日本の船 記録 2006/7北海道

18,知床(2)知床観光船知床岬コース:2006/8/1【2006/7北海道】

投稿日:2019年5月26日

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道東観光開発の事務所で昼の弁当を買ってから、観光港に行く。9時50分頃になると乗船が開始され、知床観光船「オーロラ2」に乗船する。船内は椅子席とデッキがあり、とりあえず椅子席の方へ座る。

やや空腹であったため、時間は早いが昼の弁当を食べる。蟹の身がぎっしりと詰まった弁当はおいしかった。

食べ終わった頃に出航する。椅子席の窓は少し汚れているので、デッキに出る。すでにデッキのベンチにも手摺にも人が多い。

所々にある見所では、テープの声で説明が入る。私も手摺越しに知床半島を眺める。滝のように水が流れているところ、岩がえぐられて荒々しい肌を見せているところ、淡い緑色のこけや木で埋め尽くされているところなど、見ていて飽きない風景が続く。空も見ていて楽しい。幾羽ものウミネコやカモメが、ギャーギャーと賑やかな音を立てながら船の周りを飛び交っている。

出航後約110分で、知床岬付近に到達する。この頃になるとデッキは多くの人で埋め尽くされた。ほとんどの人がカメラを構えている。岬の先端は木がない。緑色のこけがまだらに岩肌に生えている。加藤登紀子の「知床旅情」がスピーカーから流れ始め、汽笛も数回なる。

見所は知床岬だけではない。うっすらとではあるが、北方領土の一つである国後島も見える。案内によると、この船だと知床岬から約40分でロシア領海に入り、国後島まで90分ほどでたどり着けるとのことであった。

 

知床岬を回りはせず、そのままUターンをする。多くの人がお互いの記念写真を撮り合っている。私も写真撮影を数回頼まれ、私も撮ってもらった。

船内では「知床岬視察証明書」が希望者に配られる。この証明書は絵葉書になっていて、「あなたを 北緯44度22分・東経145度20分 日本最後の秘境 知床半島の最突端・知床岬を知床観光船船上から視察されましたことを証明します」と書かれている。遠くまで来たという実感がわいてくる。

帰りもデッキ上には人が多かったが、行きほどではなかった。

硫黄山に近づいた頃、相方のオーロラとすれ違う。あちらの展望デッキも混雑している。お互いにポーッと汽笛を鳴らし、デッキ上の人が手を振り合う。船ならではの光景である。

13時50分、定刻より5分遅れでウトロ観光港に到着した。

 

【2006/7北海道】(目次

16,知床斜里からウトロへ:斜里バス:2006/8/1【2006/7北海道】

17,知床(1)オロンコ岩:2006/8/1【2006/7北海道】

18,知床(2)知床観光船知床岬コース:2006/8/1【2006/7北海道】【←本記事】

19,知床(3)知床五湖:2006/8/1【2006/7北海道】

20,知床(4)知床自然センター・フレペの滝:2006/8/1【2006/7北海道】

 

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