5,小倉から大分へ：JR日豊本線：特急ソニック7号：883系：2021/12/11【2021/12九州】

投稿日：2021年12月29日

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2021年12月11日土曜日。この日は、まず小倉駅で「みんなの九州きっぷ」を発券し、9時17分発の日豊本線特急ソニック7号で大分へ向かう。

小倉駅の指定席券売機で「みんなの九州きっぷ」を発券する。指定券券売機の「予約したきっぷのお受取り」画面から「JR九州列車予約サービス」に進み、クレジットカードを挿入すると発券できる。

「みんなの九州きっぷ」は指定席に6回まで乗車可能であるが、指定券の発券は「みんなの九州きっぷ」の発券後でないといけないらしい。「みんなの九州きっぷ」を発券したので、早速指定券を購入しようと思うが、発券の仕方が分からない。結局窓口に行き、取り急ぎ、すぐに乗車する2枚の指定券を発券してもらった。その際に、券売機での購入方法について確認すると、「回数券等で指定席予約／指定席の変更」の画面から可能とのことであった。次回以降はそちらで試してみようと思う。

小倉駅改札口付近。開放的な空間である。

2021/12/11：日豊本線：特急ソニック7号：小倉→大分

まず、小倉を9時17分に出発する日豊本線特急ソニック7号で大分へ向かう。特急ソニックは、福岡県と大分県とを結ぶ特急列車であり、1時間に1本から2本の運行である。

ソニック7号は博多始発で、小倉駅の7番線に9時15分に到着した。

特急ソニックは883系か885系のいずれかによる運行であるが、7号は883系による運行であった。特徴的な外観である。1994年から1997年にかけて製造された車両であり、登場から20年以上経っているが、外観は古さを感じさせない。

特徴的なのは外観だけでなく、内装もである。

普通車の車内。

座席。座り心地は良い。

かつてはフットレストがあったようであるが、今は取り外されている。

頭を置く部分が特徴的な構造となっている。

背面テーブル。

肘置きの下に小さなテーブルもある。

窓の下にも飲み物を置くスペースがある。

テーブル上には、新型コロナウイルス感染症対策の注意書きが書かれたシールが貼られていた。

カーテンには「ソニック」のロゴや「883」の文字が入れられている。

荷物棚はハットラックタイプである。

壁にはコンセントが設置されている。

デッキとの仕切り戸の上には案内用の電光表示器がある。

客室の床はフローリングとなっている。通路の中央部に等間隔で正方形の模様が入れられている。この模様をよく見ると、"WONDERLAND EXPRESS SONIC"や"HAKATA OITA"などといった文字が刻まれている。

車内には、大型の荷物を置くことのできる区画もある。

通路。明るい色使いである。

フリースペースといった感じであろうか。

隣の車両との仕切り戸。

デッキ。展示スペースがあるなど、ギャラリーのようになっている。

ドア。

トイレと洗面所は一体となっている。

洗面台の反対側にトイレがある。

日豊本線特急ソニック7号大分行きは、定刻9時17分に小倉駅を出発した。

発券時には窓側の空席が既になく、通路側になった。小倉の時点で窓側には客がおり、相席となった。窓側のほぼすべてが埋まり、通路側にも所々に客がいるといった感じであった。

日豊本線の起点は西小倉であるが、西小倉駅は、小倉から鹿児島本線で博多方へ一駅進んだところである。したがって、博多発の特急ソニックは、進行方向を変えて博多方へ戻る形で出発することになり、都合、鹿児島本線の小倉～西小倉間を二度通ることになる。

西小倉から日豊本線に入る。列車は、大分までの間に行橋、宇島、中津、柳ヶ浦、宇佐、杵築、別府に停車する。

列車名の「ソニック」は英語で「音速の」を意味する形容詞である。もちろん音速で走るわけでなく、特急ソニックの最高速度は時速130kmと特急列車では一般的な速度であるが、振子式装置を採用しているため、曲線区間も高速で通過することができる。この車両の導入により、博多～大分間は約30分程度の時間短縮を達成したのだという。ただ、その分、高速走行時の車体の揺れは大きい。乗り心地は、よく言えば力強さが感じられるものであるが、あまり良くはない。

宇佐から杵築にかけては、国東半島の根元の部分の山岳地帯を走行する。杵築を出て3駅目の暘谷を通過すると進行方向左側には別府湾が広がる。大分の一つ手前の西大分付近まで、別府湾を左手に見つつ進む。

温泉の町である別府で一定数の降車があり、車内は空いた。終点の大分には10時44分に到着した。