西武秩父線と秩父鉄道線は、1つの駅で直接接続しているわけではないが、西武秩父線の西武秩父駅、秩父鉄道線の御花畑駅付近で、両線は寄り添っている。西武秩父駅・御花畑駅は両路線の乗換駅として案内されており、徒歩5分程度である。
もっとも、西武秩父線と秩父鉄道線は、西武秩父駅構内の横瀬寄りにある連絡線を介して線路が繋がっている。この連絡線は、西武秩父線から秩父鉄道線の三峰口方面、長瀞・熊谷・羽生方面のいずれにも乗り入れることができる構造となっている。横瀬方面から三峰口方面へ向かう列車は、西武秩父駅に停車した後、スイッチバックで連絡線に進入する。横瀬方面から長瀞方面へ向かう場合は、西武秩父駅のホームには入らずに、そのまま秩父鉄道の御花畑駅に入る。2023年5月当時のダイヤでは、土休日のみ1日に数本、両線を直通する列車が運行されている。
2023/5/20:秩父鉄道線・西武秩父線:各停:三峰口→西武秩父
2023年5月20日土曜日。
今回は、三峰口から西武秩父へ直通する列車に乗車した。
三峰口から西武秩父へ直通する列車は、土休日のみ1日1本のみの運行で、三峰口を10時55分に出発する。この列車は、西武池袋線の飯能から10時17分に三峰口に到着した列車の折返し運用である。西武鉄道の車両を西武線内に戻すために設定された列車という感じだろうか。
車両は西武4000系4両編成が充てられる。
西武4000系に乗車したのは初めてである。西武4000系は、1988年から1992年にかけて、4両編成が12本製造された。かつては池袋まで乗り入れていたが、現在は主に飯能~西武秩父間と土休日の秩父鉄道線直通運用に充当されている。
ドアは1両に2つある。
側面の行先表示。
車内はセミクロスシートである。
ボックス席。座席間隔は広い。
頭を置く部分が柔らかく膨らんでおり、全体的に座り心地が良い。
窓側にはテーブルがある。
カーテン。
車端部はロングシートである。
優先席。
ドア。
車内外にドアスイッチがあるが、この列車では使われていなかった。
ドア上には西武鉄道の路線図が貼られていた。
三峰口方先頭車にはトイレとフリースペースが設置されている。
トイレの使用灯。
トイレは和式である。
トイレの反対側は座席のないスペースとなっている。車いすスペースのようにも見えるが、明確な表示はない。窓配置が妙な感じであるが、かつてはここに自動販売機が置かれていたらしい。
製造された時期が同時期ということもあってか、既に運用が終了している東武6050系と、どことなく重なる部分があるように感じられた。
定刻10時55分に三峰口を出発した。三峰口から乗車したのは4両あわせて数名であった。
列車は、秩父鉄道線内各駅に停車する。
浦山口駅では何名かまとまった乗車があった。
影森には11時11分に到着した。車掌が、秩父鉄道線の御花畑、長瀞方面へは行かないこと、そちらへ向かう場合は11時19分発の羽生行きに乗り換えるようにとの案内を繰り返し行った。
影森を出てしばらくすると、右側から西武秩父線が近づいてきた。
秩父鉄道線の線路を左に見つつ、右側の西武秩父駅への連絡線を上がる。
上がり終えると、今度は、左側に秩父鉄道線御花畑駅方面への連絡線が見える。
西武秩父駅には11時15分に到着した。
西武秩父駅にて。
【秩父鉄道の乗車記録】
羽生から三峰口へ:秩父鉄道:急行秩父路1号:秩父鉄道6000系:2023/5/20
2,秩父鉄道:秩父鉄道7500系:2019/10/4【2019/10埼玉】
【西武鉄道の乗車記録】
西武新宿線:特急小江戸41号(ニューレッドアロー):2021/11/13
3,西武秩父線・池袋線:特急ちちぶ36号:2019/10/4【2019/10埼玉】
5,西武拝島線・西武園線:2011/9/10【2011/9インドネシア】
11,西武多摩川線・京王競馬場線:2010/5/23【2010/5関東】
10,西武池袋線・狭山線・山口線・多摩湖線:2010/5/23【2010/5関東】