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21,八栗ケーブル(八栗鋼索鉄道線):2023/10/22【2023/10四国】

投稿日:2023年12月22日

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八栗ケーブルは、正式名称を八栗鋼索鉄道線といい、四国ケーブル株式会社が高松市牟礼町の八栗山で運行するケーブルカーである。八栗登山口から八栗山上までの0.7kmを運行し、八栗山上駅は四国八十八箇所の第八十五番札所五剣山八栗寺の最寄りである。

開通は1931年であるが、1944年に不要不急路線として休止、1960年に一旦廃止となったものの、1964年に再開して現在に至る。高低差は167m、最急勾配は288パーミルである。

 

2023/10/22:四国ケーブル:八栗登山口→八栗山上

高松市内の瓦町から高松琴平電鉄志度線に乗車して22分、八栗駅に12時26分に到着した。

 

八栗ケーブルの八栗登山口駅は、高松琴平電鉄(ことでん)志度線の八栗駅から1.5kmのところにあるので、行きは歩いて行くことにした。

源平合戦の一つである「屋島の戦い」の舞台がこの辺りであり、それに関する史跡がある。

早速、道中に源平合戦総門碑があった。説明によると、寿永2年9月、安徳天皇を戴く平氏が六萬寺を御行在所とした際に、ここに門を構えて、海辺の防御に備えたという。

 

八栗登山口駅までは上り坂である。

途中に「うどん本陣 山田家」といううどん店があり、駐車場には車がズラッと停車していた。

さらに上ると、正面に鳥居が見えた。

鳥居の横にある建物が、八栗ケーブルの八栗登山口駅であった。八栗駅から早歩きで20分弱であった。

 

建物の中に入る。

窓口で乗車券を購入する。上り600円、下り500円、往復1,000円である。往復券を購入した。

 

ケーブルカーは15分間隔で7時30分から17時15分まで運行しており、次の便は13時発であった。出発数分前に改札が始まった。

 

やや古めかしいデザインの車両である。

車内。

日立製作所で1964年(昭和39年)に製造された車両であった。

 

定刻13時に登山口駅を出発した。客は10名ほどだっただろうか。

出発すると、車内放送では、山上駅に着くまで、「弘法大師のいろは歌」が流れる。八栗寺は、弘法大師が829年(天長6年)に開創した寺と言われている。

 

中間地点で対向列車とすれ違う。

対向列車は青色であった。

 

さらに上る。

 

山上駅には3分ほどで到着した。

 

八栗山上駅。四国最北端の鉄道駅である。

 

本来であれば、ここから八栗寺を参拝するのが普通である。ただ、この日はそこまで時間がないので、鳥居の写真を撮った辺りで回れ右をして駅に戻った。

 

2023/10/22:八栗ケーブル:八栗山上→八栗登山口

駅舎に戻ると、店員さんが「お茶はいかがですか」と言って参拝を終えた客にお茶を出してくれる。お土産店も兼ねており、地元の名物が売られていた。

13時10分過ぎに、15分発の登山口行きのケーブルカーの改札が始まった。結局、八栗山上駅に滞在していたのは僅か5分ほどであった。

 

帰りも3分ほどの乗車時間で、13時18分に八栗登山口駅まで戻ってきた。

 

登山口駅にはタクシー乗り場がある。帰りはことでんの八栗駅までタクシーで戻ることにした。タクシーは常駐してはいないが、タクシー会社に無料で繋がる電話が置かれており、それを使ってタクシーを呼んだ。

 

タクシーは10分弱で到着した。八栗駅までは5分弱で、13時過ぎに八栗駅に到着した。運賃は、迎車料100円込みで930円であった。

 

【2023/10四国】(目次

20,高松琴平電鉄志度線:(1)瓦町から八栗へ:600形:2023/10/22【2023/10四国】

21,八栗ケーブル(八栗鋼索鉄道線):2023/10/22【2023/10四国】【←本記事】

22,高松琴平電鉄志度線:(2)八栗から琴電志度へ:700形:2023/10/22【2023/10四国】

 

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