2019年12月30日月曜日。東京から盛岡へ帰省した。その際に、はじめて新幹線のグランクラスというものに乗車してみた。インドネシアで定期列車最上級の座席に座っておきながら、日本でそれにあたる座席に乗っていないというのは、なんとなく締まりが悪い。それに、1年の最後であるから少しは贅沢しても良いだろう。その他にも心の中で色々と理由をつけて、奮発した。
グランクラスの券は当日購入した。券売機で検索をかけると、さすがに指定席は全列車満席であったが、グランクラスは空席多数の「◎」のマークが付いていた。
2019/12/30:JR東北新幹線:やまびこ59号:東京→盛岡
20時20分発のやまびこ59号盛岡行きは、E7系7両とE5系10両の計17両での運行であった。E7系の方はグリーン車を除いて全席自由席である。出発15分前くらいに列を見たところ、自由席にはかなりの余裕がありそうであった。
グランクラスはE5系の10号車にある。
10号車は先頭車であるため、もとから客室部は短い。そのコンパクトな空間に、横3席、縦6列の計18席が用意されている。どっしりとした座席が並んでいる。
グランクラスの座席やサービスの詳細については、公式サイトをはじめネット上で既に詳細に紹介されているので、ここでは省略する。
リクライニングは電動である。アテンダントの呼び出しボダンもある。
スリッパがあった。使い捨てのぺらぺらのやつではなく、ふわっとした履き心地のスリッパが袋に入れられていた。
肘掛けに紙が挟まっている。
サービスの案内であった。
左上には食事の案内がある。
上野を出ると、アテンダントが食事について聞きに来た。早速注文をする。茶菓子もあわせてもらう。飲み物はさしあたりアップルジュースをもらった。
軽食。上品な感じであるが、かなり小さいお弁当である。お酒を飲む人を想定して作られているのかもしれない。
一応、こんな感じである。
列車は大宮駅の手前で停車する。在来線が遅れている関係で、接続待ちのため、東京をこの列車より4分早く出たはやぶさ・こまち39号がまだ大宮駅に停車しているらしい。
列車は、4分遅れの20時49分に大宮に到着した。数人乗車するが、空席の方が多い。
大宮を出発後、コーヒーをもらい、茶菓子をいただく。「加賀棒ほうじ茶のパウンドケーキ」である。こちらも上品な味である。
食後は、リクライニングを調整して、ゆったりとした姿勢で寛ぐ。構造上、リクライニングをいくら倒しても後ろに人に迷惑はかからない。足下にも余裕がある。快適である。話す人もおらず、静かな車内であった。
飲み物のおかわりはお酒も含めて自由らしい。アテンダントが回ってきたときに、コーヒーを2、3回おかわりした。
列車は、宇都宮、郡山、福島、仙台と仙台からの各駅に停車する。郡山までに遅れは回復したが、福島では新庄からのつばさ160号東京行きの到着が遅れているとのことで、出発が5分遅れた。仙台で停車時間を削り、時間通りとなる。
終点の盛岡には23時31分に到着した。アテンダントの見送りを受けて、ホームに降りた。
【諸外国の鉄道の上級クラス】
(インドネシア)
(マレーシア)
12,シンガポールからスレンバンへ:Ekspres Sinaran Selatan:1等車:2010/8/14【2010/8シンガポール・マレーシア】
(台湾)
31,台中から左営へ:台湾高速鉄道:商務車:2010/9/10【2010/9台湾】