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JR東海道本線:ホームライナー小田原23号:グリーン車:185系:2020/11/2

投稿日:2020年11月4日

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JR東日本は、平日の夜に、新宿から小田原へ「ホームライナー小田原」という通勤ライナーを運行している。今回はこれに乗車した。

新宿発のホームライナー小田原は、19時30分と21時30分の2本だけである。東京発の湘南ライナーが平日1日9本の運行であるのに対して、本数は少ない。新宿から藤沢、小田原へは小田急が有料特急列車「ホームウェイ」を数多く運行しているので、需要が分散するのであろう。

ホームライナー小田原は、現在2本とも185系による運行である。185系は1981年から82年にかけて製造された車両で、近年活躍の場が少なくなっており、現在、定期運用では、特急踊り子、湘南ライナー、ホームライナー小田原、おはようライナー新宿を残すのみである。これまで185系の普通車には何度か乗車したことがあったが、グリーン車には乗車したことがなかった。ライナーであればグリーン車に安く乗車できるので、今回この列車に乗車することにしたのであった。グリーン車に乗車するのであればできるだけ長時間乗車したいので、終点の小田原まで乗車することにした。

 

2020/11/2:ホームライナー小田原23号:新宿→小田原

2020年11月2日月曜日。21時30分に新宿を出るホームライナー小田原23号に乗車することにして、新宿駅へ向かった。

ホームライナー小田原23号は、2020年3月のダイヤ改正まではスーパービュー踊り子の251系が使われており、乗り得の列車であったという。現在は185系10両編成での運行である。

新宿駅では、ホームライナー小田原は5番線から出発する。

 

出発10分前に5番線に行くと、既にホームライナー小田原23号が出発を待っていた。185系10両編成での運行である。

 

5番線の中程にはライナー券の券売機がある。普通車に乗車する場合はこちらでライナー券を購入する必要がある。座席数のみの販売ということで、ここで購入した場合には着席が保証されている。

一方で、湘南ライナーやホームライナー小田原でグリーン車に乗車する際には、ライナー券を購入する必要はなく、普通列車用グリーン券があれば良いらしい。普通列車用グリーン券はライナー乗車と関係なく購入できるので、便利ではあるが、乗ってから満席で座れないということもありそうである。そのあたりがどのようになっているのかはいまいち分からないが、この列車に関する限り、空席が多く、心配する必要はなかった。

 

乗車口は限定されており、8号車だったか7号車のドアの前にいる駅員にモバイルSuicaのグリーン券を見せて、列車に乗車した。

新宿から普通車に乗車する場合は、6号車から10号車に座ることになる。1号車から3号車は渋谷からの客に割り当てられている。グリーン車は4号車と5号車であり、こちらは乗車駅による区分けはないようであった。

グリーン車へ向かう。5号車には十数人いたかと思う。空いているという印象であった。

そのまま4号車へと進む。

4号車は、私が入ったときにはまだ無人であった。カーペット敷きで、豪華な雰囲気がある。デッキとの仕切りの壁は木目調のデザインで、これもまた高級感を醸し出している。

座席が2列+2列の横4列配置であるのは普通車と同じだが、座席の厚さ、シートピッチは大きく異なる。座り心地は意外と良い。ただ、センターアームレストがないので、知らない人と隣り合わせになると、落ち着かなさを感じるかもしれない。

前の座席には大型のフットレストがある。靴を脱いで使うタイプである。跳ね上げ式であり、足を載せていないと元の状態に戻る。

リクライニングも十分である。

テーブルは座席横の肘掛けから出るタイプである。

 

特急列車では珍しく、窓を開けることができる。

 

ドア上には絵が飾られていた。これも、車内に高級感を出すのに一役買っている。

 

「グリーン車自由席」の書体は、どことなく味がある。

 

洗面台。歴史を感じさせるものである。

石鹸を置く台には、袋入りの固形石鹸が置かれていた。

 

トイレ。いかにも和式を洋式に改造しました、という感じのものであった。ベビーチェアが手洗いの真上にある。

 

21時30分、定刻に新宿を出発した。4号車には私のほかにもう1人座った。

新宿を出ると、次は渋谷に停車する。21時35分に到着した。渋谷では前の車両のドアを開けたようで、ホーム上で駅員が乗客を前の方へ誘導しているのが見える。4号車にも5人ほど乗車してきた。

渋谷駅を21時38分に出発した。車内放送の後、しばらくしてから車掌が検札に来た。モバイルSuicaのグリーン券を見せ、端末にスマホをかざすと、車掌が「入鋏」の操作をする。グリーン券のステータスが「使用済み」になった。

列車は湘南新宿ラインのルートをとり、大崎を通過すると西大井へと進む。時速100km近くで走行し、多摩川を渡り、神奈川県に入る。

列車は東海道貨物線を進む。鶴見を通過し、京急の花月総持寺駅が左側に見えると、まもなく地下に入る。長いトンネルを通過して、外に出ると、JR貨物の横浜羽沢駅である。横浜羽沢駅を通過すると、再びトンネルに入る。トンネルを抜けると、東戸塚駅であった。

渋谷を出て最初の停車駅である藤沢には22時18分に到着した。普通車から降りていく客は多いようであった。4号車の車内はそのままである。

藤沢より先、この列車はライナー券不要の快速列車となる。

藤沢の次は茅ヶ崎である。茅ヶ崎には22時24分に到着した。

茅ヶ崎を出ると、ポイントを渡って貨物線から旅客線に移る。平塚には22時30分に到着した。隣のホームには22時28分発の沼津行きが停車している。本来は国府津で追い越す予定の列車であるが、向こうが遅れていたのか、この駅で追い越すこととなった。

平塚を出ると、大磯を通過して、22時39分に二宮、次いで22時43分に国府津に停車する。国府津を出ると、鴨宮を通過して、終点の小田原には定刻22時50分に到着した。

 

2020/11/2:小田急小田原線:急行:小田原→新宿

帰りは小田急に乗ることにした。新宿までの料金はJRが1,518円であるのに対し、小田急は891円である。小田急の株主優待券が安く手に入れば、さらに安く行けるであろう。

23時04分発の急行新宿行きは、本日の小田原から新宿へ行く最終電車である。

小田原を出発した時点では車内は空いていた。23時42分に到着した本厚木で一定数の客が乗車し、このあたりから立ち客も出始めた。そこまで混雑しているというわけではなかったが、座席が埋まっている状態は下北沢まで続いた。

終点の新宿には定刻0時32分に到着した。乗車してきた列車は、折り返し0時38分発の急行相模大野行きとなった。乗車口には長い列ができていた。

 

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【ホームライナー等の列車の乗車記録】

(JR)

7,静岡から三島へ:JR東海道本線:ホームライナー沼津2号:2020/1/11【2020/1東海】

東京から藤沢へ:JR東海道本線:湘南ライナー1号:2019/8/20

(私鉄)

大井町から長津田へ:東急大井町線:Qシート:2020/10/30

京急線:イブニング・ウィング16号:2020/9/25

西武新宿線・拝島線:拝島ライナー9号:2020/9/12

東京メトロ日比谷線・東武伊勢崎線:THライナー9号:2020/9/5

浅草から大宮へ:東武伊勢崎線・野田線:特急アーバンパークライナー1号:2019/11/21

 

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