E7系)
5,敦賀から東京へ:JR北陸新幹線:かがやき516号:E7系:グランクラス:2024/6/2【2024/5北陸】
5,ガーラ湯沢から東京へ:JR上越線・上越新幹線:たにがわ88号:E7系:2022/12/18【2022/12新潟・長野】