和歌山県御坊市の御坊~西御坊間わずか2.7kmを結ぶ紀州鉄道線に乗車した後、御坊駅には16時21分に戻ってきた。御坊からは紀勢本線で和歌山へ戻り、乗り残していた末端区間の和歌山~和歌山市間に乗車をする。
2022/8/29:JR紀勢本線:普通:御坊→和歌山
御坊からは、16時33分発の紀勢本線普通和歌山行きに乗車した。
車内は1列+2列の転換クロスシートであった。
車窓から。
かつて有田鉄道が分岐していた藤並を過ぎると、海南、和歌山は北に位置するにも拘わらず、紀勢本線は有田川に沿って西へ大きく進路を変え、箕島を出た後に北東へ進路を変える。海南まで大きく迂回して進む。
加茂郷から冷水浦の付近では車窓左側に和歌浦湾が見える。「冷水浦」と書いて「しみずうら」と読む。これもなかなかの難読駅名である。
終点の和歌山には17時36分に到着した。御坊から和歌山までは普通列車で1時間である。
2022/8/29:JR紀勢本線:普通:和歌山→和歌山市
紀勢本線は三重県の亀山駅から紀伊半島を一周して和歌山へ至る路線であるが、和歌山側の起点・終点は和歌山駅ではなくて和歌山市駅である。和歌山~和歌山市間は、昼間は1時間に1本、朝夕は2本の列車が設定されており、全ての列車がこの区間内で完結する。
和歌山市行きの列車は和歌山駅8番線から出発する。乗り継ぐ際には中間改札口を通る必要がある。
17時42分発の和歌山市行きに乗車した。
列車は2両編成のワンマンカーであった。
和歌山線と線路を少し共有した後、左へカーブし、阪和線の線路の上を立体交差で通過する。
途中の紀和は1面1線の高架駅であり、平凡な中間駅であるが、この駅は、1898年に、現在の和歌山線の前身である紀和鉄道の和歌山駅として開業した。和歌山線は、かつては現在の和歌山駅ではなくこちらに繋がっていた。一時は和歌山市の中心駅としての位置づけであり、広大な敷地を有したという。
紀和を過ぎると高架を降り、右側に南海本線が見えると、終点の和歌山市に到着する。
和歌山駅から和歌山市駅までは3.3km、7分であった。和歌山市には17時49分に到着した。
柵を隔てて隣は南海電鉄のホームである。
和歌山市駅の改札口は自動改札機であるが、JRの駅員は常駐していない。青春18きっぷなど自動改札機非対応の乗車券を持っている場合は、改札機に設置されているインターホンで係員に連絡し、カメラを介して切符を遠隔で確認してもらうという方式となっている。先日の東羽衣駅や和歌山駅の中間改札口もこの方式であった。
和歌山市駅は、キーノ和歌山という大型商業施設の中にある。
キーノ和歌山には和歌山市民図書館も入っている。
和歌山市駅は南海電鉄の和歌山側のターミナル駅で、窓口もある。
一方、JRの駅はおまけのような感じである。
切符売り場も簡易的な自動券売機が2つあるだけである。
2022/8/29:JR紀勢本線:普通:和歌山市→和歌山
折返し、17時58分発の和歌山行きに乗車し、和歌山まで戻った。
和歌山市駅のJR線のホームは、2番線の1つだけである。
先ほど和歌山から乗車した列車が、折返し17時58分発の和歌山行きとなる。1本の車両が行ったり来たりする運用のようである。
終点の和歌山には18時04分に到着した。
【2022/8近畿】(目次)
23,紀州鉄道:KR300形:2022/8/29【2022/8近畿】
24,御坊から和歌山市へ:JR紀勢本線:2022/8/29【2022/8近畿】【←本記事】
25,和歌山から関西空港へ:JR阪和線・関西空港線:2022/8/29【2022/8近畿】
【紀勢本線の乗車記録】
3,名古屋から亀山を経て松阪へ:JR関西本線・紀勢本線:2022/8/27【2022/8近畿】
21,新宮から名古屋へ:特急南紀8号:2021/12/26【2021/12西日本】
20,新大阪から新宮へ:特急くろしお11号:パンダくろしお「Smileアドベンチャートレイン」:2021/12/26【2021/12西日本】