京成グループのバス会社は、東京駅方面から千葉県内へ「マイタウン・ダイレクトバス」と呼ばれる高速バスを運行している。主に千葉県内から東京都内への通勤需要を想定しており、朝は千葉県側から、夕方に東京からの便が運行される例が多い。現在は、新浦安方面、千葉北IC方面(ちばきたライナー)、志津・臼井・ユーカリが丘方面、千城台方面の4つのルートが設定されている。
今回は、2010年に運行を開始した、東京駅と千城台・御成台車庫を結ぶ路線に乗車することにした。この路線、かつては京成バスと千葉フラワーバスの共同運行で、御成台車庫から先、八街駅を経て成東まで運行していたらしいが、現在では千葉フラワーバスが運行から撤退して、御成台車庫から成東までの区間は廃止となっている。2024年5月現在、毎日1往復の運行で、御成台車庫発は6時10分、東京駅発は19時30分である。
2024/5/3:京成バス:マイタウン・ダイレクトバス:東京駅八重洲口前→御成台車庫
2024年5月3日金曜日。憲法記念日である。東京駅を19時30分に出発する御成台車庫行きに乗車することにした。
この路線は、東京駅では京成バスの東京駅八重洲口前3番乗り場から出発する。JR高速バス乗り場とは違う場所である。東京駅八重洲口から出て、外堀通りの信号を渡ったところで左折し、外堀通りをすすむ。
駅の出口を出てから2,3分だろうか、鉄鋼ビルの向かい側に乗り場がある。
バスは5分ほど前にバス停に到着した。
車内には横4列の座席が並んでおり、後部にトイレが設置されている。各座席には、USB充電のポートが設置されている。
15名程度の客が乗り込み、定刻19時30分に東京駅3番乗り場を出発した。
宝町出入口から首都高速都心環状線に入る。江戸橋ジャンクションで6号向島線、箱崎ジャンクションで9号深川線、辰巳ジャンクションで湾岸線に合流する。
高谷ジャンクションを経て東関東自動車道に入り、20時01分、宮野木ジャンクションで京葉道路に入る。20時06分、貝塚ICで高速を降りる。このあたりに、荒屋敷貝塚という縄文時代の貝塚の跡がある。
一般道に入ると、まもなく若葉貝塚の停留所に到着する旨の案内が流れる。ここは加曽利貝塚にも近い。
若葉貝塚、小倉団地入口では降車客がおらず、最初に停車したのは小倉台駅であった。千葉都市モノレールの駅である。到着時刻は20時15分で、定刻が20時37分であるから、22分の早着である。
ここから、モノレールの高架沿いに20時17分に小倉団地、20時19分に千城台北駅、20時22分千城台駅に停車し、数名ずつ降りていく。
千城台駅を出ると、右折して、御成台入口、清爽の街、御成台中央、情報大正門前の順に停車する。地図を見る限り、この辺りは住宅街となっている。清爽の街で他の客が全員降りていき、私だけになった。
運賃は、全区間、現金1,150円、ICカード1,050円である。
終点の御成台車庫には20時30分に到着した。19分の早着であった。
御成台車庫は、京成バス千葉営業所に併設の車庫である。バスは私を降ろした後、すぐに車庫に入っていった。
向かい側の停留所からは、御成台車庫始発の千葉駅、都賀駅方面へのバスが出発する。
千葉駅へは2つのルートがあり、土日も昼間は1時間に計6本の運行である。
都賀駅へも1時間に1本から2本程度の便がある。
高速バスのポールもあるが、最初に記したとおり、現在、御成台車庫から東京駅方面へのバスは1日1本のみである。網掛けされている時刻は運休中である。
このあたりでは、コミュニティバス「さらしなバス」の運行がある。
バス停の前にはセブンイレブンがある。
信号を渡って向こう側は東京情報大学である。
20時42分発の「つ01」系統都賀駅行きに乗車し、千城台北駅まで向かった。
千葉都市モノレール千城台北駅。
無人駅である。
駅名標。
時刻表。昼間は平日も土休日も1時間に5本である。
千城台行きの列車が出発していった。
【マイタウン・ダイレクトバスの乗車記録】
東京駅から千葉北IC周辺へ:京成バス「マイタウン・ダイレクトバス:ちばきたライナー」:2023/6/4
佐倉から東京へ:ちばグリーンバス「マイタウン・ダイレクトバス:国立歴史民俗博物館・DIC川村記念美術館ルート」:2023/5/5
東京からユーカリが丘へ:千葉内陸バス「マイタウン・ダイレクトバス:ユーカリが丘ルート(四街道ルート)」:2023/5/3
秋葉原から新浦安へ:京成バス「マイタウン・ダイレクトバス:新浦安ルート」:2022/8/11