JR三角線は、熊本県の宇土と三角の25.6kmを結ぶ路線で、1899年に開業した。現在は、全ての列車が鹿児島本線の熊本を始発・終着としている。多客期には観光特急列車「A列車で行こう」が設定されているが、定期列車は普通のみで、運行間隔は1時間から1時間半に1本程度である。
2022/9/9:JR鹿児島本線・三角線:普通:熊本→三角
鳥栖を13時55分に出た区間快速八代行きは、熊本に15時19分に到着した。駅構内のカフェで休憩した後、16時発の三角線直通普通三角行きに乗車することにした。
ホームに上がると、カメラを構えている客が多い。この日、15時53分発の鹿児島本線普通鳥栖行きには415系が充当されていた。この車両も本数をだいぶ減らしているらしい。
16時発の三角行きは、キハ147形2両編成での運行であった。
キハ147形は、JR九州で、非電化路線のスピードアップのためエンジンを換装して出力増強を図った車両である。
もともとは、1979年(昭和54年)に、キハ47形として新潟鉄工所で製造された。
列車は定刻16時に熊本を出発した。宇土までは鹿児島本線を走る。車内は、高校生を中心に乗客が多く、熊本で乗車した時点では既に座席はなかった。宇土でロングシートの部分に座ることができた。
宇土で三角線に入る。車窓は復路に楽しむこととして、居眠りをしつつ過ごす。終点の三角には16時53分に到着した。
三角駅は1面1線で、側線を持つ。駅のホームは長く、途中に柵があり、その先には行けないようになっている。
ホームから見た三角駅駅舎。
外に出てみた。
駅舎内。有人駅である。
宇土半島の先端に近いところに位置し、駅を出てすぐ前が三角港である。
2022/9/9:JR三角線:普通:三角→宇土
折返し、16時59分発の熊本行きで、鹿児島本線との接続駅である宇土まで向かう。
熊本行きの車内は空いていた。
車内はセミクロスシートである。
運転台付近では座席が撤去され、運賃箱が設置されている。
車端部。
壁には扇風機のスイッチがある。
天井では扇風機が回っていた。暑い日であった。
熊本方の車両にはトイレがある。
和式トイレである。
熊本行きの列車は、定刻16時59分に三角を出発した。
三角を出ると、三角線は北東へ向かい、宇土半島を縦断する。三角の次の波多浦を出ると、その次の石打ダム駅、赤瀬駅は山の中といった感じである。乗降客もいない。
赤瀬を出ると、宇土半島の北側に出る。進行方向左側に有明海が見える。
「おうだ」と読ませる網田駅のあたりでは内陸部に入るが、肥後長浜のあたりで再び有明海に近づき、海のすぐ側を走る。
住吉を出ると東に進路を向け、内陸を走り宇土へ向かう。住宅も多く、線路のすぐ左側を走る道路は一定の交通量がある。
三角線の終点であり、鹿児島本線との接続駅である宇土には17時37分に到着した。
2022/9/9:JR鹿児島本線:普通:宇土→八代
宇土で、17時42分発の八代行きに乗り換えた。
本日は、このあと、新八代駅から高速バスで宮崎へ向かう。バスの出発時刻は19時02分で、少し時間があるので、一旦、八代駅まで行ってみることにした。車内は、通学の高校生で混雑しており、終点の八代まで立っていた。
八代には18時07分に到着した。
【2022/9九州】(目次)
7,鳥栖から熊本へ:JR鹿児島本線:815系:2022/9/9【2022/9九州】
8,JR三角線:2022/9/9【2022/9九州】【←本記事】
9,新八代駅から宮崎駅へ:産交バス「B&Sみやざき563号」:2022/9/9【2022/9九州】
【キハ40系の乗車記録】
13,長門市から下関へ:JR山陰本線:2021/12/25【2021/12西日本】
11,益田から長門市へ:JR山陰本線:2021/12/25【2021/12西日本】
15,平成駅(熊本県:JR豊肥本線):キハ147形:2021/12/12【2021/12九州】
13,JR日豊本線・吉都線・肥薩線:2021/12/12【2021/12九州】
9,五稜郭から七飯へ:JR函館本線:キハ40形:2021/3/20【2021/3北海道】
8,道南いさりび鉄道:2021/3/20【2021/3北海道】