2014年9月20日土曜日。この日は、夜のフライトで帰国する。まずは、既にチケットを購入しているので、退役したスペースシャトル・エンデバーを見にカリフォルニアサイエンスセンターに行くことにする。
8時に起床し、シャワーを浴び、9時過ぎに朝食、10時過ぎにチェックアウトをする。スーツケースを預かってもらう。
2014/9/20:Metro:Red Line:Vermont/Sunset → 7th Street/Metro Center
この時間帯のホテル界隈は、浮浪者もおらず、治安の問題を感じさせなかった。
バーモント/サンセット(Vermont/Sunset)駅の入口。
バーモント/サンセット(Vermont/Sunset)駅の券売機で、ボタンを押して、TAPカードをタッチして、クレジットカードを入れて、改めてTAPカードをタッチして、1日乗車券を購入する。
このTAPカードを最初に自動改札機にタッチした日に1日乗車券が有効となる。
レッドラインで7番街/メトロセンター(7th Street/Metro Center)へ向かう。
(別の時に撮影)
2014/9/20:Metro:Expo Line:7th Street/Metro Center → EXPO/USC
7番街/メトロセンターでエキスポラインに乗り換えて、EXPO/USCまで行く。前回ロサンゼルスに来たときは、まだエキスポラインは開通していなかったと思う。7番街/メトロセンター駅のホームはブルーラインと共通で、車両もブルーラインと共通のようであった。
EXPO/USCで降りる。
USCは"University of South California"、つまり南カリフォルニア大学の略称である。駅を降りて進行方向右手に大学があり、左手にカリフォルニアサイエンスセンターがある。
カリフォルニアサイエンスセンター前には、戦闘機と旅客機の実機が展示されている。旅客機は、ユナイテッド航空のDC-8型機である。
入場料自体は無料であった。エントランスから2階に上がると、マーキュリー計画でチンパンジーを乗せて打ち上げるのに使われた宇宙船、ジェミニ11号で使われたジェミニの司令船、アポロ・ソユーズ共同計画で使用されたアポロ司令船が展示されている。
30分ほど展示を見てから、スペースシャトル・エンデバーの展示へ向かう。予約していた11時45分にはまだ時間がある。ただ、人が少なかったからか、チケットを見せるとすぐに入れてくれた。
タイヤの展示(触ることができる)、スペースシャトルのトイレ、食事、打ち上げの紹介を順に見ていく。
次に、カリフォルニアサイエンスセンターまでどのようにしてエンデバーを運んだのかをまとめたドキュメンタリーを見る。B747を改造した特別機でロサンゼルス空港まで運ばれ、そこから大きな台車に載せて運んだのであるが、道を封鎖し、一部は街路樹を切ってスペースを確保したのだという。住宅街の中を進むエンデバーは、極めて違和感のあるものである。途中で木に引っかかりそうになって立ち往生したこともあったようである。空港から68時間かけてサイエンスセンターまでたどり着いたという。
ちなみに、エンデバーを初め、スペースシャトルの本体部分、これをオービタというらしいが、いずれもカリフォルニア州ダウニーのロックウェル社で作られたものである。その意味では、カリフォルニアサイエンスセンターでのエンデバーの展示は、里帰りともいえるのだろう。
最後に、別の棟で展示されているエンデバーと対面する。スペースシャトルの実物を見たのは今回が初めてであるが、飛行機よりも角張っているなというのが第一印象であった。飛行機に似ているが、エンジン一つとっても旅客機のそれとは形状が全く異なっていた。なかなか興味深く、1時間近くここに滞在した。エンデバーが25回も宇宙に行ったこと、エンデバーが様々な技術、それもきわめて優れた技術の集合体であるのだろうということは形式的には理解できるのだが、実生活とあまりにもかけ離れているのか、いざ実物を目にしても、「これが宇宙に行ったのか」という程度の感想しか持つことができなかった。
1セントコインを変形させて記念のメダルを作る機械があったので、やってみた。
【2014/9コロンビア】(目次)
32,ロサンゼルス:トラべロッジ・ハリウッド(Travelodge Hollywood):Double Room:2014/9/19【2014/9コロンビア】
33,ロサンゼルス:カリフォルニアサイエンスセンター:2014/9/20【2014/9コロンビア】【←本記事】
34,ロサンゼルスからサンペドロへ:2014/9/20【2014/9コロンビア】