京王ライナーは、京王電鉄が2018年に運行を開始した有料座席指定列車で、朝に京王八王子、橋本から新宿へ、夕方以降に新宿から京王八王子、橋本に向けて列車が設定されている。また、行楽シーズンには、新宿～高尾山口間でも運転が行われており、一昨年にこの臨時列車には乗車した。
今回は新宿から橋本へ向かう京王ライナーに乗車することにした。橋本行きの列車はいずれも夕方以降の運行であり、土休日は、新宿を、16時20分から22時20分までの毎時20分と、23時に出発する。
2021/7/10：京王線・相模原線：京王ライナー33号：新宿→橋本
2021年7月10日土曜日。新宿を17時20分に出発する京王ライナー33号橋本行きに乗車した。
改札外の券売機で座席指定券を購入した。410円である。
座席指定券の裏はチケットレスサービスの案内であった。
ホーム上にも座席指定券の券売機がある。
列車は、新宿駅の2番線から出発する。
車両は、2017年に導入が開始された京王5000系である。この車両は、車内のシート配置に関して、ロングシートとクロスシートの転換が可能な、いわゆる「デュアルシート」を備えている。京王ライナーの運用に入るときはクロスシートとなり、車端部の数席を除いて全ての席が進行方向を向くことになる。
各車両ドアが1つだけ開けられており、その他は閉まっている。
行先表示器には、京王ライナーのロゴも表示されている。
今回は5号車の座席を指定された。座席は比較的埋まっており、相席であった。
今までこの種の車両にはいくつか乗ってきたが、京王5000系の車内の落ち着いた雰囲気、色使いは好みである、シートの座り心地も良いように思う。
この車両は、ドア上のほか、貫通扉の上にもLCDモニターがある。
モニターでは、京王ライナーのロゴと共に、「この電車は、全車指定席です。」との表示も出されている。
列車は、新宿を出ると、京王永山、京王多摩センター、南大沢に停車して橋本へ向かう。
【→車内の詳細は、以前に乗車した京王ライナーTAKAO84号の乗車記録も参照】
橋本行きの京王ライナー33号は、定刻17時20分に新宿を出発した。
明大前に17時25分に停車した。停車駅ではないのでドアは開かない。明大前駅の前後には踏切があり、踏切の作動するタイミングが列車の停車を前提として設定されていることから、停車しないといけないのだという。10秒ほど停車して、すぐに出発した。
前に列車がいるようで、高速で走り続けられるわけではない。調布の手前では、止まりそうになるくらいまで速度を落とした。17時35分に調布を通過した。
調布より先は京王相模原線である。実際に測ったわけではないが、相模原線に入ってからの方が速度が上がったように思う。
新宿を出発して24分後の17時44分に京王永山に到着した。座席指定列車であるのはここまでで、京王永山から先は普通乗車券のみで乗車可能となる。
京王永山を出ると、次は京王多摩センターに停車した。隣のホームには、橋本まで各駅に停車する区間急行橋本行きが停車している。そちらから乗り換えてくる人が多いようで、一気に客が増え、立ち客も多くなる。
京王多摩センターを出ると、南大沢に停車して、17時54分に終点の橋本に到着した。新宿を出てから34分である。この区間、昼間の準特急だと38分、区間急行では1時間程度かかるため、京王ライナーは快適性、速達性共に優れているといって良いだろう。
橋本に到着して客を降ろすと、列車はすぐに回送となった。
【京王電鉄のその他の乗車記録】
4,高尾山口から新宿へ：京王高尾線・京王線：京王ライナー84号：2019/12/8【2019/12高尾山】
12,京王相模原線・小田急多摩線：2010/5/23【2010/5関東】
11,西武多摩川線・京王競馬場線：2010/5/23【2010/5関東】
【他会社の同種車両の乗車記録】
（THライナー：東武70090型）
東京メトロ日比谷線・東武伊勢崎線：THライナー9号：2020/9/5
（TJライナー用車両：東武50090型）
（拝島ライナー：西武40000系）
（Qシート：東急6000系）
大井町から長津田へ：東急大井町線：Qシート：2020/10/30