長野から松本へ向かうには、JR篠ノ井線の普通・快速列車、特急しなの号、さらに平日には高速バスがあるが、今回は特急しなの号に乗車することにした。
特急しなの号は、名古屋と長野をJR中央本線・篠ノ井線経由で結ぶ特急列車である。1日13往復の運行であり、長野から乗車する場合、長野駅の始発は6時09分、最終が19時40分である。
今回、乗車に際しては、「信州しなの料金回数券」という回数券を使用した。この回数券は、長野~塩尻間の特急しなの号の自由席特急券に代わるものである。券面には「特急しなの号の自由席に片道1回ご利用になれます」と書かれている。もっとも、JR東日本のウェブページを見ると、「特急「しなの号」は普通車指定席の空席もご利用になれます。この場合、指定席券をお持ちのお客さまがお越しになった際は席をおゆずりください。」と記載があった。つまり、自由席が満席でも、この回数券を使用していれば、指定席に空席があると着席可能なのである。この回数券は4枚綴り2,080円であるが、今回は、長野駅善光寺口の近くにある金券ショップの自動券売機で、1枚590円で購入した。
その自動券売機で、長野から松本までの普通回数券も購入した。こちらは1枚1,120円であった。通常運賃が片道1,170円であるから、50円安い。
2021/9/20:JR篠ノ井線:特急しなの6号:長野→松本
2021年9月20日月曜日。敬老の日である。
長野を9時01分に出る特急しなの6号名古屋行きに乗車することにした。長野駅6番線からの出発である。
列車はJR東海383系6両編成である。先頭が6号車で一番後ろが1号車、自由席は前寄り6号車と5号車、指定席は4号車から2号車、グリーン車は1号車である。先頭車がパノラマ構造になっているのは1号車のみで、反対側は貫通型である。
自由席は2両のみであったが、2席並びで空席の箇所も多かった。
座席。各座席にはフットレストが備わっている。
背面テーブル。
窓枠は、飲み物程度なら置くことができる余裕がある。
暖房中は座席の下が熱くなる場合があるという。注意書きがあった。
デッキと車内の間には荷物置き場がある。
デッキ。
洋式トイレ。
おむつ交換台が備わっている。
男子小用トイレ。
洗面所。
くずもの入れ
4号車のデッキには飲み物の自動販売機があった。特急しなの号では車内販売の営業はないが、飲み物であれば車内でも購入可能である。
品揃えは、水、お茶、コーラ、珈琲である。
特急しなの6号名古屋行きは、定刻9時01分に長野を出発した。
次の停車駅である篠ノ井までは信越本線である。この区間は、左側に北陸新幹線の高架がある。
篠ノ井では数名の乗車があり、9時09分に出発した。篠ノ井を出ると篠ノ井線に入る。姨捨を経て冠着までは上り勾配が続く。
特急しなの号は、篠ノ井と松本を無停車で走る列車も多いが、聖高原か明科の何れかに停車する列車もある。しなの6号は明科に停車する列車である。明科には9時38分に到着した。
松本が近くなると大糸線が右側から合流する。まもなく大糸線北松本駅が見える。篠ノ井線も並行して走っているが、篠ノ井線の方にはホームがない。
松本には9時52分に到着した。今回はここで列車を降りた。
【同区間のバスの乗車記録】
長野から松本へ:アルピコ交通「長野-松本線」:2021/9/10
【特急しなの号グリーン車の乗車記録】
塩尻から長野へ:JR篠ノ井線:特急しなの11号:グリーン車:2021/9/11
【JR東海の特急型車両の乗車記録】
7,静岡から三島へ:JR東海道本線:ホームライナー沼津2号:2020/1/11【2020/1東海】
【JR篠ノ井線の乗車記録】
塩尻から長野へ:JR篠ノ井線:特急しなの11号:グリーン車:2021/9/11