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東京から盛岡へ:JR東北新幹線:はやぶさ225号:グランクラス:2022/5/3

投稿日:2022年5月31日

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約2年ぶりに東京から盛岡に帰省することにした。最繁忙期であるゴールデンウィークに敢えて行く必要も無かったが、かといって、他に予定も無かった。直前になって行くことを決めたのであるが、既に新幹線の空席は少なかった。未だ新型コロナウイルス感染症への注意は必要とはいえ、久々に緊急事態宣言下ではないゴールデンウィークである。そのせいか、今年は交通機関も混雑しているという。

結局、今回は、東京駅を9時08分に出るはやぶさ225号のグランクラスを予約した。グランクラスは、グリーン車よりもさらに上級の座席であり、2011年のE5系の営業運行開始と共に設定された。値段もグリーン車より高く、今回、東京から盛岡までは乗車券・特急券全て込みで24,520円であった。

ちなみに、東北新幹線は、2022年3月16日の福島県沖地震によって、走行中の新幹線が脱線したほか、高架橋が損傷したり電化柱が傾いたりするなどの被害が発生していた。4月14日に全線復旧に至ったものの、郡山~一ノ関間では当面のあいだ徐行運転を行うこととなり、列車本数を削減した臨時ダイヤでの運行となった。今回乗車するはやぶさ225号は、その臨時ダイヤの中で設定された臨時列車で、4月29日と5月3日のみの運行であった。

 

2022/5/3:東京駅:ビューゴールドラウンジ

2022年5月3日火曜日。

今回は、9時08分に東京駅を出るはやぶさ225号で盛岡へ向かう。

さて、グランクラスの利用者は、東京駅から乗車する場合、乗車90分前からビューゴールドラウンジを使用することができる。ラウンジは、八重洲中央口の改札外にあり、営業時間は8時から18時までである。

なお、このラウンジには、ビューゴールドプラスカード・JALカードSuicaCLUB-Aゴールドカードの会員で当日東京駅発の新幹線・特急列車グリーン車に乗車する場合、当日東京駅発のグランクラスに乗車する場合に出発90分前から利用できるほか、「ビューゴールドラウンジご利用券」を所持している場合にも90分間利用することができる。また、同伴者も3,300円を払うことで利用することができる。

今回乗車する新幹線は9時08分発なので、8時過ぎの開店直後にラウンジに向かった。スマホの画面で新幹線eチケットを提示して、受付を済ませる。

営業時間は8時からであるが、私が入室した時点で、ラウンジ内には既に10名ほど客がいた。係員に誘導され、窓側のテーブル席に座った。係員は、まずおしぼりを持ってきて、飲み物のメニューを提示した。コーヒーをいただいた。お茶菓子としてラスクが一緒に提供された。

 

ちなみに、このとき、受付で、駅ナカシェアオフィス「STATION DESK 東京 premium」の30分無料チケットをいただいた。来年の3月末まで使用可能だという。

 

2022/5/3:東北新幹線:はやぶさ225号:東京→盛岡

はやぶさ225号盛岡行きは、21番線からの出発であった。この列車は、東京を出ると、上野、大宮、仙台に停車し、仙台から終点の盛岡までは各駅に停車する。

 

車両はE5系である。東北・北海道新幹線系統でグランクラスが設定されているのは、E5・H5系の運行列車のみである。また、その中でも、グランクラスアテンダントが乗務し、軽食と飲み物のサービスがあるのは、現在では東京と盛岡・新青森・新函館北斗を結ぶ「はやぶさ」号のみである。

 

グランクラスは10号車である。

早速乗車する。

 

グランクラスは横3列、縦6列の計18席である。(以下、車内写真は、北上出発後、無人になってから撮影)。

後ろから見る。

 

2人掛け。

 

1人掛け。

 

リクライニングは電動で、肘掛けのパネルで操作する。全体を一気に動かすこともできるし、背もたれ、座面の高さ、レッグレストを独立に調整することもできる。

 

肘置きには飲み物を置くテーブルがある。

 

また、肘置きには大型のテーブルが収納されている。

 

肘置きに、サービスメニューが用意されていた。

 

1人席は壁に、2人席は前の席の背面中央部に、車内誌やスリッパを入れるラックがある。

 

読書灯。

 

コンセント。

 

ラックには、ラミネート加工がなされた「座席機能のご案内」が入っていた。

 

定刻9時08分に東京を出発した。グランクラスは半数程度の座席が埋まっており、逆に言えば半数程度は空席であった。この列車、指定席、グリーン車は満席であったはずである。

 

東京を出ると、地下に入って上野に停車する。9時14分に上野を出ると、アテンダントが食事と飲み物の注文を聞いて回った。早速いただくことにした。

 

サービスメニューを開くと、提供されるサービス一式の記載がある。

 

まずは分厚いおしぼりが配られた。

 

次いで、お弁当と飲み物をいただいた。

 

飲み物は、ノンアルコールのスパークリングワインをいただいた。「デュク・ドゥ・モンターニュ」というベルギー産のワインテイスト飲料であった。スッキリとした味で気に入った。

 

お弁当はかなり小さめである。上にはお品書きがある。

 

早速いただくことにする。

彩りが鮮やかで、味も良いお弁当であった。

 

大宮では、主に臨時列車が使用する16番線ホームに停車した。1分ほど停車する。大宮を9時32分に出発すると、次は仙台である。

 

食事を終えると、片付けに来たアテンダントからお茶菓子を勧められたが、先に少し眠ることにした。リクライニングを最大まで倒す。リクライニングは最大45度まで倒すことができるという。座り心地は快適で、言うことはない。

 

スリッパが赤系の袋に入れられている。こちらに履き替えた。

ふかふかのスリッパである。

 

郡山を通過すると、一気に速度が落ちた。郡山から仙台を経て一ノ関までが徐行運転の区間である。

一眠りして、仙台まで来るとだいぶ目も覚めた。仙台には11時13分に到着した。大宮から仙台まで、無停車で1時間41分であった。通常は1時間6分で運行するので、通常よりも35分ほど時間がかかったことになる。

 

仙台で、グランクラスからは半数程度の客が降りていった。7分停車した後、11時20分に仙台を出発した。仙台から盛岡までは各駅に停車する。

仙台を出ると、巡回に来た客室乗務員が、飲み物はいかがですかと聞いてくれた。お茶菓子とコーヒーをいただいた。コーヒーは、今から淹れますので少々お待ち下さいとのことであった。淹れたてを準備してくれるという。

 

コーヒーはグランクラスのロゴ入りコップで提供される。

 

おつまみあられ「七彩めぐり」。グランクラスのロゴが入れられてある。

亀田製菓製であった。

 

お茶菓子は小箱に入れられている。

「グランクラスオリジナル 東北産よもぎと三温糖のパウンドケーキ」とのことである。

美味しくいただいた。

 

途中の一ノ関には12時に到着した。ここで6分ほど停車して、東京を9時24分に出たはやぶさ・こまち215号新青森・秋田行きに道を譲る。

一ノ関で徐行区間は終わり、ここから先は通常の速度となる。一ノ関、北上で降車があり、北上でグランクラスの車内は私だけになった。

 

久々の盛岡である。

 

終点の盛岡には12時45分に到着した。

 

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