大山は別名「雨降山」「あめふり山」とも言うらしく、雨乞い信仰の中心地として親しまれていたという。この日も雲がかかってはいたが、幸い雨は降っていなかった。
大山観光鉄道大山鋼索線に乗車する。大山ケーブルカーとも呼ばれるこのケーブルカーは、下にある大山ケーブル駅と上にある阿夫利神社駅との間の0.8kmを6分で結ぶ。大山ケーブル駅が標高400m、阿夫利神社駅が標高678mであり、標高差は278mであるという。開業は1931年で、戦時中の1944年に不要不急線として廃止となったが、1965年に運行を再開して現在に至る。
神奈川中央交通の大山ケーブル停留所からケーブルカーの駅までは、「こま参道」と呼ばれる参道を15分ほど歩く。行きは上りの階段である。参道の両側には商店や食堂が並んでいる。日曜日ということもあり、人通りは多い。
参道には豆腐の店が多い。豆腐は大山名物だという。
さらに階段を上がっていく。
2019/10/20:大山観光鉄道:大山鋼索線:大山ケーブル→阿夫利神社
バス停からおよそ15分程度で大山ケーブル駅にたどり着く。
ケーブルカーの乗り場で乗車券を購入する。通常の往復割引は1,120円であるが、誕生月割引という割引があったため、往復1,040円で購入することができた。
改札口。
15時発のケーブルカーに乗車した。車両は新しい。2015年製であった。前面は、上側と下側でデザインが異なる。とはいえ、上側の写真は取り忘れてしまったようである。
この時間から上に行く人は多くなく、車内は空いていた。
出発する。早速急勾配を上っていく。
途中、大山寺という駅がある。ちょうど中間地点にある駅であり、上から来た列車とすれ違う。
終点の阿夫利神社には6分ほどで到着した。
車内。
阿夫利神社駅駅名標。
阿夫利神社駅ホーム。
阿夫利神社駅とケーブルカー。
ここまで来たからには、阿夫利神社に参拝することにする。駅から階段を上って徒歩5分程度であった。
大山及び阿夫利神社についての詳細は、別のWEBページに任せることにする。
神社の脇に頂上への登山口がある。今回は行かない。
駅と神社の間にも茶店があった。
2019/10/20:大山観光鉄道:大山鋼索線:阿夫利神社→大山ケーブル
下山の客は多く、ケーブルカーの駅には長い列ができていた。ケーブルカーは時刻表では20分間隔の運行であるが、臨時便が運行されており、10分間隔での運行となっていた。
15時30分発の臨時便に乗車する。定員は70人で、私が最後から数人目の客であった。帰りの車内では立っていた。
こま参道をバス停に向けて下る。
豆腐を食べさせる店がいくつかある。その中の一軒で湯豆腐を食べた。550円也。
その先のお店で、豆腐のメンチカツも食べた。美味しかった。
さらに参道を下る。
せっかくなので、夜のおやつも購入した。
胡麻豆腐。
大山とうふひねり餅。
【2019/10神奈川】(目次)
2,伊勢原駅から大山ケーブルへ:神奈川中央交通「伊10」:2019/10/20【2019/10神奈川】
3,大山観光鉄道大山鋼索線(大山ケーブルカー):2019/10/20【2019/10神奈川】【←本記事】
4,大山ケーブルから鶴巻温泉駅へ:神奈川中央交通「巻03・急行」:2019/10/20【2019/10神奈川】