東京都交通局5300形電車は、1990年から97年にかけて8両編成27本が製造され、都営浅草線及びその相互乗り入れ先で運用に入っていたが、2018年に新車5500形が投入されて以降、順次本数を減らしている。
2021年7月の段階では、1994年度に近畿車輛で製造された5319編成と5320編成の2本が残るのみとなっていた。
【→2021年7月の東京都交通局5300形の記録はこちら】
新車5500形は、2021年9月に全27編成が揃った。その頃、ほぼ時を同じくして、5300形の5319編成が廃車となったようである。2022年まで残った5300形は5320編成の1編成のみであった。
2022/1/1:京急空港線・本線・逗子線:エアポート急行:羽田空港第1・第2ターミナル→逗子・葉山
2022年1月1日土曜日。この日、都営5300形は、相互乗り入れ先である京急線の羽田空港~逗子・葉山間を往復する運用に入っていた。これに乗ることにして、夜、羽田空港へ向かった。
21時25分に羽田空港第1・第2ターミナルを出るエアポート急行逗子・葉山行きが都営5300形による運行であった。東京都交通局の車両であるが、都営浅草線には乗り入れず、京急線内で完結する列車である。
5320編成である。
ドア上の電光表示器では、各駅の到着案内は表示されず、列車種別と行先のみが表示された。
エアポート急行は、羽田空港第1・第2ターミナルを出ると、空港線内は京急蒲田まで各駅に停車する。京急蒲田駅では、品川から羽田空港へ行く列車も使用する1番線に到着する。京急蒲田で進行方向を変え、京急本線を進む。途中、京急川崎、京急鶴見、神奈川新町、京急東神奈川、横浜、日ノ出町、井土ヶ谷、弘明寺、上大岡、杉田、能見台、金沢文庫に停車する。
金沢文庫に到着したのは22時15分であった。ここで、後続の特急三崎口行きを先に行かせるために5分ほど停車する。
金沢文庫を22時20分に出発し、その次の金沢八景から逗子線に入り、逗子線内は各駅に停車し、終点の逗子・葉山には22時30分に到着した。
逗子・葉山駅は、かつて新逗子駅と称した。2020年3月14日の改称により現在の駅名となった。
2022/1/1:京急逗子線・本線:逗子・葉山→金沢文庫
逗子・葉山に到着した都営5300形は、折り返し、22時36分発普通金沢文庫行きとなった。
さすがに、この時間帯、車内にはほとんど人がいなかった。
1号車。運転台側から。
反対側から。
車いすスペースがある。
優先席は青色の座席である。
ドア。電光表示器は千鳥配置である。
電光表示器がないドアの上には、路線図がある。京成線の成田空港から京急線の三崎口までの全駅が書かれている。
終点の金沢文庫には22時46分に到着した。
客を降ろした後、すぐにドアを閉め、進行方向を変え、車両基地に回送されていった。
【京急線の乗車記録】
3,京急線:モーニング・ウィング3号:京急1000形20次車:2021/11/5【2021/11北海道】
5,久里浜から品川へ:京急線:快特:ウィング・シート:2020/10/3【2020/10千葉・神奈川】
3,京急本線・久里浜線・逗子線・羽田線:2012/3/28【2012/3中国・ロシア】
【都営浅草線を走る車両】