ソロ・バラパンを13時05分に出発するプラメックス(Prameks)でジョグジャカルタへ向かう。
プラメックスは、ソロとジョグジャカルタ(一部はクトアルジョ)とを結ぶ近郊列車である。旅行当時は、1日10往復の運行であった。朝から夜まで運行しているが、運行間隔はばらばらであり、3時間近く空く時間帯もある。
列車にも乗車券にも”Prameks”と書かれているのでそれが正式な列車名だと思っていたのだが、どうやら、正式名称は”Prambanan Ekspres”らしく、その一部をとって”Prameks”と呼ばれているらしい。
2019/8/2:PRAMEKS:261:Solo Balapan → Maguwo
ソロ・バラパン駅切符売り場。
乗車券。
13時05分発のジョグジャカルタ行きプラメックス261列車に乗車する。列車名は”PRAMEKS”だが、前面には”PRAMEXS”と書かれている。
先頭車の一部は機器室となっていた。
かつて2011年にバンドン近郊で乗車した車両と同じだろうか。
【→その時の記録はこちら】
サボは”PRAMEKS”であった。
車内はロングシートであった。車内に入ったのは12時40分頃であったが、既に一定の客が乗車していた。
出発時間が近づくにつれさらに混雑してきた。
定刻にソロ・バラパンを出発する。次に停車したプルウォサリ(Purwosari)では座席がすべて埋まり、立つ客も多かった。
この列車では車掌が検札に来る。私と同様に切符を見せている客もいるが、車掌にスマホの画面を見せている客が多い。”KAI Access”というアプリであろう。近時、インドネシア国鉄では、近郊列車の乗車券をこのアプリで購入することができるようになったらしい。私もスマホにダウンロードしていたのだが、少なくともこの旅行時は、外国人が自国のクレジットカードでそのまま決済できるような仕組みにはなっておらず、私は使用しなかった。
そのままジョグジャカルタまで乗っても、ジョグジャカルタで時間をもてあますことになる。沿線に少し気になっていた駅がある。その駅で一旦降りて、次の列車でジョグジャカルタへ向かうことにした。
14時04分、マグウォ(Maguwo)で列車を降りる。ここはジョグジャカルタ・アジスチプト空港の最寄り駅であるという。ここで降りる客は多い。中にはスーツケースを持っている客もいたが、大半は、駅からそのまま外に出るといった感じの人であった。
次のジョグジャカルタ方面行きは14時58分なので、予めその列車の乗車券を購入してから、空港へ向かった。
空港へは、駅から連絡通路が繋がっている。
その通路を通ると、アジスチプト空港のコンコースであった。アジスチプト空港にはターミナルは2つあり、目の前にあるのは従来からのターミナルAであった。
2015年に開業したターミナルBは、徒歩で行くことのできるところにあるらしいが、見た感じかなりの距離があった。
ジョグジャカルタ空港からは、鉄道のみならずバスも出発している。むしろ、バスが空港輸送のメインだろうか。
ダムリのバスターミナルがあった。ボロブドゥールに行くバスもここから出ているようである。バスの出発時刻までまだ時間があるのか、それともそもそも本数が多くないのか、周りに人は少なく、のんびりとした雰囲気が漂っていた。
市内行きのトランスジョグジャのバスターミナルもある。トランスジョグジャは、インドネシアの都市でよく見られる、高床構造で専用のバス停から乗車するバスである。
2019/8/2:Prameks:263:Maguwo → Yogyakarta Tugu
マグウォ駅に戻る。
2019年5月、ジョグジャカルタ近郊に、ジョグジャカルタ国際空港という空港が開業した。それを受けて、アジスチプト空港の最寄り駅であるマグウォと、ジョグジャカルタ国際空港の最寄り駅であるWojoとを結ぶ、"KA Bandara"という空港連絡列車が登場した。この2つの空港、どう見ても羽田と成田、伊丹と関空のような関係ではなく、一見、この列車の存在意義が分からない。1日1往復だけの運行らしい。
ソロ、ジョグジャカルタへは1日10本の列車が走っている。
改札内のRoti’Oで菓子パンを購入する。Rp12,000也。
マグウォ駅ホーム。
14時58分発のプラメックスでジョグジャカルタへ向かう。先ほどの車両とは異なる車両であり、車内もボックスシートで構成されていた。混んでいたが空席はあった。
車内(終点到着後に撮影)。
消火器だろうか。日本語が書かれていたので気になった。
終点の一つ手前のレンプヤンガン(Lempuyangan)で車内は少し空いた。この駅は、ジョグジャカルタにある2つの主要駅のうちの1つで、Ekonomi主体の長距離列車が使用する駅である。
終点のジョグジャカルタ・トゥグ駅には15時15分に到着した。こちらは、Eksektif主体の長距離列車が使用する駅である。
到着口へ向かう。売店や食堂が並んでいた。
ジョグジャカルタ・トゥグ駅。
駅前で保存されていたディーゼル機関車。
ジョグジャカルタ・トゥグ駅前。ホテルが並んでいる。
【2019/7インドネシア】(目次)
11,ソロ・ティルトナディバスターミナル(Terminal Tirtonadi):2019/8/2【2019/7インドネシア】
12,プラメックス(PRAMEKS)とジョグジャカルタ・アジスチプト空港:2019/8/2【2019/7インドネシア】【←本記事】
13,ジョグジャカルタからスラバヤへ:サンチャカ(Sancaka)86列車:2019/8/2【2019/7インドネシア】
【過去のプラメックス(PRAMEKS)乗車記録】
10,ソロバラパン駅からプルウォサリ駅へ:プラメックス(Prameks):2018/2/4【2018/2インドネシア】