2025年3月15日のダイヤ改正から、JR中央線の東京~大月間ならびにJR青梅線のうち中央線に直通する列車で運用に就くE233系で、グリーン車のサービスが開始となった。12両編成の4号車と5号車に2階建てグリーン車が組み込まれている。
2025/10/13:JR中央・青梅線:青梅特快:新宿→青梅
2025年10月13日月曜日。新宿を12時20分に出発する青梅特快の青梅行きに乗車した。グリーン料金は、Suicaグリーン券が50kmまで750円、100kmまで1,000円、101km以上が1,550円であり、駅で紙の切符を購入する場合と車内で購入する場合は上述の金額にそれぞれ260円を加算した料金となる。ただ、JREポイントからSuicaグリーン券を交換することもでき、その場合は、JREポイントのステージに応じて400ポイントないし600ポイントで利用可能である。今回はJREポイントを利用した。


従来の首都圏の普通列車グリーン車の車両の乗降用ドアでは片開きの細いドアが採用されていたところ、中央線のグリーン車では、東京駅における短時間での折返しや、各駅でのスムーズな乗降を可能にするため、両開きが採用された。


半自動式で、中央線の東京~高尾間では自動で開閉するが、その他の区間ではボタンで開閉する。

今回の乗車は、祝日のちょうど昼の時間帯であった。新宿を出発した時点で、2人掛けを1人で使うことのできる程度の乗車率であった。同時間帯の新宿発着の湘南新宿ラインと比較して空いていると感じたが、列車本数は中央線の方が格段に多いので、このことも関係するであろう。
乗車した際に、Suicaを頭上の端末にタッチするのは、他の首都圏の普通列車グリーン車の車両と同じである。
立川を経て青梅線に入り、福生を過ぎると、私の乗車していた4号車の2階は私だけになったので、車内を見て回る。
2階。内装は横須賀線のE235系と類似している。


座席は、以前に乗車した横須賀線のE235系グリーン車と同じであろうか。ただ、乗降用ドアを両開きにしてデッキ部分を広くしたため、座席数確保の観点から、ドア間の2階建て部分を従来の車両より延長しつつ、シートピッチはこれまでの970mmから950mmに狭めたという。もっとも、この程度のシートピッチの差異は、言われたところで実感がわかない。


背面テーブル。


肘掛の先端にコンセントが設置されている。

ドリンクホルダー。

案内表示器は液晶で、2階も1階も通路脇の壁にはめ込まれている。

1階。座席のモケットは2階と同じである。

平屋部分。


4号車と5号車の間にトイレと洗面所がある。

洋式トイレ。

洗面所。

デッキにくず物入れが設置されている。

終点の青梅には13時20分に到着した。

【普通列車グリーン車の記録】
JR横須賀・総武快速線ほか:E235系1000番台:グリーン車:2023/8/19
14,坂出から岡山へ:快速マリンライナー54号:グリーン車:2023/6/24【2023/6西日本】
19,JR高崎線:E231系:グリーン車:2022/3/26【2022/3東日本・東海】
6,JR東北本線(宇都宮線):E233系3000番台:グリーン車:2022/2/23【2022/2栃木】
JR東海道本線:湘南ライナー9号:グリーン車:215系:2020/11/6