【前から続く】
2023年3月10日金曜日。
2時10分過ぎ、一度目を覚ます。鹿児島新港を出てから8時間が経過している。テレビで航路図を表示する。だいぶ奄美大島が近づいていた。再び寝る。
4時、客室のスピーカーに、奄美大島にあと40分ほどで入港する旨の放送が流れた。この日は、時刻表通りであれば、奄美大島に5時、徳之島に9時10分、沖永良部島に11時30分、与論島に13時40分、沖縄本島に入り本部港に16時40分、終点の那覇港には19時に入港する。
4時半過ぎ、名瀬港に向けて進む。一度起きて着替える。
外はまだ真っ暗である。街灯の明かりだろうか、それがちらちらと見える。
4時45分に奄美大島の名瀬港に入港した。ボーディングブリッジが船に付けられた。船内中央の案内所付近では、多くの客が下船の案内を待っていた。
名瀬港停泊中の5時20分に、朝食開始の案内が流れた。朝食の営業は5時20分から5時50分までの30分間である。
メニューは、和定食、洋定食、カレーライスの選択で、洋定食はAとBの2種類ある。今回は和定食をいただいた。鮭の切り身、昆布、薩摩揚げ、玉子焼き、漬け物、味付け海苔に、ご飯と味噌汁である。600円也。美味しくいただいた。
売店は入港にあわせて開店した。奄美大島で積んだのだろう、南海日日新聞という奄美群島の地方紙が75円で販売されていた。大手紙の販売はなかった。
見送り客は下船するようにとの案内が流れた後、定刻5時50分、振動と共に名瀬港を出港した。
深夜時間帯はデッキには立ち入り禁止とのことであったが、6時になると出ることができる。まだ外は暗い。
6時半頃、奄美大島が進行方向左手に見える。明るくなってきた。
後方。
反対側はずっと海である。
前方のビューシートからの風景。
名瀬港出航後、案内所と売店は再び閉店した。
まだ早朝なので、再び寝間着に着替えてベッドに入る。
9時、徳之島の亀徳港入港にあわせて起きる。
入港前に、フィンスタビライザーを切る旨の案内が流れた。フィンスタビライザーとは、船の航行時の揺れを押さえる装置らしい。そのおかげなのか、もともと波が安定していたのか、昨晩来、揺れをほとんど感じなかった。
9時05分、亀徳港に到着した。着替えて、デッキに出る。
亀徳港のターミナル。
亀徳港にはボーディングブリッジはなく、徒歩客は船に備わっているギャングウェイで乗下船となる。
後方のランプウェイでは貨物の積み卸しが20分以上続く。
JR貨物のコンテナもあった。
亀徳港付近。月並みな言葉であるが、海が綺麗で、自然豊かである。
ランプウェイが格納される。
9時40分に亀徳港を出発した。定刻である。
港には、荷下ろしした貨物のコンテナが積み上げられていた。
亀徳港から離れていく。
しばらく徳之島に沿って航行する。
後方から。
波は安定しているように見えた。ほとんど揺れない。
次の沖永良部島には11時半の到着である。まだ寝られそうなので、寝間着に着替えて再びベッドに入る。
11時20分過ぎに沖永良部島の和泊港に到着した。着替えてデッキに出る。
着岸時の様子を見ることができた。まず、錘だろうか、船から岸に何かが投げられる。この錘は紐でホーサーロープの先端部と繋がっており、数名の作業員が紐を引っ張ってロープを地上に上げて、ロープを係留柱に掛ける。
和泊港。
和泊港ターミナルビル。ビルの前には乗船客が既に待機していた。
貨物コンテナが待機している。
ランプウェイが展開する。
フォークリフトが乗り込む。
貨物コンテナが多いが、一般車両も何台か船から下りていった。
反対側では徒歩客用のギャングウェイが下ろされた。
和泊港付近の風景。
和泊港に停泊中に昼食の案内が流れた。昼食の営業は11時40分から12時10分までの30分間である。食堂に行き、唐揚げカレーを注文した。700円也。サラダ付きである。唐揚げは揚げたてのようで、外側はさくさくであった。美味しくいただいた。
食後、再びデッキに出る。
12時、沖永良部島の和泊港を出発する。
ロープが外される。
サイドスラスターが作動し、横に進み、港から離れる。
ビューシートから前方を眺める。
進行方向右側に沖永良部島が続く。
後方から。
沖永良部島を出ると、次は与論島で、13時40分の到着である。することもないので、もう昼であるが、再び寝間着に着替えてベッドに入った。
【2023/3沖縄】(目次)
5,鹿児島から那覇へ:マリックスライン「クイーンコーラルクロス」:(1)1等室:2023/3/9【2023/3沖縄】
6,鹿児島から那覇へ:マリックスライン「クイーンコーラルクロス」:(2)鹿児島→:2023/3/9【2023/3沖縄】
7,鹿児島から那覇へ:マリックスライン「クイーンコーラルクロス」:(3)→奄美大島→徳之島→沖永良部島→:2023/3/10【2023/3沖縄】【←本記事】
8,鹿児島から那覇へ:マリックスライン「クイーンコーラルクロス」:(4)→与論島→本部→那覇:2023/3/10【2023/3沖縄】
【フェリー乗船記録】
(中距離)
10,苫小牧から八戸へ:シルバーフェリー「フェリーはちのへ」:2007/3/14【2007/3北海道】
23,苫小牧から八戸へ:シルバーフェリー「べが」:2006/8/2【2006/7北海道】
(短距離)
16,島原から熊本へ:熊本フェリー「オーシャンアロー」:2022/12/25【2022/12九州】
17,桜島フェリー「第十六櫻島丸」「第二桜島丸」:2022/9/11【2022/9九州】
12,志布志駅から鹿児島中央駅へ:鹿児島交通:鴨池・垂水フェリー:2022/9/10【2022/9九州】
4,金谷から久里浜へ:東京湾フェリー「かなや丸」:2020/10/3【2020/10千葉・神奈川】
10,メラクからバカウニへ:スンダ海峡フェリー:2017/3/10【2017/3インドネシア】
23,スラバヤからデンパサールへ(2):バリ海峡フェリー・バス:2013/3/23【2013/3インドネシア】
35,ハンブルクからコペンハーゲンへ:ICE33(渡り鳥コース):2012/3/1【2012/2ドイツ】
30,ワシントン州フェリー(Washington State Ferries):2011/8/17【2011/8アメリカ合衆国】
25,宇野から高松へ:四国フェリー「第一しょうどしま丸」:2009/9/9【2009/9西日本】