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7,スカイレールサービス 広島短距離交通瀬野線:2022/12/30【2022/12西日本】

投稿日:2023年3月5日

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広島市安芸区に、「スカイレールタウンみどり坂」という住宅団地がある。この団地は山の斜面を利用して作られており、麓にある山陽本線瀬野駅とこの団地とを結ぶ交通機関として、スカイレールサービスという会社が「広島短距離交通瀬野線」を1998年に開業した。「スカイレール」とも呼ばれているこの路線、総延長はわずか1.3kmであるが、高低差は路線全体で180mあるという。

調べたところによると、この路線は、懸垂式モノレールとロープウェイを掛け合わせたようなものと称される「ロープ駆動式短距離交通システム」というシステムを採用し、駅構内ではリニアモーター駆動で、駅間ではワイヤーロープを掴んで運行する。車両はいわゆるゴンドラ状のものである。このシステムを用いている路線は、スカイレールが国内で唯一だという。

ただ、2022年11月に、2023年末を以てスカイレールの運行終了とバスへの置き換えが検討されている旨の報道がなされた。今のうちに乗っておくことにした。

 

2022/12/30:スカイレール:みどり口→みどり中央

スカイレールの起点であるみどり口駅は、JR山陽本線瀬野駅と繋がっている。瀬野駅から通路を通ってみどり口駅へ向かう。

 

みどり口駅は、2階が改札口、3階が乗り場となっている。

 

自動券売機が2台ある。

料金は170円である。時刻表を見ると、昼間は1時間に4本、15分間隔での運行であるが、特に平日の朝晩は本数が多い。

 

ここで切符を購入した。170円である。切符にはQRコードが入れられている。

 

自動改札機にこのQRコードをかざして通過する。

 

16時30分発のみどり中央行きに乗車した。

車両は1両単体で動く。(以下、一部写真は1月1日夜に撮影)

 

車内。座席は8席あり、中央部は立ち客用のスペースとなっている。

 

車両によっては、座面部分の色が濃紺になっている。

 

ちなみに、停車中の車両の後ろには、次の便に充当される車両が待機している。

 

車両は1997年製造であった。開業時からの車両であろう。製造元は三菱重工業である。

 

一方で、2018年製の車両もあった。

 

今回乗車した16時30分発のみどり中央行きの乗客は、私のほか、親子連れが2組いた。親子連れは、いずれもこの路線に乗車しに来たという風で、帰りも一緒の便であった。

時間になると、ブザーが鳴りドアが閉まり、勢いよく動き出す。

みどり口を出ると、ぐんぐんと高度を上げていく。揺れは結構大きい。

団地が山の斜面上に作られていることもあり、スカイレールの下は階段となっている。

両側には住宅が並ぶ。

 

住宅街の上を進むゴンドラに乗っていると、かつてコロンビアのメデジンで乗車した「メトロカブレ」を思い出した。

 

中間にみどり中街駅がある。

みどり中街では少し停車したが、ここでの乗降はなかった。

 

みどり中街を出ると、さらに高度を上げて、終点のみどり中央へ至る。

 

みどり中央駅には16時35分に到着した。

反対側の乗車ホームには、16時40分発の便が停車していた。

 

車両は、客を降ろすと、ドアを閉めて、転回場へ入っていく。

みどり中央駅ホームの窓から撮影。下の方には公園があった。

 

みどり中央駅。

駅を出るとすぐに住宅街である。

 

自動券売機。

 

自動販売機コーナー。

 

急な雨天時に使うことのできる「お助け傘」が置かれていた。

 

スカイレールタウンみどり坂の案内。相当大きな団地であり、駅から離れたところにも住宅は多い。駅近くに住んでいる人にはスカイレールは便利かもしれないが、駅から離れているところに住んでいると、駅に行くまでが一苦労な感がある。

 

2022/12/30:スカイレールサービス:みどり中央→みどり口

この住宅に用があるわけではないので、みどり口へ戻る。

帰りの乗車券。

 

乗車した車両のすぐ後ろには、次の便に充当される車両が待機している。

 

16時40分にドアが閉まり、みどり中央を出発した。帰りは、親子連れの他に、この団地に住んでいる風の人が1名乗車していた。

5分ほどでみどり口に到着した。

みどり口駅の方も、駅のさらに向こう側は転回場になっている。(1月1日夜撮影)

 

客を降ろすと、車両のドアが閉まり、ホーム側のドアも閉まる。

 

みどり口駅側から見たJR瀬野駅。

 

2022/12/30:JR山陽本線:普通:瀬野→糸崎

瀬野から、本日の宿泊先である糸崎へ向かう。

17時03分発の糸崎行きに乗車した。3両編成で、車内は混雑していた。両数をどのように決めているのか分からぬが、先ほど乗車した列車は8両編成だったので、だいぶ差がある。

227系は、「瀬野八」の急勾配を軽々と上り、西条、白市、三原を経て、終点の糸崎には18時01分に到着した。

 

【2022/12西日本】(目次

6,福山から糸崎を経て瀬野へ:JR山陽本線:113系・227系:2022/12/30【2022/12西日本】

7,スカイレールサービス 広島短距離交通瀬野線:2022/12/30【2022/12西日本】【→本記事】

8,糸崎:HOTEL AZ 広島三原店:シングルルーム:2022/12/30【2022/12西日本】

 

【コロンビア・メデジンのメトロカブレ乗車記録】

21,メデジン:メデジンメトロ(4):メトロカブレJ線:2014/9/18【2014/9コロンビア】

15,メデジン:メデジンメトロ(2):メトロカブレK線・L線:2014/9/16【2014/9コロンビア】

 

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