アムステルダムからは、13時発のIC147列車でドイツのハノーファーへ向かう。ICとは"Intercity(インターシティ)"の略で、都市間を結ぶ急行列車である。ドイツではICEの下位種別である。
2020/3/4:IC147:Amsterdam Centraal → Hannover Hbf
IC147列車は10a番線からの出発であった。
列車は出発7分前の12時53分にアムステルダム中央駅10a番線に入線した。
1等車は後ろの2両であった。ホームの端へ移動する。
1等車のうち1両は1等車と食堂車の合造車、最後尾は1等車のみの車両であった。
1等車の車内は6人掛けのコンパートメントで構成されていた。車内は空いており、終点のハノーファーまでコンパートを独占できた。
コンパートメント内部。
コンパートメントにはドアがあり、完全に個室となる。
車内誌が置かれていた。
後ろのページに、車両の紹介がある。この車両はIntercity 1である。
トイレ。
定刻を少し遅れてアムステルダム中央駅を出発した。車内放送がある。どうやら、この列車、いつもはベルリン行きらしいが、本日は途中のハノーファーで運転を打ち切るらしい。アムステルダム中央駅の案内でもハノーファー行きとなっていたので、気がつかなかった。車内放送は、ドイツ語、英語、オランダ語の3カ国語であった。
まもなくオランダ鉄道の車掌が検札に来る。
車窓から。
13時23分、ヒルフェルスム(Hilversum)に停車する。
13時35分、アメルスフォールト(Amersfoort)に停車する。
隣の車両が食堂車であった。客はいない。客室乗務員がカウンターの奥で暇そうに携帯を見ていたが、こちらが来たのを見るとすぐに出てきた。メニューはなく、雰囲気からして温かい料理はなさそうであった。サンドイッチならあるだろうと思って聞いてみると、何種類か挙げてくれた。サラミのサンドイッチとコーヒーを購入した。6.9ユーロであった。コンパートメントに持ち帰る。
車窓から。
14時43分、アルメロー(Almelo)に停車する。
車窓から。
14時54分、ヘンゲロー(Hengelo)に停車する。
車窓から。
国境を越え、オランダからドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州に入る。
15時10分、バート・ベントハイム(Bad Bentheim)に到着した。この駅で20分近く停車した。機関車交換、乗務員交代が行われたようである。空調がいったん止まる。車内では警察官が巡回していた。
ホームに出ている客もいた。
15時30分、バート・ベントハイムを出発した。すぐにドイツ鉄道の車掌が検札に来た。
15時38分、ライネ(Rheine)に停車する。
車窓から。
16時06分、オスナブリュック(Osnabrück Hbf.)に停車する。
車窓から。
16時28分、ビュンデ(Bünde (Westf.))に停車する。
車窓から。
16時35分、レーネ(Löhne (Westf.))で停車をする。この駅は停車駅ではない。いわゆる運転停車である。20分ほど停車して、16時55分に出発した。
車窓から。
17時07分、ミンデン(Minden (Westf))に停車した。
車窓から。
車を載せた列車を追い抜いた。
列車は、ノルトライン=ヴェストファーレン州からニーダーザクセン州に入る。
17時35分、ハノーファー到着の車内放送がある。車掌が乗り換え列車を案内する。
終点のハノーファー中央駅(Hannover Hbf)には17時42分に到着した。
隣のホームにも同型のICが停車していた。18時発のアムステルダム行きであった。
【2020/2ヨーロッパ】(目次)
29,アムステルダム中央駅(Station Amsterdam Centraal):NSラウンジ:2020/3/4【2020/2ヨーロッパ】
30,アムステルダムからハノーファーへ:IC147:1等車:2020/3/4【2020/2ヨーロッパ】【←本記事】
31,ハノーファーからフランクフルトへ:ICE1675・ICE377:1等車:2020/3/4【2020/2ヨーロッパ】
【IC(インターシティ)の乗車記録】
46,フランクフルトからハイデルベルクへ:IC2271:2012/3/3【2012/2ドイツ】
8,フランクフルトからベルリンへ:IC2355:2012/2/26【2012/2ドイツ】
【国際列車の乗車記録(EU域内)】
28,デュッセルドルフからアムステルダムへ:ICE220:1等車:2020/3/4【2020/2ヨーロッパ】
27,ウィーンからデュッセルドルフへ:ナイトジェット:NJ40490:2020/3/3【2020/2ヨーロッパ】
26,ショプロンからウィーナー・ノイシュタットへ:R7156:2020/3/3【2020/2ヨーロッパ】
25,ショプロンからドイチュクロイツへ:REX7640:2020/3/3【2020/2ヨーロッパ】
22,グラーツからセントゴットハールドへ:S3・R4712:2020/3/3【2020/2ヨーロッパ】
17,プラハからウィーンへ:レイルジェット:RJ373:1等ビジネスクラス:2020/3/2【2020/2ヨーロッパ】
15,ドレスデンからプラハへ:EC379:1等車:2020/3/2【2020/2ヨーロッパ】
40,コペンハーゲンからバーゼルへ:シティナイトラインCNL473「オーロラ」 (1):2012/3/1【2012/2ドイツ】
35,ハンブルクからコペンハーゲンへ:ICE33(渡り鳥コース):2012/3/1【2012/2ドイツ】
【国際列車の乗車記録】
22,ハルビンからハバロフスクへ:中露国際列車(1)ハルビン駅:2012/3/31【2012/3中国・ロシア】
13,シアトルからバンクーバーへ:アムトラック・カスケーズ(Amtrak Cascades)510列車(1):2011/8/14【2011/8アメリカ合衆国】
28,ワカバルからシンガポールへ:Ekspres Sinaran Timur:2010/8/17【2010/8シンガポール・マレーシア】
12,シンガポールからスレンバンへ:Ekspres Sinaran Selatan:1等車:2010/8/14【2010/8シンガポール・マレーシア】