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8,新大阪から鳥取へ:特急スーパーはくと11号:2021/12/24【2021/12西日本】

投稿日:2022年2月3日

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本日は鳥取で宿泊なので、新大阪を17時19分に出る特急スーパーはくと11号で鳥取へ向かう。「特急スーパーはくと」は、京阪神と鳥取・倉吉を結ぶ特急列車で、京都を出ると東海道本線・山陽本線を上郡まで向かい、そこから智頭急行智頭線に入り智頭、因美線で鳥取を経て、山陰本線で倉吉へ向かう。この特急は、智頭急行智頭線の開業にあわせて、1994年に運行を開始した。京都~鳥取間の所要時間は約3時間である。

今回、私はJR西日本の「どこでもきっぷ」という企画乗車券を使っている。この乗車券は基本的にはJR西日本の列車のみ有効であるが、智頭急行線は例外的に対象に含まれている。「特急スーパーはくと」には今まで乗車したことがなかったので、この機会に乗車することにしたのであった。

 

2021/12/24:特急スーパーはくと11号:新大阪→鳥取

新大阪を17時19分に出る特急スーパーはくと11号倉吉行きは、始発の京都を16時56分に出発し、新大阪駅の9番線に17時18分に到着した。

 

「特急スーパーはくと」の車両は、智頭急行のHOT7000系気動車である。HOTは、智頭急行沿線の兵庫県、岡山県、鳥取県の頭文字に由来するらしい。このHOT7000系は、1994年から2003年にかけて34両製造された。最高速度は時速130km、振り子機構を備えており、急勾配、急カーブでの走行性能も優れているという。

 

今回は指定席を予約していた。4号車に乗車した。

 

車内。

座席。

 

枕カバー。「宮本武蔵生誕地(美作市)」と文字が入れられていた。

 

座席の背面には木が使われている。

 

背面テーブル。

 

ペットボトルホルダーだろうか。

 

フットレスト。

 

コンセント。

 

客室ドア上には電光表示器があるほか、その横にはモニターがある。

先頭にカメラが設置されているようで、モニターでは前面展望が映し出されている。この列車では常に映し出されているわけではなく、駅到着・出発時のみであった。

 

4号車には指定席とグリーン車が半室ずつ設置されており、車両中央部に仕切りがある。

 

デッキ。

 

3号車のデッキには車いす対応の大型トイレが設置されている。

トイレは温水洗浄便座である。

 

トイレの向かい側には洗面台がある。手洗い鉢は小ぶりで独特の配色であるが、鳥取の因州中井窯の器であるという。

 

列車は、新大阪を定刻17時19分に出発した。新大阪を出ると、次いで大阪に停車する。車内チャイムは「ふるさと」の一節であった。「ふるさと」の作曲をした岡野貞一氏は鳥取県の出身である。

自動放送の案内は、日本語、英語の他に、中国語、韓国語でも流れる。

大阪を出て数分後、尼崎の手前で停車する。しばらくして車内放送がある。尼崎と立花の間の踏切で遮断棒が折られたために、停車しているという。

17時43分に運転を再開した。この時点で20分遅れであった。

途中で新快速を追い抜いて快走し、三ノ宮には15分遅れの17時59分に到着した。早速5分ほど遅延を回復した。その後、明石に18時14分に到着した。

 

このあたりで、新大阪駅で購入した弁当を開いた。

水了軒の「汽車弁当」を購入していた。980円であった。

素朴な味で、美味しくいただいた。

原材料表示。

 

少し寝て、起きたら、また速度がゆっくりになっている。車内放送によると、先行の普通列車にあわせて運転しており、遅れが拡大する見込みであるという。また、この日は自由席が1両だけのようであったが、その自由席が混雑しているらしい。姫路と上郡の到着時には、検札が間に合わなかったのか、特急券を持たずに乗車した場合は駅で申し出て特急料金を払うようにとの放送が入った。

姫路には、25分遅れの18時46分に到着し、2分停車の後、18時48分に出発した。出発後に車内放送があり、先行の定時の普通列車の後ろを走るために上郡到着時には30分遅れになるとの案内がなされた。たしかに、時刻表を見ると、姫路を18時40分に出て上郡に19時13分に到着する普通列車がある。姫路出発直後は快走したものの、途中から急に速度が落ち、上郡には、32分遅れの19時16分に到着した。

 

上郡を出ると、智頭急行智頭線に入る。車内放送では、山間部を走行するため携帯電話が繋がりにくい区間があること、高速走行のために揺れが大きいことの案内がある。早速、制限速度ぎりぎりで運行をしているのだろう。揺れが大きいし、トンネルに入る際には耳つんも感じる。

ただ、そのように高速で走行したのも僅かであり、19時29分、久崎駅で停車した。本来の停車駅ではない。放送が入り、定刻で走行中の特急スーパーはくと14号京都行きと交換するために10分ほど停車するという。京都行きの通過を待ち、19時40分に久崎を発車した。

智頭急行線内では、特急スーパーはくと11号は佐用、大原、智頭に停車する。最初の停車駅である佐用には48分遅れの19時45分に到着した。佐用はJR姫新線との接続駅である。

【→2009年の姫新線乗車記録はこちら

再び高速で走行し、兵庫県から岡山県に入り、人名がそのまま駅名となった宮本武蔵駅を通過し、大原には46分遅れの19時55分に到着した。

ドア上の案内表示器では、ときおり沿線の観光案内や車窓案内が流される。もう夜であるから車窓はよく分からぬが、20時02分、長いトンネルに入ったとき、志戸坂トンネルに入ったことが表示された。このトンネルはあわくら温泉駅と山郷駅の間に位置し、全長5.6km、沿線最長のトンネルであるという。このトンネルの中に、岡山県と鳥取県の県境がある。

車掌が、郡家で若桜鉄道線に乗り換える人は申し出るようにとの放送をし、その後に車内を回った。

智頭急行線の終点駅である智頭には、42分遅れの20時11分に到着した。

【→2009年の智頭急行線の乗車記録はこちら

 

智頭から先はJR因美線に入る。

車掌から、今度は、鳥取から特急スーパーまつかぜ13号米子行きに乗り換える客は申し出るようにとの放送がある。

20時23分、用瀬で信号待ちのため停車する。「用瀬」と書いて「もちがせ」と読む。

郡家には43分遅れの20時33分に到着した。若桜鉄道線との乗換駅である。3分ほど停車して、20時36分に郡家を出発した。

【→2009年の若桜鉄道の乗車記録はこちら

 

再び車内放送がある。12月25日以降、寒波による大雪の影響で列車の運休・遅れが生じる予想との内容であった。寒いとは聞いていたが、そのようなことになるとは全く考えていなかった。鳥取に着いたら、予定の組み直しが必要かなと思う。

20時43分、津ノ井で停車した。鳥取の1つ手前の駅である。ここで、定刻のスーパーいなば12号岡山行きと交換をした。20時45分に出発した。

鳥取には50分遅れの20時49分に到着した。2番線に入線した。

特急スーパーまつかぜ13号米子行きは、3番線から定刻で出発していった。この列車から乗り換える客がいなかったのか、あるいは少なかったのか、結局、接続はとらなかった。

 

遅延の影響で、出発案内には既に特急スーパーはくと11号は表示されていなかった。

 

鳥取駅には自動改札機はない。改札口に立っている駅員に、「遅れまして申し訳ございません」と声をかけられつつ、駅を後にした。

 

【2021/12西日本】(目次

7,天橋立から新大阪へ:特急はしだて4号・特急こうのとり18号:2021/12/24【2021/12西日本】

8,新大阪から鳥取へ:特急スーパーはくと11号:2021/12/24【2021/12西日本】【←本記事】

9,鳥取:東横INN鳥取駅南口:シングル:2021/12/24【2021/12西日本】

 

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10,鳥取から益田へ:JR山陰本線:特急スーパーおき3号:2021/12/25【2021/12西日本】

7,天橋立から新大阪へ:特急はしだて4号・特急こうのとり18号:2021/12/24【2021/12西日本】

14,大阪から鳥取へ:特急はまかぜ1号:2009/9/7【2009/9西日本】

13,福井から大阪へ:特急雷鳥4号:2009/9/7【2009/9西日本】

天橋立から京都へ:特急はしだて6号:2008/3/17

 

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