今度はバスで戻ろうと思う。駅前に4系統のバスが止まっていて、バスに貼られている停車地を見ると、「コムソモール広場」と書いてあるのが分かる。やっとこの地名は読めるようになった。ただ、車掌に聞くと、反対方向に行くバスだという。反対側に渡ってバスを待つが、なかなか来ない。寒い。
目の前を緑色の制服の警察官が通る。どこかで見た顔だと思い見ていると、あちらも気がついたようである。昨晩一緒の客室で寝た警察官であった。お互い言葉は通じないが、にやっと笑いあう。こちらが乗り歩いている間、あちらはお仕事をしていたのだろう。お疲れ様である。
結局バスが来ないので、ひっきりなしに出発している1番のバスに乗った。後で、このバスに乗り続けていればホテルの近くに行くことを知るが、このときはまだ知らなかった。もっとも、頻繁に運行しているバスなら、分からないところに行っても反対側のバス停からすぐに戻ってくることができるだろうと思って乗ったわけである。
バスにも車掌が乗っており、その車掌に15ルーブルを払うと切符をくれる。
バズに乗っていると、ほんの数分で右手にHK(エヌカー)シティが見える。その次のバス停で降り、エヌカーシティに行ってみる。
降りたバス停の側にあった店。「迎春」「大感謝祭」と書かれたのぼりがあったが、ちらっと覗いた限りでは日本関係の店ではないようであった。
エヌカーシティ。
このデパートはガイドブックにも載っている。わりと最近できたという。1階にマーケットがあったので、そこで水を買う。水は炭酸入りと炭酸なしの物がある。店員に英語で炭酸無しのミネラルウォーターを欲しいというと、大体意図は通じたようで、「ガス・ニェット」と言いつついくつか示してくれたので、2リットル入りボトルの中で一番安いやつをかごに入れる。惣菜も色々売っていたので、明日の夕食はここで買っても良いなと思う。ちなみに、日本食を売るコーナーや、日本のレトルト食品を売るコーナーもあった。レトルト食品は、日本で買うのと同じか、あるいはそれ以上の値段であった。
エヌカーシティの前から、1系統のトロリーバスに乗って大聖堂広場へ向かい、ホテルに戻った。1系統のトロリーバスは空港とコムソモール広場を結んでいる。最終日はこれにお世話になることになるだろう。
【2012/3中国・ロシア】(目次)
31,ハバロフスクの路面電車(2):2012/4/2【2012/3中国・ロシア】
32,ハバロフスク:エヌカーシティ:2012/4/2【2012/3中国・ロシア】【←本記事】
33,ハバロフスク:日本料理店「ユニハブ」:2012/4/2【2012/3中国・ロシア】
【ハバロフスク観光の記録】
29,ハバロフスク:ムラヴィヨフ・アムールスキー通り:2012/4/2【2012/3中国・ロシア】
32,ハバロフスク:エヌカーシティ:2012/4/2【2012/3中国・ロシア】【←本記事】
34,ハバロフスク:栄光広場ほか:2012/4/3【2012/3中国・ロシア】
35,ハバロフスク:中央市場:2012/4/3【2012/3中国・ロシア】
36,ハバロフスク2日目の午後:2012/4/3【2012/3中国・ロシア】
37,ハバロフスク:アムール川:2012/4/3【2012/3中国・ロシア】
39,ハバロフスク:中央市場ほか:2012/4/4【2012/3中国・ロシア】