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15,ドレスデンからプラハへ:EC379:1等車:2020/3/2【2020/2ヨーロッパ】

投稿日:2020年3月26日

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ホテルで荷物を引き取った後、12時30分頃にドレスデン中央駅に到着した。ここから、チェコのプラハを経由してオーストリアのウィーンへ向かう。

ドレスデン中央駅は2層構造になっており、地平ホームは頭端式、高架ホームは相対式となっている。

出発まで30分ほど時間があるので、駅構内で昼食にすることにした。サンドイッチの店で、サンドイッチとカプチーノを注文した。6.8ユーロであった。

駅構内にはコインロッカーがある。コインロッカーの奥にトイレがある。トイレは有料で1ユーロ支払わなければならない。

 

2020/3/2:EC379:Berliner:Dresden Hbf. → Plaha hl. n.

ドレスデンからは、13時10分発のプラハ行きEC379列車でプラハへ向かう。ECとはユーロシティ(Eurocity)の略で、ヨーロッパにおける一般的な国際列車の種別である。EC379列車は、始発がドイツのキールであり、ハンブルグ、ベルリン、ドレスデンを経てプラハに向かう。キール発は7時42分、終点のプラハに到着するのは15時36分である。長距離列車である。

この列車に"Berliner"という列車名があることを、乗車してから車内のモニターで知った。ドイツの首都ベルリンを経由することに由来するのだろう。

EC379列車プラハ行きは、高架ホームの3番線からの出発であった。

3番線。

ホームには飲み物と菓子の自動販売機がある。

EC379列車の案内。

 

出発時刻の13時10分になって、プラハ行きのEC379列車が到着した。機関車も客車もチェコ鉄道所属であった。

ドアの横には列車名、車両名、行き先が書かれた表示器がある。

ドアにも号車番号が書かれた紙が差し込まれている。

 

私は、この列車の指定席券を2月29日にフランクフルト中央駅で購入していた。座席指定券によれば、私の座席は263号車である。駅の案内表示にも、確かに263号車はあった。しかし、到着した列車を見ると、1等車は262号車だけで、その前は牽引の電気機関車、後ろは食堂車である。列車を間違えたかと思ってモニターを見るが、たしかにこの列車である。念のため、隣の食堂車の係員に確認したが、この列車で間違えないと言う。指定券の日付も間違えていない。

こんなことがあるのかと驚きつつ、とりあえず1等車に入る。1等車の車内は、1列と2列の横3列シートである。空席はある。1列側の空席に座った。

1等車の車内(プラハ到着時に撮影)。

座席(乗車中に撮影)。

座席背面。大型のテーブル、フットレストがある。

座席上には表示器がある。ドイツのICEなどと同じで、座席が指定されている場合、この表示器に座席が指定されている区間が表示される。

電源がある。

座席下にはゴミ箱がある。

 

トイレ。

 

13時15分、EC379列車プラハ行きは5分遅れでドレスデンを出発した。

ドレスデンを出発してまもなくすると、車掌が来た。ドイツ鉄道の車掌である。レイルパスと指定席券を見せつつ、どういうことかと聞くと、263号車はキャンセルになったと言う。この座席に座って構わないとのことであったので、安心する。ただ、これでは座席指定券の意味がない。私がもう少し理屈っぽかったら、このことを指摘し、払い戻しはあるのかなどと聞いたのかもしれない。ただ、乗れて座れればそれで良いという性格なので、これ以上は聞かない。

特に何も考えずに1等車の1人席に座ったのだが、これは正解であった。1人席は進行方向左側であった。列車は、ドレスデン中央駅を出ると、左手にエルベ川を見ながら走る。景色が良い。

次の停車駅はバート・シャンダウである。温泉地として知られている街らしい。

バート・シャンダウ(Bad Schandau)には13時37分に到着した。

バート・シャンダウを出ると、再び車掌が検札に来る。バート・シャンダウ駅で管轄が変わったのだろう、チェコ鉄道の車掌であった。

バート・シャンダウを出発してまもなくすると、国境を越えてドイツからチェコに入る。

検札の後、車掌が、1人1本ずつミネラルウォーターを配布した。チェコ鉄道の1等車向けのサービスなのだろうか。たかがミネラルウォーターとはいえ、配られると嬉しい。ミネラルウォーターはチェコ製であった。

ちなみに、車掌は半袖のシャツを着ていた。車内を動き回るから、暑くなるのだろう。

カートでの車内販売があった。紅茶やコーヒー、サンドイッチ、お菓子がカートに載せられていた。コーヒーはスターバックスのカップが用意されていた。支払いはチェココルナとユーロのいずれでも構わないとのことであった。

13時55分、ジェチーン本駅(Děčín hl. n.)に到着した。”hl. n.”とは” hlavní nádraží”の略であり、英語だと”Main Station”、日本語だと「本駅」と訳されるようである。7分停車して、14時02分に出発する。

14時18分、ウースチー・ナド・ラベム本駅(Ústí nad Labem hl. n.)に到着する。

ウースチー・ナド・ラベム本駅を出発すると、エルベ川の向こうに古城が見える。

エルベ川に沿って走る。

15時27分、プラハ・ホレショヴィツェ(Praha-Holesovice)に到着する。

客車列車が併走する。

まもなくプラハに到着する。モニターでは乗り換え案内が表示される。

プラハ本駅の近くには歴史のありそうな建物も多い。

終点のプラハ本駅(Praha hl. n.)には15時37分に到着した。

 

1等車の客車。

 

食堂車。

 

2等車。

2等車はコンパートメントであった。

 

【2020/2ヨーロッパ】(目次

14,ドレスデン:空中鉄道ドレスデン(Schwebebahn Dresden):2020/3/2【2020/2ヨーロッパ】

15,ドレスデンからプラハへ:EC379:1等車:2020/3/2【2020/2ヨーロッパ】【←本記事】

16,プラハ本駅(Praha hlavní nádraží):2020/3/2【2020/2ヨーロッパ】

 

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