根室からの「快速はなさき」は、釧路に13時18分に到着した。ここからは、釧路湿原へ行く列車に乗る。釧路湿原を見るのであれば、細岡展望台に上がるなど、上から見るのが良いらしい。ただ、祖母が一緒であり、足腰が強いとはいえさすがに不安もある。ちょうどこの期間に、JR北海道は釧網本線で「くしろ湿原ノロッコ号」という観光列車を運行していたので、今回はこれを利用することにした。
「くしろ湿原ノロッコ号」は釧路と塘路の間を1日2往復運行している。列車は4両編成で、3両がトロッコ車両の指定席、1両が自由席である。
2018/8/27:JR根室本線・釧網本線:くしろ湿原ノロッコ4号:釧路→塘路
13時35分発の「くしろ湿原ノロッコ4号」塘路行きに乗車する。
乗車券。
車内は窓が全開になるトロッコ車両である。
4両編成の車内は混雑していた。指定券は8月5日に予約したのであるが、その時点でほとんど空席はなく、最後の数席であった。自由席も1両だけあるが、同行者もいるので指定席を確保しておきたかった。
外国からの観光客が目立ち、車内はもっぱら中国語が飛び交っている。車内放送も、日本語の他、英語、中国語の放送があった。中国語の通訳も乗車していた。
隣の東釧路から釧網本線に入る。
釧路湿原を進む。見所ではガイドが行われ、列車は速度を落とす。
岩保木水門。釧路湿原の入口にあたるらしい。
釧路湿原、細岡と停車するが、終点まで乗り通す客も多い。遠くにタンチョウが見えるところもある。
細岡を出ると、釧路川に沿って走る。川下りが行われている。
配られた乗車証明書。スタンプは2号車の売店脇で押す。このスタンプのために、客が2号車に集まる。
塘路には14時17分に到着した。
車内。
椅子は木製のベンチであり、座り心地は良いわけではない。ただ、短時間の乗車であるから問題はない。
塘路駅。
釧路川の川下りは塘路から出発のようである。
ツアーバスが並んでいる。客がぞろぞろとノロッコ号へ向かう。
塘路駅駅名標。
塘路駅にて停車中のくしろ湿原ノロッコ号。
2018/8/27:JR釧網本線・根室本線:くしろ湿原ノロッコ号3号:塘路→釧路
折り返し14時48分発の「くしろ湿原ノロッコ3号」釧路行きに乗車する。こちらは3週間前に問い合わせると既に満席であり、その後、駅に行くたびに空席を問い合わせ、やっと購入できたのは前日の8月26日であった。
乗車券。
車内の2号車に売店があり、軽食やグッズが売られている。ここでプリンを購入する。人気商品らしい。美味しく食べた。
帰りも満席であった。外国人も多かったが、この列車には国内のツアー客も多かった。添乗員が写真撮影の補助で忙しそうに動いていた。
車内では、行きとはデザインの違う乗車証明書が配られた。
釧路には15時36分に到着した。
客車の諸々。
釧路駅。
釧路湿原を楽しむのであれば、車窓からでは分からないことも多く、むしろ展望台から眺める方が良いであろう。とはいえ、この列車も、それはそれで楽しかった。
【2018/8北海道】(目次)
9,根室から釧路へ:JR根室本線:快速はなさき:2018/8/27【2018/8北海道】
10,JR釧網本線:くしろ湿原ノロッコ号:2018/8/27【2018/8北海道】【←本記事】
11,釧路:天然温泉幣舞の湯 ラビスタ釧路川:ツインルーム:2018/8/27【2018/8北海道】
【観光列車の乗車記録】
(JR北海道)
10,JR富良野線:富良野・美瑛ノロッコ6号:2006/7/30【2006/7北海道】
(JR東日本)
平泉から盛岡へ:JR東北本線:ジパング平泉3号:2017/5/5
3,JR米坂線・山形鉄道フラワー長井線:臨時快速「風っこ花回廊1号」:2009/6/7【2009/6山形】
3,三陸鉄道北リアス線・JR山田線:さんりくトレイン北山崎号:2007/8/4【2007/8岩手】
7,五所川原から秋田へ:JR五能線:快速リゾートしらかみ4号:2006/2/18【2006/2北東北】
(JR西日本)
10,JR木次線:奥出雲おろち号:2009/10/4【2009/10西日本】
(津軽鉄道)
6,津軽鉄道・ストーブ列車:2006/2/18【2006/2北東北】
(アメリカ合衆国の観光列車)
35,サンペドロ:ウォーターフロント・レッドカーライン(Waterfront Red Car):2014/9/20【2014/9コロンビア】
(オーストラリアの観光列車)
19,アデレードからメルボルンへ:ジ・オーバーランド(The Overland)(1):2013/2/22【2013/2オーストラリア】
【釧網本線の乗車記録】
7,知床斜里から網走へ:JR釧網本線:2014/8/1【2014/7北海道】
21,知床斜里から釧路へ:JR釧網本線:2006/8/1【2006/7北海道】
15,網走から知床斜里へ:JR釧網本線:2006/8/1【2006/7北海道】