函館市電を全線乗車し、13時に函館駅に戻ってきた。
次に乗る予定の列車まで30分ほど時間があるので、ここで昼食にした。駅の2階にある「あじさい」というラーメン店に入った。
ラーメンとザンギを食べた。
ラーメンはもちろん、ザンギも揚げたてで美味しかった。ただ、ザンギと唐揚げの違いは、結局分からないままであった。違いはないとの見解もあるようである。
2021/3/20:道南いさりび鉄道:道南いさりび鉄道線:函館→木古内
ここからは、道南いさりび鉄道に乗車する。
道南いさりび鉄道は、五稜郭と木古内の37.8kmを結ぶ第三セクターの鉄道会社である。2016年3月26日の北海道新幹線開業時に、JR北海道の江差線から移換されて開業した。
函館駅の改札口の横に、道南いさりび鉄道の券売機があった。木古内までは1,170円であるが、今回はここでは買わず、先ほど購入した「はこだて旅するパスポート&フリーパス」で乗車する。
次の列車は13時35分発の木古内行きである。
13時35分発の木古内行きは、キハ40形1両編成による運行であった。道南いさりび鉄道の車両は、いずれも元JR北海道の車両であるが、塗装は道南いさりび鉄道に移換されてから塗り替えられている。乗車した車両は濃緑色に塗られていた。
函館方。
木古内方。
車内に入ると、既にすべてのボックスに1人か2人座っていた。ロングシートの部分に座った。
函館を出ると、次は五稜郭である。五稜郭まではJR函館本線である。
五稜郭を出ると、道南いさりび鉄道線に入る。五稜郭より先の各駅では、乗る客より降りる客の方が多い。清川口駅でボックスが空き、そちらに移った。
朝が早かったので、眠くなってきた。少しウツラウツラとする。
終点の木古内には14時36分に到着した。函館から1時間であった。
車内はJRの頃と変わりはなさそうであった。
木古内駅は、新幹線との乗り継ぎ駅である。新幹線のコンコースへと進んでみるが、人はほとんどいない。
道南いさりび鉄道の方へ戻る。
こちら側には、バスターミナルがある。函館駅、江差、松前の方へバスが出発している。
その向こうには、「道の駅 みそぎの郷 きこない」がある。
中は賑わっていた。今月は北海道新幹線開業からちょうど5周年であり、5周年フェアが行われており、青森の名産品も売られていた。
パン屋さんで塩パンを1個買った。50円也。塩は、津軽海峡の海水からとったのだろうか。小ぶりで美味しいパンであった。
いくつか自分用にお土産も購入した。カステラやバームクーヘンを作っている北じまという会社は、木古内の会社らしい。バームクーヘンの切れ端を安く売っていたので心が動いたが、量が多く、持って帰るのが大変なので購入はやめておいた。
2021/3/20:道南いさりび鉄道:道南いさりび鉄道線:木古内→五稜郭
木古内駅へ戻る。
道南いさりび鉄道の木古内駅は無人駅である。
函館行きの乗り場は4番線・5番線である。1番線から3番線は海峡線経由の貨物列車が使用するようで、ホームはない。
15時19分発の函館行きは、先ほど乗車してきた列車の折り返し運用である。
帰りは起きて景色を見ていた。
釜谷駅。駅舎は貨車を改造した物である。
海に沿って進む。
渡島当別駅。トラピスト修道院の最寄り駅とのことで、駅舎も修道院を模したものであるという。郵便局も入っているらしい。
引き続き津軽海峡に沿って走る。
茂辺地駅。
茂辺地で木古内行きとすれ違った。車体は藍色に塗られ、「ながまれ」と書かれてある。食事付きの観光列車「ながまれ海峡号」に使われる車両であるが、それ以外の時は定期列車の運用にも入っている。「ながまれ」とは道南地方の方言で、「ゆっくりして」「のんびりして」という意味なのだという。
五稜郭には16時16分に到着した。函館まで行っても時間をもてあましそうなので、ここで降車した。
【2021/3北海道】(目次)
8,道南いさりび鉄道:キハ40形:2021/3/20【2021/3北海道】【←本記事】
9,五稜郭から七飯へ:JR函館本線:キハ40形:2021/3/20【2021/3北海道】
【同区間の過去の乗車記録】
4,青森から函館へ:JR津軽線・津軽海峡線・江差線:2006/7/29【2006/7北海道】