鉄道 日本の鉄道 民鉄(西) 記録 2022/8近畿

23,紀州鉄道:KR300形:2022/8/29【2022/8近畿】

投稿日:2022年10月22日

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和歌山電鐵で和歌山から貴志まで往復した後、和歌山に14時10分に戻ってきた。この後は、紀州鉄道に乗りに行く。紀州鉄道は、和歌山県御坊市の御坊~西御坊間わずか2.7kmを走る路線である。この路線は、1931年に御坊臨港鉄道の路線として開業した。かつては西御坊から先、太平洋に注ぐ日高川河口近くにある日高川駅まで線路が延びており、貨物輸送も行われていたという。1984年に貨物輸送が廃止され、1989年に現在の西御坊~日高川間が廃線となり、現在の形となった。

 

2022/8/29:JR紀勢本線:普通:和歌山→御坊

和歌山から14時22分発の紀勢本線普通御坊行きに乗車した。

クロスシートの車両かと思い、弁当を購入して乗車したらロングシートであった。とはいえ、乗客は少なく、車端部の席も空いていたので、ここで開いて、そそくさといただいた。

終点の御坊には15時23分に到着した。

 

2022/8/29:紀州鉄道:普通:御坊→西御坊

御坊駅。紀州鉄道の御坊駅はJR御坊駅と入口を共有している。

御坊駅駅舎内。

このあたりでは「クエ」がとれるという。

 

紀州鉄道の運賃は車内で支払うことになっている。駅員に紀州鉄道に乗る旨を告げてホームへ行く。改札口を通って左側に進むと、紀州鉄道の0番線ホームがある。

西御坊行きの列車は、JR紀勢本線の普通列車と接続するように設定されているらしい。次の西御坊行きは15時33分発である。

 

車両はKR300形であった。元信楽高原鐵道SKR300形で、富士重工業で1995年に製造され、2015年に紀州鉄道に譲渡された車両である。

文武天皇の后、聖武天皇の母親である藤原宮子は、現在の御坊市の生まれと伝えられているらしい。

 

車内はセミクロスシートである。

運転台付近。

 

富士重工平成7年製。

 

全線乗り通すと180円である。

 

西御坊駅の近くにある「ふく田」という和菓子店の広告があった。

 

新型コロナウイルス感染症対策のポスター。

 

列車は15時33分に出発した。紀勢本線和歌山方面の線路を右へ見つつ出発し、すぐに左へ分かれる。

 

最高速度は時速40kmらしいが、列車は時速20km程度で走っているようである。のんびりとした走りである。

車窓から。

 

学門駅。和歌山県立日高高校・附属中学校の最寄り駅である。

 

学門駅と次の紀伊御坊駅の駅間距離は0.3kmである。

紀伊御坊駅の手前には、紀州鉄道キハ600型が保存されていた。

 

紀伊御坊駅。沿線唯一の有人駅で、到着に合わせて駅員が出てきた。車両基地もあり、紀州鉄道の運用上の拠点となっている駅である。この列車には数名乗車していたが、私を除いて全員がここで降りた。

 

紀伊御坊駅を出ると、もう使われていないキテツ1形の横を通り過ぎた。

 

紀伊御坊から0.6kmで、次の市役所前駅に到着する。駅名の通り、御坊市役所の最寄り駅である。

 

市役所前駅から0.3kmで終点の西御坊に到着した。到着は15時41分、御坊を出てから8分であった。180円を払って列車から降りた。

 

西御坊駅。

小さいながら駅舎がある。

駅舎内。

駅舎側から見たホーム。

ホームは狭い。

 

観光マップが掲示されていた。

 

紀州鉄道線は、JR御坊駅で紀勢本線の列車に接続するダイヤが組まれている。折返しの御坊行きは16時13分である。30分ほど時間がある。

 

駅前には商店街があった。

 

反対側に歩くと、少し大きな通りに出た。国道42号線である。信号を挟んで、ツタヤと業務用スーパーがある。

 

この通りを少し歩いてみた。

 

熊野御坊南海バスの西御坊停留所があった。

御坊駅方面へのバスもあるが、そこまで本数が多いわけではない。

 

バス停の近くに、ふく田という和菓子店があった。列車内でも広告が出ていたお店である。

色々な種類のお菓子が売られており、目移りしたが、適当に選んで購入した。

 

紀州鉄道のイラストが入った「紀州鉄道りんこー」。

紀州鉄道の説明書きが入っていた。

ミカンの味がする求肥もちが、キハ600形の焼き印の押された薄皮に包まれている。美味しくいただいた。

 

ばら売りでも3つほど購入した。「日高川の鮎」はどら焼きの皮状のものに求肥もちが入ったお菓子、「ふるさと散歩道」はカボチャの餡が入ったパイ、「ふるさと紀州梅一粒」は、梅を白あんで包んだ饅頭であった。どれも優しい味で美味しくいただいた。

 

2022/8/29:紀州鉄道:普通:西御坊→御坊

西御坊駅へ戻る。

 

16時13分発の御坊行きの列車に乗車した。

西御坊からの客は私のほかにもう1名いた。市役所前では乗降はなかった。紀伊御坊から数名の乗車があった。学門からは学生が多く乗り込んできて、座席がほぼ埋まった。

終点の御坊には16時21分に到着した。学門から乗ってきた学生は、全員が紀勢本線へ乗り換えていった。

 

【2022/8近畿】(目次

22,和歌山電鐵貴志川線:うめ星電車:2022/8/29【2022/8近畿】

23,紀州鉄道:KR300形:2022/8/29【2022/8近畿】【←本記事】

24,御坊から和歌山市へ:JR紀勢本線:2022/8/29【2022/8近畿】

 

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