2021年9月4日土曜日。長野駅から篠ノ井駅へ向かうバスを見つけたので、乗車してみた。
今回乗車したのは、アルピコ交通の「【32】運転免許センター篠ノ井線」である。この32系統は、平日・土休日、上り・下りで本数が異なるが、長野駅発を基準とすると、平日は21本、土日祝日は9本の運行である。そのうちの数本は途中の運転免許センター入口止まりであり、篠ノ井駅まで行くのは平日が17本、土日祝日が6本である。
2021/9/4:アルピコ交通(川中島バス):【32】運転免許センター篠ノ井線:長野駅→篠ノ井駅
篠ノ井駅行きのバスは、長野駅善光寺口の3番乗り場から出発する。
今回は、17時30分に長野駅を出る篠ノ井駅行きのバスに乗車した。
車内。(後ほど空いてから撮影)
カーテンが取り付けられていた。
乗車した車両は、後ほど調べたところによると、横浜市交通局の中古車であった。座席モケットのイラストは、横浜ベイブリッジや横浜ランドマークタワーであろうか。
この車両、中扉の開閉の際になる警告音が、学校のチャイムで耳にするウェストミンスターの鐘であった。バスでこのメロディーを聞いたのは初めてである。
整理券には「川中島バス」と書かれていた。川中島バスは2011年に松本電気鉄道に吸収合併されて「アルピコ交通」となって現在に至るが、現在も「川中島バス」の名は通称として残されており、停留所のポールでも「川中島バス」の文字を見かける。
バスは、定刻17時30分に長野駅を出発した。このバスのすぐ前には、同時刻に長野駅を出発した犀北団地行きが走る。
長野駅を出ると、バスはターミナル通りを走る。突き当たりの左側に長野バスターミナルがある。左折して、国道117号線・県庁通りに入り、まもなく、ターミナルの外にある6番乗り場に停車した。
長野バスターミナルであるが、かつては構内にも乗り場があり、ターミナル内で乗車券を購入することもできたという。ただ、2020年9月に構内乗り場が廃止、11月に乗車券窓口の営業も終了し、建物は残るもののバスターミナル機能は既にないとのことである。
長野バスターミナルのある辺りの地名を「中御所」と言う。この地名は、鎌倉時代に信濃国国衙の守護所「中御所」がこの辺りにあったことに由来するという。長野バスターミナルの次の停留所も、中御所である。
長野駅から前を走っていた犀北団地行きのバスは、中御所を出ると右へ曲がっていった。篠ノ井行きのバスは、引き続き国道117号線・県庁通りを走る
丹波島橋で犀川を渡る。丹波島橋南で初めての降車ボタンが押された。車通りが多く、既に5分遅れである。
丹波島橋南を出発して、右側の県道77号線に入ると、氷飽というエリアである。「氷鉋」と書いて「ひがの」と読む。難読地名であると思う。中氷飽北、中氷飽、上氷飽と停留所が続く。
川中島界隈を進む。運転免許センター入口までで、私以外の客が全員降りる。ここまで来ると、まもなく篠ノ井である。
ここまで走ってきた県道77号線から右に曲がり、篠ノ井、横町、篠ノ井駅前通りと続き、終点の篠ノ井駅に到着した。篠ノ井駅の東口に到着したのは18時06分であった。
長野駅から篠ノ井駅までの運賃は580円であった。ICカードは長野地域バス共通ICカード「KURURU」のみ使用可能であり、SUICAをはじめとしたその他の交通系ICカードには対応していない。現金で支払った。
乗車した車両は、「長野200か1107」であった。
篠ノ井駅東口。
篠ノ井駅の駅改札口は、階段を上がったところにある。
【アルピコ交通のバスの乗車記録】
長野から松本へ:アルピコ交通「長野-松本線」:2021/9/10
長野駅から鬼無里へ:アルピコ交通「【74】鬼無里線」:2021/9/23
長野から白馬へ:アルピコ交通「長野-白馬線」:2021/9/26