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14,宮地から熊本へ:JR豊肥本線:特急かわせみ やませみ:2024/12/31【2024/12九州】

投稿日:2025年3月5日

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大分を13時46分に出る豊肥本線の普通豊後竹田行きに乗車して、豊後竹田で1分の乗り継ぎで宮地行きに乗り換えて、宮地には15時46分に到着した。ここから熊本へ向けて引き続き普通列車に乗る場合には、16時35分の肥後大津行きに乗り換えることになり、肥後大津でさらに熊本行きに乗り換えれば、熊本に18時06分に到着する。ただ、この日は、熊本~宮地間を走行する観光特急「かわせみ やませみ」の運行日であった。せっかくなので、この特急列車に乗車してみることにした。

特急列車であるから、青春18きっぷでは乗車できない。事前に乗車券と座席指定券をJR九州のインターネット予約サービスで購入し、駅の券売機で発券をしていた。計3,360円である。

 

特急「かわせみ やませみ」は、キハ47系の改造車両で、肥薩線を運行する観光列車として2017年に営業を開始した。「かわせみ やませみ」の名前の由来は、肥薩線沿線の球磨川流域に生息する翡翠(かわせみ)、山翠(やませみ)という小鳥であるという。ただ、2020年7月の令和2年7月豪雨(熊本豪雨)で肥薩線の八代~吉松間が被災して同区間が長期運休に入ったのち、2022年9月から活躍の場を豊肥本線に移し、土休日を中心に熊本~宮地間で運行している。

 

2024/12/31:JR豊肥本線:特急かわせみ やませみ:宮地→熊本

豊後竹田からの宮地行きは、15時46分に宮地に到着した。宮地駅は1面2線で、ホームの反対側には15時47分発の特急かわせみ やませみが出発を待っていた。こちらに乗車する。

行先表示。

 

特急「かわせみ やませみ」はキハ47系2両編成で、私が乗車した1号車は青色の「翡翠(かわせみ)」、熊本方先頭の2号車は緑色の「山翠(やませみ)」である。各車両、リクライニングシートと、窓側に面したカウンター席、ボックス席で構成されている。

 

1号車のリクライニングシートは青系のモケットである。

座席。

 

テーブル。

 

2号車の座席は緑系である。

 

この車両は通勤用車両からの改造であるが、窓の位置などはそのままのようで、座席と窓があっていない箇所や、そもそも窓が小さい席が散見される。観光列車としては致命的な感じがするが、改造コストとの関係でやむを得ない判断だったのかもしれない。JR九州の「かわせみ やませみ」を紹介するウェブページに登載されている座席表にも、注意書きがある。

 

カウンター席。

 

ボックス席。

 

1号車の車端部には車いす対応のトイレが設置されている。

温水洗浄便座である。

 

1号車のドア脇にはサービスコーナーのようなカウンターがある。

 

1号車の車端部、トイレの横にはスタンプコーナーがある。

ポストカード状のスタンプ用紙が置かれている。

 

宮地を15時47分に出発した。

宮地の次は、阿蘇に停車する。宮地からの客は多くなかったが、阿蘇では外国人観光客を中心に一定数の乗車があった。もっとも、この日は空席が散見され、私の隣にも客は来なかった。

 

2号車にはビュッフェがあり、軽食やグッズの販売が行われている。

瓶入りの晩白柚サイダー、300円也。晩白柚は「ばんぺいゆ」と読み、ザボンの一品種で、熊本県八代市の特産品であるという。

いきなりパイ、600円也。温めるのに時間がかかるとのことで、後程、座席まで持ってきてくれた。

「いきなりパイ」は、さつまいもと餡バターをパイ生地で包んで焼いたものとのことである。パイにはくまモンの焼印がある。美味しくいただいた。

 

車窓から。

 

赤水を通過して10分ほどだろうか、下から線路が見えてくると、16時14分、駅ではないところで停車する。

赤水駅と立野駅は7.9km離れているが、赤水駅が標高465m、立野駅が標高277mで、標高差が180m以上ある。そのため、立野駅の手前では三段式スイッチバックがあり、列車は進行方向を変えて標高を下げていくことになる。アテンダントが、スイッチバックの案内を描いたパネルを持って車内を巡回する。

運転手が反対側の運転台に移動し、ゆっくりとした速度で坂を下り、立野駅に入る。

 

立野には16時19分に到着した。南阿蘇鉄道との乗換駅である。ここで3分ほど停車して、再び進行方向を変える。

【→南阿蘇鉄道の乗車記録はこちら

 

立野を出発して12分、16時34分に肥後大津に到着する。駅近くにはマンションも立ち並び、熊本のベッドタウンとなっている。熊本空港の最寄り駅でもあり、熊本空港へ行く無料乗り合いシャトル「空港ライナー」も出発する。

【→空港ライナーの乗車記録はこちら

 

肥後大津を出ると、次の停車駅は終点の熊本である。肥後大津から熊本までは電化区間となっており、本数も毎時2本から5本設定されている。列車は街中を走る。

 

熊本に近づくと、アテンダントが飴玉を配った。

 

白川を渡ると、まもなく終点の熊本である。

 

熊本には定刻17時08分に到着した。宮地から1時間20分である。

 

1号車の「翡翠(かわせみ)」。

車体側面。

 

2号車の「山翠(やませみ)」。

車体側面。

 

熊本駅。

 

【2024/12九州】(目次

13,大分から宮地へ:JR豊肥本線:2024/12/31【2024/12九州】

14,宮地から熊本へ:JR豊肥本線:特急かわせみ やませみ:2024/12/31【2024/12九州】【←本記事】

15,熊本:東横INN熊本新市街:シングル:2024/12/31【2024/12九州】

 

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15,平成駅(熊本県:JR豊肥本線):キハ147形:2021/12/12【2021/12九州】

8,JR豊肥本線:特急九州横断特急3号:2021/12/11【2021/12九州】

 

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7,五所川原から秋田へ:JR五能線:快速リゾートしらかみ4号:2006/2/18【2006/2北東北】

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